2026年2月18日、世界は冬季五輪の熱狂と、新しい春を迎える祝祭のムードに包まれています。本日これまでに届いた、スポーツ、ライフスタイル、そして地域社会の重要な動向をまとめてお伝えします。
ミラノ五輪:日本勢の快挙と歴史を刻む挑戦
現在開催中のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪において、日本代表が輝かしい成果を上げています。スピードスケート女子団体パシュートでは、日本が悲願の金メダルを獲得しました。北京五輪の悔しさを糧に、佐藤綾乃選手を中心とした「プッシュ作戦」という新戦術を敢行。一糸乱れぬ究極のチームワークで世界の頂点に返り咲きました[10]。
フィギュアスケートのペア種目でも歴史が動きました。「りくりゅう」こと三浦璃来・木原龍一ペアが日本初の金メダルを獲得。木原選手を巡っては一時、国籍に関する誤解がネット上で飛び交う場面もありましたが、愛知県出身の純粋な日本人として、長年の苦労を結実させた滑りは世界を魅了しました[9]。
女子シングルでは、本日早朝に世界女王・坂本花織選手が登場。悲願の個人戦金メダルに向けた集大成の演技に期待がかかるほか、初出場の千葉百音選手ら日本勢の表彰台独占にも注目が集まっています[5]。また、崖っぷちに立たされているカーリング女子「フォルティウス」は、23歳の新星・小林未奈選手をスタメンに起用。強豪カナダ戦での逆転劇を狙います[1]。
一方で、ノルディック複合のレジェンド、渡部暁斗選手は競技存続の危機という重圧を背負いながら、自らの集大成としての戦いに挑んでいます。山本涼太選手ら次世代との融合で、日本の伝統を守り抜く覚悟です[7]。
祝祭と経済:17億人の「丙午」とインバウンドの変容
アジア圏では農暦新年(春節)が幕を開けました。2026年は「丙午(ひのえうま)」の活気に満ち、AI技術と伝統が融合した新しい祝祭スタイルが世界規模で展開されています。経済効果は1.38兆元に達し、世界20カ国以上で法定休日となるなど、その影響力はますます強まっています[2]。
日本を訪れる旅行者の動向には変化が見られます。日中関係の影響で訪日客数は2019年比で6割程度に留まるものの、リピーター層による「地方分散」が加速。北海道や東北などの地方都市で体験型消費を楽しむ「日本ファン」が、インバウンドの質を支える新たな力となっています[6]。
地方創生の分野では、2024年に世界文化遺産となった「佐渡島の金山」が注目されています。衆議院議員の津島淳氏らによる政治の力が外交的難局を突破し、現在はMaaSなどの最新技術を導入した持続可能な地域活性化のモデルケースとして、新たな歩みを始めています[3]。
社会・経済・カルチャー:日常に戻る「伝説の味」と表現者の進化
私たちの生活に身近な話題では、日本マクドナルドが人気メニュー「マックポーク」を5年ぶりに復活させると発表しました。2月25日から230円(単品)という戦略的価格でレギュラーメニューに加わり、SNSでは早くも歓喜の声が上がっています[4]。
エンタメ界では、俳優・実業家として飛躍するMEGUMIさんが「令和のグラビア論」を展開。コンプレックスを努力で克服し、現在は制作側としてNetflixなどと強力なタッグを組む彼女の美学にスポットが当てられています[11]。また、声優の降幡愛さんは、10年以上にわたり歩んできた『ラブライブ!サンシャイン!!』黒澤ルビィ役からの卒業と、新たな未来への決意を語りました[14]。
このほか、人気漫画『HUNTER×HUNTER』のカイトの能力に隠された転生の謎を追う深層レポート[13]や、サッカーのACLEでヴィッセル神戸がジョホールに敗れ、首位陥落を喫したニュースなどが届いています[12]。
最後に注意喚起です。昨日夕方、岡山県総社市の高梁川河川敷で約3ヘクタールを焼く大規模な火災が発生しました。空気が乾燥するこの時期、火の取り扱いには十分ご注意ください[8]。
【ミラノ・コルティナ五輪】渡部暁斗の集大成と次世代の挑戦、ノルディック複合日本代表の覚悟
ニュース要約: 2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪を控え、ノルディック複合日本代表が最終調整に入った。3大会連続メダリストの渡部暁斗が競技存続の危機を背負い「集大成」として挑むほか、山本涼太や谷地宙ら次世代のエースが世界の頂点を目指す。ベテランの経験と若手の勢いが融合し、競技の未来を懸けた日本勢の熱き戦いがイタリアの地で幕を開ける。
【ミラノ・コルティナの風】ノルディック複合、新旧交代の結実へ――渡部暁斗の「集大成」と山本涼太・谷地宙が挑む競技の未来
【2026年2月18日:共同】
2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の開幕まで、残すところ一ヶ月を切った。雪上の格闘技とも称される「ノルディック複合(コンバインド)」の日本代表チームは、今まさに決戦の地イタリアを見据え、最終調整の段階に入っている。
今大会の日本勢最大の注目は、長年「日本の顔」として君臨してきたキング・オブ・スキー、渡部暁斗(37=北野建設)の集大成だ。そして、その背中を追い続けてきた山本涼太(長野日野自動車)と谷地宙(山形県スキー連盟)ら次世代を担う精鋭たちが、競技存続の危機という荒波の中で、いかにして世界の頂に挑むのか。ベテランの経験と若手の勢いが融合する、日本代表の現状を追った。
■「最後の挑戦」に懸ける渡部暁斗の使命感
ソチ、平昌、北京と3大会連続でメダルを獲得してきた渡部暁斗にとって、今大会は自身のキャリアの「完結編」となる。37歳という年齢は、過酷なクロスカントリーを伴うこの競技では異例のベテランと言えるが、その存在感は今なお圧倒的だ。
渡部は昨今のノルディック複合を取り巻く厳しい環境に対し、強い危機感を隠さない。IOC(国際オリンピック委員会)による実施種目の再編議論により、女子種目の不在や競技人口の偏りを理由に、2030年大会以降の存続が不透明な状況にあるからだ。
「自分ができるベストを尽くすことで、この競技の魅力を一人でも多くの日本人に届けたい」。渡部がSNS等を通じて発信するメッセージには、単なる個人の栄光ではなく、競技の未来を守るという悲壮なまでの決意が滲む。今季のワールドカップでも、ジャンプの精度を維持しつつ、後半のクロスカントリーで戦略的な位置取りを見せる「ベテランの戦い方」を確立しており、本番でのメダル獲得への期待は自然と高まる。
■「先行逃げ切り」の山本涼太と「怒涛の追い上げ」の谷地宙
渡部の後を継ぐダブルエースとして期待されるのが、山本涼太と谷地宙の二人だ。
山本涼太の最大の武器は、世界トップクラスの「ジャンプ精度」にある。ノルディック複合の勝負を分ける前半のジャンプにおいて、山本は常にK点越えを狙える瞬発力と技術を持っており、グンダーセン方式で優位に立つ「先行逃げ切り型」の展開を得意とする。昨シーズンからの強化ポイントである空中姿勢の安定感が増したことで、ジャンプ後のタイム差を広げる能力はさらに磨きがかかっている。
一方で、後半のクロスカントリーで驚異的な粘りを見せるのが谷地宙だ。谷地は、心肺機能の強化と効率的な滑走フォームを追求し、ジャンプで生じた数十秒のハンデを、1周ごとに確実に削り取っていく「追い上げ能力」に定評がある。集団走行での駆け引きや、ラストのスプリント勝負で見せる爆発力は、かつての渡部暁斗を彷彿とさせるものがあり、日本チームの総合力を支える鍵となる。
■過酷な世界情勢と日本チームの戦略
現在、世界のノルディック複合界は、24-25シーズンで圧倒的な強さを見せたビンツェント・ガイガー(ドイツ)やヨハネス・ランパルター(オーストリア)らを中心に回っている。これら海外勢の「走力」は凄まじく、日本勢が表彰台を射止めるためには、前半ジャンプで圧倒的なリードを築いた上で、後半のクロスカントリーにおいて組織的な走図を組み立てる必要がある。
加藤大平コーチを中心とした指導体制のもと、日本チームは「ジャンプ比重の再認識」と「クロスカントリーにおけるスプリント力の底上げ」という二段構えの戦略をとっている。特に今大会のコースは標高が高く、酸素の薄い環境下での持久戦が予想される。山本が作った流れを、谷地や渡部がどう繋ぐか。チームとしての結束力が試される。
■競技の未来を背負うミラノへの道
ノルディック複合というスポーツは、ジャンプの華やかさと、クロスカントリーの泥臭い忍耐が共存する、北欧の伝統が生んだ究極の競技だ。しかし、その伝統も時代の変化という荒波に晒されている。
渡部暁斗から山本涼太、そして谷地宙へ。受け継がれる「日の丸・コンバインド」の魂は、イタリアの雪原でどのような輝きを放つのか。彼らの飛躍と疾走は、単なる勝敗を超え、この競技がオリンピックという舞台で今後も生き残り、次世代に夢を繋ぐための重要な証明となるだろう。
日本代表の戦いは、まもなく火蓋を切る。
(文:特別取材班)