高橋文哉「覚醒」の1年:GW超大作出演から秋ドラマ企画プロデュースまで、若き才能の挑戦
ニュース要約: 俳優・高橋文哉が表現者として「覚醒」し、2026年に向けて勢いを増している。GW超大作『SAKAMOTO DAYS』での研ぎ澄まされたガンアクションに加え、秋ドラマでは企画プロデュースにも進出。声の演技や重厚な人間ドラマにも挑み、GQアワードを受賞するなど、マルチタレントとして確固たる地位を築きつつある。
高橋文哉、表現者としての「覚醒」:2026年GW超大作から秋ドラマ主演・プロデュースまで、挑戦し続ける若き才能
俳優・高橋文哉(24)の勢いが止まらない。2025年を振り返ると、彼は単に話題作に出演する若手俳優という枠を超え、自ら作品のプロデュースを手掛けるなど、表現者としての多角的な才能を開花させた一年であった。特に、2026年ゴールデンウィーク公開予定の超大作実写映画への出演決定や、秋ドラマでの新たな試みは、彼のキャリアにおける大きな転換点として注目を集めている。
GW超大作で魅せる、研ぎ澄まされたガンアクション
高橋文哉が次に挑むのは、2026年GW公開の注目作『SAKAMOTO DAYS』である。人気漫画の実写化となる本作で、彼は主人公・坂本太郎(目黒蓮)の相棒、朝倉シン役を演じる。
福田雄一監督作品への初参加となる高橋は、「目黒蓮さんの背中を追いかけた」とコメントしており、アクションシーンの多い撮影を通じて、共演者やスタッフとの緊密な連携の中で役を作り上げていった様子が窺える。
解禁されたキャラクタービジュアルとアクション映像では、高橋の身体能力の高さが際立っている。原作さながらのスピード感あふれるガンアクションに挑戦し、体勢を崩しながらも標的を正確に射抜く姿は、研ぎ澄まされた緊張感に満ちている。若手俳優の登竜門とされる「仮面ライダーゼロワン」で培った経験と、その後の弛まぬ努力が、この高度なアクション表現を可能にしたと言えるだろう。
声の演技から重厚な人間ドラマまで、広がる表現の幅
映像作品以外でも、高橋文哉は多彩なジャンルで存在感を放っている。2026年1月30日公開の『クスノキの番人』では、主人公・直井玲斗を演じ、声の出演を担当する。声だけで感情を届ける演技の難しさと真摯に向き合い、「本当にこの世界にクスノキがあったらいいのに」と原作への深い共感を語っている。
また、2025年公開の感動作『少年と犬』では西野七瀬とW主演を務め、直木賞受賞作の実写化に挑む。さらに『夏の砂の上』では、オダギリジョーや松たか子といった実力派俳優陣との共演を果たし、複雑な人物像への挑戦を着実に続けている。これらの経験は、彼の俳優としての力量を大きく向上させる原動力となっている。
企画プロデュースにも進出、表現者としての「覚醒」
2025年秋ドラマにおいては、高橋文哉が主演だけでなく、企画プロデュースも務める縦型ドラマ『この恋は、理想形。』のプロローグが配信され、大きな話題となった。これは、彼が単なる演じ手としてではなく、作品全体を構築する表現者としての役割を担い始めたことを示している。
彼の演技に対する評価は、近年目覚ましいものがある。『ドクターホワイト』で見せたピュアな研修医像から、終盤の狂気的な演技、『君の花になる』での役柄への没入感、そして『あんぱん』での穏やかで素朴な博多弁での演技まで、その振り幅は多岐にわたる。
特に『あんぱん』での活躍は高く評価され、年末のGQアワード2025ではブレイクスルー・アクター賞を受賞。「日本の朝を明るくしてくれた」と称賛された彼の演技は、年末のドラマ・映画賞の有力候補として、日本アカデミー賞やドラマアカデミー賞でも注目が集まっている。
モデル活動との相乗効果
俳優業と並行して、高橋文哉はモデルとしても圧倒的な存在感を示している。2025年秋冬シーズンの『第41回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 AUTUMN/WINTER』(TGC)をはじめ、TGC熊本への初出演も決定するなど、ファッション業界における彼の影響力は拡大している。
モデル活動は、縦型ショートドラマのスペシャルステージに登場するなど、エンタテインメント領域と融合し、俳優業との間に相乗効果を生み出している。ボーイズグループ「8LOOM」としての活動再集結も話題となり、マルチタレントとしての地位を確固たるものにしつつある。
料理人志望から俳優の道へ進み、「挑む前から諦めない」という強い心構えでキャリアを築いてきた高橋文哉。多忙なスケジュールの中でも、細かな役作りや表現力を磨くことに注力する彼のモチベーションは、尽きることのない挑戦と成長意欲にある。2026年に向けて、若き才能がどこまでその表現の幅を広げるのか、今後の動向から目が離せない。(記者:佐藤 健太)