吉川愛、2026年「W主演」で新境地へ!天才子役からの脱皮と若者の心を掴む「リアルアイコン」戦略
ニュース要約: 女優・吉川愛が2026年、テレビドラマ『東京P.D.』と映画『鬼の花嫁』でW主演を担い、キャリアの新境地を開く。天才子役時代からの脱皮を経て、社会派とファンタジーという対極のジャンルに挑戦。等身大の魅力で若者の心を掴む「リアルアイコン」としても、その多面的な活躍に期待が高まる。
女優・吉川愛、2026年「W主演」で迎える新境地:子役時代からの軌跡と、若者の心を掴む「リアル・アイコン」戦略
【東京・芸能取材班】
子役時代から「天才」と称され、一度の引退を経て再デビューを果たした女優、吉川愛(26)。彼女が2026年に向け、テレビと映画の双方で重要な役どころを担うことが決定し、そのキャリアは新たな高みに達しようとしている。
来年1月13日より放送が始まるフジテレビ系ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』では、福士蒼汰が主演を務める社会派警察ドラマの中で、広報課2係のしっかり者、熊崎心音(くまざき・ここね)役を演じる。通信指令本部出身というリアリティーのあるキャリアを持つ心音は、組織の論理と広報の限界を知りながら、主人公との出会いで変化を遂げるという重要な役どころだ。
また、3月27日には、永瀬廉(King & Prince)とW主演を務める映画『鬼の花嫁』の公開を控えている。シリーズ累計発行部数580万部を超える人気和風恋愛ファンタジー小説の実写化であり、吉川愛はヒロインの東雲柚子役として、鬼と人間の禁断のラブストーリーに挑む。池田千尋監督のもと、二人の真摯な演技が織りなす究極の愛の物語は、既に大きな注目を集めている。
これら二つの作品は、社会派のリアリティーとファンタジーという、対極にあるジャンルへの挑戦であり、女優・吉川愛の表現力の幅を示すものとなるだろう。
天才子役「吉田里琴」からの脱皮
吉川愛のキャリアを語る上で欠かせないのが、子役時代の存在だ。1999年生まれの彼女は、3歳で芸能界入りし、「吉田里琴」名義で活動を開始。『山田太郎ものがたり』(2007年)、『メイちゃんの執事』(2009年)など、多くの話題作でその卓越した演技力を見せつけ「天才子役」の地位を確立した。
しかし、2016年に学業専念のため一時引退。この期間は「普通の女の子」として過ごした経験が、彼女の演技に深みを与えたと言われる。そして2017年、「吉川愛」として研音所属で再デビュー。再スタート後は、着実に実力派女優としての地位を固めていった。
特に、2021年の映画『ハニーレモンソーダ』ではヒロインを務め、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。子役時代の華やかさに頼ることなく、大人の女優として確固たる評価を勝ち取ったことは、彼女の真摯な努力の賜物である。
若者の心を掴む「リアルなファッションアイコン」
吉川愛が同世代の若者から絶大な支持を得ているのは、演技だけによるものではない。彼女は現在、ファッションとライフスタイルにおける「リアルなアイコン」としても強い影響力を持っている。
2025年秋冬シーズンには、人気ファッション雑誌『mini』と、若者に人気のECプラットフォームSHEINとのコラボレーション企画に参加。「Dazy SPICE」や「SHEIN ICON」といった多様なスタイルを提案し、その親しみやすさとトレンド感が若者の間で話題を呼んだ。
彼女のInstagram(@ai_yoshikawa_official)で発信される私服やメイク術は、過度に作り込まれすぎず、真似しやすい「等身大の魅力」に溢れている。特に、パープル系の「推し活」コーデや、ナチュラルながらトレンドを取り入れたメイク術は、SNS上で熱狂的にシェアされている。ファンが彼女のスタイルを参考に「#吉川愛ちゃん」や「#アイコン」のハッシュタグで独自の表現を行う文化も生まれており、女優という枠を超えた、双方向的な影響力を発揮している。
2026年、さらなる飛躍へ
子役時代からの豊富な経験と、一時引退によって得た客観的な視点。そして、再デビュー後の演技力への飽くなき追求が、現在の吉川愛を形作っている。
2026年は、『東京P.D. 警視庁広報2係』での社会への視点、そして『鬼の花嫁』での究極のラブストーリーという、演技の振り幅を試される重要な一年となる。女優として、また若者のライフスタイルを牽引するファッションアイコンとして、吉川愛のさらなる飛躍と、多面的な活躍に期待が高まる。