坂本花織さんが心臓手術の過去を告白 17年不整脈治療し完治「強心臓」
ニュース要約: フィギュアスケートの坂本花織さんが平昌五輪シーズンの2017年7月に不整脈で心臓手術を受けていたと告白。「手術をして『強心臓』が生まれた」と語り、死の恐怖を抱えながら戦った現役時代を初めて明かした。3月の世界選手権4度目の優勝で引退し、現在はコーチ業に打ち込む。
フィギュアスケート女子のミラノ・コルティナ冬季五輪銀メダリスト、坂本花織さん(26)が現役時代に心臓の手術を受けていたことを告白し、大きな話題を集めている。24日付の報道によると、坂本さんはこのほど神戸市内で共同通信の取材に応じ、2018年平昌五輪シーズンが始まった2017年7月に不整脈で心臓の手術を受けていたことを明かした。
坂本さんはジュニア時代の2016年、練習中に動悸の症状が出始めたという。「めっちゃ動悸が起きる。(心臓の鼓動が)ドクン、ドクンではなくて、ドドドドドド」。当初はスケートリンクのフェンスにもたれかかれば改善したが、頻度は月1回程度から次第に増え、寝転んで脚を上げないと治らないほど悪化した。健康診断では異常が確認されず、2017年5月に心電図で不整脈が判明。心臓に挿入したカテーテルで不整脈を起こす電気回路を遮断する「カテーテルアブレーション」の手術を受け、完治したという。
坂本さんは3月の世界選手権で日本勢最多となる4度目の優勝を飾って現役を引退したが、それまで死の恐怖に襲われた経験は公表を控えていた。今回「手術をして(大舞台に強い)この『強心臓』が生まれた。今は何も問題はなく、超元気」とあっけらかんと語り、大舞台に強いとされた「強心臓」の由来が、実じんなる手術の克服にあったことを初めて明かした。
引退から半年以上が経った現在は、コーチやプロスケーターとして活動している。21日の報道ではコーチ業について「やりがいはめちゃくちゃある。自立できる選手が育ってくれたらいい」と語り、現役への未練については「現役は全然、恋しくない。もういい」と断言した。選手への指導では「どこまで言っていいかが分からない。そのあんばいが難しすぎて探り中」と率直な思いも明かしている。
今季から男女フリーのジャンプ要素が一つ減って6つになったルール変更については「自己ベスト更新が難しくなるのではないか。一方で振り付けを見せる時間がより増えて、表現面を示す演技点が重視されるという面ではいいのでは」と分析。10~12月のグランプリ(GP)シリーズは「その場に自分がいないんだなと実感すると思う」としつつ、中井亜美や島田麻央ら若い世代、青木祐奈や渡辺倫果らシニア勢の戦いに注目する姿勢を示した。
引退後も率直な言葉でファンを惹きつける坂本さんの新たな歩みと、秘められていた現役時代の戦いの実態が、多くの検索関心を呼んでいる。
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