中山秀征、40周年で「テレビタレント」の地位確立 週末の顔からアート・音楽へ新たな挑戦
ニュース要約: 芸能生活40周年を迎えた中山秀征が、テレビの枠を超えた多様な活動で注目を集めている。総合司会を務める『シューイチ』の拡大に加え、特番MC、国際アート展への出品、音楽ライブ開催など、その多才ぶりを発揮。「テレビタレント」としての地位を確立し、家族との絆や「いばらない生き方」を大切にする姿勢が支持を集めている。
中山秀征、芸能生活40周年の節目に新たな挑戦 多彩な才能で「テレビタレント」の地位確立
バラエティ司会から音楽ライブ、国際アート展まで――。芸能界デビュー40周年を迎える中山秀征が、テレビの枠を超えた多様な活動で注目を集めている。
週末の顔として定着、特番でも存在感
中山秀征が総合司会を務める日本テレビの情報番組『シューイチ』は、2025年4月から土日2日連続放送に拡大され、週末の朝の定番番組として視聴者に親しまれている。日曜朝7時30分から10時25分まで生放送される同番組では、最新ニュースから生活情報、エンタメ情報まで幅広く扱い、中山秀征の軽妙なトークと絶妙な進行が視聴者の支持を集めている。
さらに、12月3日にはテレビ朝日系『ザ・タイムショックZ~最強雑学クイズ王SP~』が約3年ぶりに復活し、中山秀征がMCを担当する。3時間半の特別番組として放送される同番組では、ホラン千秋との息の合った掛け合いが期待されている。
「テレビタレント」としての独自路線
1984年に渡辺プロダクションのオーディションに合格し芸能界入りした中山秀征は、当初歌手を志したものの、「歌手でも俳優でもお笑いでもない」という独自の立ち位置を確立してきた。自らを「テレビタレント」と称する中山秀征のキャリアは、1990年代の日本テレビ系『静かなるドン』への主演や、音楽番組『THE夜もヒッパレ』への出演など、多岐にわたる。
『DAISUKI!』では松本明子、飯島直子との信頼関係が番組の成功の鍵となり、3人の空気感は「何が起きても面白い」と評価された。中山秀征は当時を振り返り、「兄妹のような親しさで、今でも再集結したい」と語っている。こうした共演者との深い絆が、長寿番組を支える原動力となってきた。
40周年、アートと音楽で新境地
2025年は中山秀征にとって特別な年だ。5月には『気くばりのススメ』を出版し、国民的愛されキャラとしての秘訣を明かした。8月にはカンヌ国際映画祭で披露された書道作品の個展を開催し、アート分野での世界進出も果たした。
11月29日にはEXTHEATER ROPPONGIで「HIDELIVE 2025 今こそ!中山秀征ショー!」を開催。水谷千重子やMAX、タカアンドトシなど豪華ゲストを迎えた音楽ライブは、中山秀征の多才さを改めて印象づけた。さらに12月には自身初のディナーショーをザ・リッツ・カールトン東京で開催する予定だ。
年末には12月16日・17日に「第58回年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京)の司会も務める。
家族との絆、「いばらない生き方」
私生活では、妻の白城あやか(元宝塚歌劇団星組トップ娘役)との間に4人の息子がおり、全員が青山学院の一貫校に通う。長男の中山翔貴は2022年に俳優デビューを果たした。中山秀征は「家族それぞれのルールを自信を持って作ること」を大切にしていると語り、父親としての視点の変化も明かしている。
精神面では「いばらない生き方」を提唱し、自然体でいることを重視する姿勢が、業界内外から高い評価を得ている。太田光からは「苦労人」と評され、その誠実な人柄とプロ意識が信頼の源となっている。
40年の芸能人生を経て、なお新たな挑戦を続ける中山秀征。テレビの枠を超えた多彩な活動は、「テレビタレント」という独自の職業の可能性を広げ続けている。