ファミマ「なぜか45%増量作戦」始動!物価高に挑む45周年の逆張り戦略
ニュース要約: ファミリーマートが創立45周年を記念し、価格据え置きで内容量を45%増量する「なぜか45%増量作戦」を全国で開始しました。看板商品の生コッペパンやスパイシーチキンなど全14種が週替わりで登場。物価高による実質値上げが続く中、圧倒的なお得感で集客を図る大胆な逆張り戦略がSNSでも話題を呼んでおり、完売店が続出しています。
ファミマ「なぜか45%増量作戦」が始動 創立45周年の“逆張り戦略”で物価高に挑む
【2026年3月25日・東京】
コンビニエンスストア業界に、今年も「驚きのボリューム」の季節がやってきた。株式会社ファミリーマートは、創立45周年を記念した大規模キャンペーン**「なぜか45%増量作戦」**を、前日の3月24日より全国約16,400店舗で開始した。
2021年の創立40周年時に始まったこの「増量作戦」は、今やファミマの代名詞とも言える人気企画だ。例年は8月の夏休みに合わせて実施されてきたが、今年は45周年という節目を祝い、初めて「春」の開催となった。従来の40%増量からさらに5%上乗せされた「ファミマ 45 増量」は、過去最大のインパクトを消費者に与えている。
■「生コッペパン」も初参戦、週替わりで全14種が登場
今回のキャンペーンの目玉は、何と言っても対象商品のラインナップだ。価格は据え置きのまま、全14種類の商品が週替わりで登場する。
3月24日から始まった第1弾では、累計3億食を突破した同社の看板商品「生コッペパン(イチゴジャム&マーガリン)」がついに増量ラインナップに初登場した。その他、定番の「スパイシーチキン」や「ファミマ・ザ・クレープ 生チョコ」、さらには「助六寿司」や「ピザまん」といった重量感のある商品が、ずらりとファミマ 増量のラベルを纏って店頭に並んでいる。
特に「スパイシーチキン」などのホットスナックは、実質的な重量が公称の45%を大きく上回るケースも散見される。データによれば、スパイシーチキンの重量は従来比で1.88倍に達しており、タンパク質量も2倍以上という「実質2倍近い」個体もあるという。この“逆立ちしてもお得”なサービス精神が、SNS上での話題性を後押ししている。
■物価高騰下の「逆張り戦略」 売上10%増を目指す
原材料費や物流コストの相次ぐ上昇により、外食・小売業界では「ステルス値上げ」や「内容量削減」が常態化している。その中で、あえて価格を維持したまま内容量を大幅に増やすファミマの戦略は、極めて大胆な「逆張り」と言える。
背景にあるのは、圧倒的な集客力とブランドの活性化だ。同社の調査によると、昨年のキャンペーン時には売上が通常時の約3倍に跳ね上がり、来店客の70%以上が「来店頻度が増えた」と回答している。お得な増量商品をフックに新規顧客を呼び込み、飲料や他のデザートなどの買い合わせを誘発することで、全体の利益を確保する計算だ。
同社は、今回の45周年キャンペーンを通じて、2025年比で10%の売上増を目指すとしている。
■「売り切れ」必至、確実に入手するためのコツは
キャンペーン開始から一夜明けた25日現在、都心部の店舗では早くも品薄状態が見られる。特に「生コッペパン」や「スパイシーチキン」といった人気商品は、お昼時を待たずに完売するケースも少なくない。
確実に手に入れるためのポイントは、配送ルートにもよるが「発売日の午前中」や「朝の早い時間帯」を狙うことだ。火曜日が新商品の発売日となるため、来週3月31日から始まる第2弾(こだわりカレー等)に向けても、事前のチェックが推奨される。
また、店舗に足を運ぶ時間が取れない層に向けて、今年は「ファミマオンライン」での展開も強化されている。3月19日から先行して開始されたオンライン販売では、米沢牛サーロインステーキなどの高級食材も45%増量の対象となっており、店頭とは異なる「贅沢な増量体験」を提供している。
■「次は50%か」膨らむ消費者の期待
コンビニ業界における「増量ブーム」の火付け役となったファミマ。競合他社も追随する動きを見せているが、創立周年と紐づけた数字のインパクトと、対象商品の幅広さにおいて、依然としてトレンドセッターの地位を維持している。
「なぜか45%」という、少し謙遜を含んだようなネーミングの裏には、消費者の胃袋と財布をガッチリと掴もうとする同社の執念が透けて見える。5年後の50周年には「50%増量」が実現するのか――。消費者の期待は、早くも次なる節目へと向かっている。
(経済部・記者執筆)
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