「クレイジージャーニー」2026年3月に終了へ。10年の歴史に幕、視聴率低迷とコスト増が影響
ニュース要約: TBS系の人気番組「クレイジージャーニー」が2026年3月をもって放送を終了することが判明しました。2015年の放送開始以来、独自の視点で世界を追う異色番組として人気を博し、ギャラクシー賞も受賞。不祥事からの復活を経てゴールデン枠へ昇格しましたが、激戦区での視聴率低迷や円安による海外ロケ費用の高騰が重なり、約10年の旅路に終止符を打つこととなりました。
「クレイジージャーニー」終了へ――10年の旅路に幕、視聴率低迷と制作コストが重荷に
TBS系の人気紀行バラエティー番組「クレイジージャーニー」が、2026年3月の春改編で放送を終了することが明らかになった。スポーツ報知などが12月19日から20日にかけて報じたもので、深夜枠から始まり、ゴールデンタイムへの昇格を果たした異色の番組が、約10年の歴史に幕を閉じることになる。TBS側は「番組の制作過程についてはお答えしていません」とコメントするにとどめており、公式発表は行われていないが、関係者の間では既定路線として受け止められている。
深夜の異端児からゴールデンへの軌跡
「クレイジージャーニー」は2015年4月、深夜枠でスタートした。冒険家、ジャーナリスト、写真家といった「狂気の旅人」たちが世界各地を巡る姿を追う伝聞型紀行バラエティーとして、従来のテレビ番組とは一線を画す内容で視聴者の心をつかんだ。危険地帯への潜入取材や過酷な環境下でのロケなど、他局では実現困難な企画を次々と放送し、2016年にはギャラクシー賞を受賞するなど、その独自性が高く評価された。
番組の顔となったのは、ダウンタウンの松本人志、バナナマンの設楽統、そして女優の小池栄子という異色の組み合わせだった。スタジオでは、旅人たちが持ち帰った衝撃的な映像や体験談に対し、3人が素直な驚きやツッコミを交えながら反応する構成が視聴者の共感を呼んだ。裏社会ジャーナリストの丸山ゴンザレスや洞窟探検家の吉田勝次など、番組を通じて知られるようになった個性的な旅人たちは、視聴者に新たな世界観を提供し続けた。
不祥事からの復活、そして再びの試練
しかし、2019年に不適切な演出が発覚し、番組は一度終了を余儀なくされた。BPO(放送倫理・番組向上機構)から違反を指摘されるなど、信頼を揺るがす事態となった。それでも根強いファンの支持により、2021年に特番として復活。大きな反響を受けて、2022年10月にはゴールデン枠でのレギュラー放送が再開された。2023年からは月曜午後10時の枠で放送が続けられ、今年は放送300回という節目を迎えていた。
だが、ゴールデンタイムへの昇格は必ずしも成功とは言えなかった。最近の平均世帯視聴率は3~4%台に落ち込み、時には3%を割ることもあった。月曜午後10時という時間帯は、日本テレビ系の「月曜から夜ふかし」やテレビ朝日系の「報道ステーション」といった強力な競合番組が存在する激戦区だ。TBS関係者が「月曜日の夜は長年の弱点」と認めるように、この枠での視聴率獲得は困難を極めていた。
高コスト構造との闘い
視聴率低迷に加え、番組終了の大きな要因となったのが制作費の高騰だ。海外ロケを中心とする番組構成は、円安の進行や
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