【独自】五輪首位の中井亜美、躍進の秘密は「勇志国際高校」にあり——通信制で挑む文武両道の真実
ニュース要約: ミラノ・コルティナ五輪で首位発進を決めたフィギュアスケートの中井亜美選手(17)。彼女が在籍する「勇志国際高等学校」での学習環境や、通信制を選んだ戦略的理由を詳報。世界を転戦しながら学業と競技を両立させる「トップアスリートコース」の実態と、自ら道を切り拓いた17歳の決意に迫ります。
【独自】フィギュア界の新星・中井亜美、躍進を支える「選択」と「場所」——通信制高校で追い求める文武両道の理想像
【2026年2月18日】 ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪において、女子フィギュアスケートのショートプログラム(SP)で首位に立ち、世界中にその名を轟かせた中井亜美選手(17)。代名詞となったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に、自己ベストを更新し続ける彼女の強さは、どこで培われているのか。ファンの間では以前から「中井亜美の高校はどこか」「どのように練習時間を確保しているのか」と、その私生活や教育環境に高い関心が寄せられてきた。
ネット上での検索ワードでも「中井亜美 高校」「中井亜美 高校 どこ」といったキーワードが急上昇している。取材を進めると、中井選手が選んだのは、従来のアスリート像を覆す「戦略的」な進学先だった。
■在籍先は「勇志国際高等学校」 2年生として五輪へ
現在、中井亜美選手が在籍しているのは、学校法人青叡舎学院 勇志国際高等学校だ。本校を熊本県天草市に置く通信制高校で、中井選手は同校の「トップアスリートコース」に所属する2年生(2026年2月時点)である。
同校の発表および関係者への取材によると、中井選手は主に千葉県松戸市にある「千葉学習センター」を拠点にスクーリングや指導を受けている。通信制という形態を最大限に活用し、国内外での合宿や遠征が続くフィギュアスケート競技と、高校卒業資格取得に向けた学業を極めて高いレベルで両立させている。
■「なぜ通信制なのか」——中学時代の葛藤と決断
中井選手が勇志国際高校を選んだ理由は、単なる「時間の確保」だけではない。中学時代、彼女は日々の通学と厳しい練習スケジュールの両立に限界を感じていたという。
「スケートと学業をどちらも妥協せず、高いレベルで両立させたい」
そう考えた彼女は、自ら学習環境を調査。時間の自由度を確保しつつ、サポート体制が充実している同校への進学を自ら決断した。入学式では新入生代表として「オリンピックで金メダルを獲る」と宣言したエピソードも残っており、その決意の固さがうかがえる。
同校の教職員は、中井選手の姿勢をこう評価する。「遠征先からもオンラインで課題をこなし、期限前に提出する。競技の忙しさを言い訳にしない真面目な生徒」だという。
■トップアスリートを支える「メタバース」と「柔軟なスタイル」
勇志国際高校は、中井選手以外にも多くの著名アスリートや表現者が在籍することで知られる。近年では、フィギュアの鍵山優真選手や卓球の張本美和選手なども、系列校や同様の通信制システムの中で学業を継続してきた。
同校が提供するのは、通学、ネット生、さらには「メタバース生」といった多様な学習スタイルだ。中井選手のようなトップアスリートにとって、ノートPC一つでどこでも授業を受けられる環境は、世界を転戦するうえで欠かせない武器となっている。
2026年1月、千葉県流山市のおおたかの森ホールで開催された壮行会では、在校生であるバレリーナの寺田さんと交流する姿も見られた。中井選手にとって高校は、単なる単位取得の場ではなく、異なる分野で世界を目指す仲間と刺激し合う「コミュニティ」としての役割も果たしている。
■「転校」の噂を払拭、揺るぎない「チーム中井」の絆
一部のインターネット掲示板やSNSでは、以前「中井亜美は高校を転校したのではないか」という憶測が流れたこともあった。しかし、事実はそれとは異なる。中学卒業時から一貫して同校に在籍し、学校側の手厚い減免制度や学習サポートを受けながら、着実に五輪への切符を掴み取った。
現在、ミラノ・コルティナ五輪のメダル獲得に最も近い位置にいる中井選手。彼女が選んだ「勇志国際高校」という場所は、日本のスポーツ教育における新しい選択肢の象徴とも言える。
「中井亜美 高校」というキーワードの裏側にあるのは、17歳の少女が自らのキャリアを主体的に選び取り、世界へと羽ばたいていった軌跡そのものだ。2年生として迎える今大会のフリー演技。その胸には、千葉学習センターや全国からエールを送る同級生たちの想いも刻まれている。