相葉ヒロミの八王子「古墳」調査が地域史ブームを牽引！番組貢献度が話題に

相葉ヒロミの強力タッグ、地元八王子で「古墳」調査に挑む　地域史ブームの火付け役に

テレビ朝日系『お困りですカー』2時間SP、歴史ロマンと地域愛が視聴者を魅了

テレビ朝日系の人気バラエティー番組『相葉ヒロミのお困りですカー？』が11月27日、2時間スペシャルを放送し、平均視聴率15％台（関東地区）を記録するなど、改めてその人気の高さを証明した。今回は、MCを務めるヒロミ氏の地元である東京都八王子市を舞台に、相葉雅紀氏との強力タッグが、地域住民からの壮大な「お困りごと」である八王子 古墳の発見調査に挑んだ。単なるエンターテインメントに留まらず、地域の歴史解明と活性化に貢献する番組の姿勢は、放送後の検索トレンドにも大きな影響を与えている。（2025年11月28日　文化・社会部）

祈りの山に眠るロマン：武田埋蔵金伝説も

今回の調査の舞台となったのは、八王子市恩方地区にある「祈りの山」と呼ばれる小さな山だ。山の持ち主から「この山が古墳ではないか調べてほしい」というロマンあふれる依頼が番組に寄せられた。

この依頼に対し、ヒロミ氏は「地元で古墳が見つかったら嬉しい」と、生粋の八王子愛から調査への意欲を燃やした。一方、相葉雅紀氏も、地元で古くから語り継がれる「武田家の埋蔵金伝説」が調査の過程で浮上すると、「今日は夢がありますね！」と目を輝かせ、調査隊のムードメーカーとしての役割を果たした。

調査には、東京大学の考古学専門の博士や遺跡調査の専門家が同行。博士からは、八王子市にはすでに大久保遺跡など豊富な考古学的遺産が存在しており、「この近くで遺跡が発見されている」という重要な指摘がなされた。この専門家の見解により、地元の「祈りの山」が古墳である可能性が一気に現実味を帯びることとなった。

専門チームと泥まみれの穴探し

**相葉ヒロミのお困りですカー？**の調査チームは、「古墳ならば、棺を納めるための穴があるはず」という仮説のもと、専門家の指導を受けながら穴探しを開始した。草木が生い茂り、巨大な丸太が積み重なる物理的な困難に直面しながらも、二人は泥まみれになりながら手探りで調査を進めた。

番組内で見せるヒロミ氏の「壮大だなぁ」という苦笑いと、相葉雅紀氏の「前向きさ」が絶妙な化学反応を生み出し、視聴者に笑いと感動を提供した。二人の自然体で実直な掛け合いは、レギュラー化以降も番組の大きな魅力となっており、今回の2時間スペシャルでもそのタッグ効果が最大限に発揮された形だ。

放送直後、SNS上では「#相葉ヒロミのお困りですカー」がトレンド入り。「八王子 古墳」というキーワードの検索ボリュームは、放送前日比で約300%増加するなど、視聴者の地域史への関心を大きく喚起したことが確認されている。

地域に根差した貢献と教育への波及

『相葉ヒロミのお困りですカー？』が単なるエンタメ番組を超えた社会的意義を持つのは、地域への深い貢献にある。今回の古墳調査に加え、恩方中学校の生徒から寄せられた「山奥すぎて有名人が来ない」という「お困りごと」に対し、二人はサプライズ訪問を敢行した。

体育館に集まった生徒たちは大歓声で二人を迎え、感激のあまり涙ぐむ生徒もいたという。トップタレントであるヒロミ氏と相葉雅紀氏が、地域住民や次世代の子供たちと真摯に向き合う姿は、地域社会に活力を与える結果となった。

特に、歴史的なテーマを取り上げた今回の企画は、地域史教育の重要性を再認識させる契機ともなった。「八王子 古墳」の発見の可能性を追求する過程は、八王子市全体の歴史的価値を高め、地域の観光資源としての可能性を示唆している。

テレビ朝日側は、ヒロミ氏と相葉雅紀氏の「視聴率効果」と「地域活性化」の両面を評価しており、2026年も全国各地での2時間スペシャル展開を予定しているという。

今回の八王子スペシャルは、地域住民のロマンを追求しつつ、タレントの誠実な姿勢が視聴者の共感を呼ぶ、良質な地域密着型バラエティーの成功例として、今後のテレビ界においても注目されることになろう。TVerでの無料配信も行われており、さらなる地域史ブームの広がりが期待される。