【エールディヴィジ】フェイエノールトが痛恨のドロー、上田綺世投入もフォレンダムの堅守崩せず
ニュース要約: エールディヴィジ第28節、2位フェイエノールトは残留争い中のフォレンダムと対戦し、0-0のスコアレスドローに終わりました。日本代表FW上田綺世も途中出場しゴールを狙いましたが、フォレンダムの執念の守備を前に決定力を欠き、首位PSV追撃に向けて手痛い勝ち点1の足踏みとなりました。
【エールディヴィジ第28節】フォレンダム、窮地の残留争いで「王者」相手に執念のドロー 上田綺世擁するフェイエノールトは痛恨の足踏み
【フォレンダム=共同】オランダ・エールディヴィジは現地時間4月5日、各地で第28節が行われ、残留争いの渦中にいる15位フォレンダムと、首位追撃を狙う2位フェイエノールトがクラス・スタディオンで対戦した。試合は両者譲らず0-0のスコアレスドローに終わった。日本代表FW上田綺世、DF渡辺剛を擁するフェイエノールトにとっては、優勝戦線に踏みとどまるための「痛恨の勝ち点1」となった。
膠着した展開、フォレンダムの「城壁」を崩せず
「フォレンダム 対 フェイエノールト」の一戦は、戦前の予想ではアウェイのフェイエノールトが圧倒的優位とされていた。今季リーグ得点王争いのトップを独走する上田綺世を中心に、26試合で58得点を積み上げてきた攻撃陣が、リーグ下位の守備をどう攻略するかに注目が集まった。
しかし、蓋を開けてみれば、ホームの声援を受けるフォレンダムの執念が試合を支配した。前半、フォレンダムはB・ベナマールとJ・フリントが相次いでイエローカードを受けるなど、激しい肉弾戦をいとわない必死のディフェンスを展開。対するフェイエノールトは高い支配率を見せながらも、要所を締めるフォレンダムの守備を前に決定機を決めきることができない。
後半に入り、フェイエノールトはベンチに温存していた切り札・上田綺世らを投入し、攻撃のギアを上げた。昨秋の直接対決(第11節)で2ゴールを挙げ、3-1の勝利に貢献した上田は、巧みなポジショニングでゴールを脅かしたが、この日はフォレンダム守備陣の集中力が勝った。カウンターを狙うフォレンダムと、波状攻撃を仕掛けるフェイエノールト。終盤戦特有の緊張感に満ちた攻防は最後までスコアが動かず、無得点のままタイムアップの笛を聞いた。
優勝争いと残留争い、勝ち点「1」の重み
この引き分けは、両チームにとって対照的な意味を持つことになった。
15位のフォレンダムにとって、格上を相手に奪った勝ち点1は、降格圏を回避するための「大きな一歩」だ。ホームでの平均勝ち点が伸び悩むなか、2位チームを相手に見せた完封劇は、残り試合に向けた大きな自信となるだろう。
一方、ロビン・ファン・ペルシ監督率いるフェイエノールトは、首位PSVとの差(勝ち点15差)を縮める絶好の機会を逃した。直近5試合で4勝1分と勢いに乗っていただけに、下位チーム相手の取りこぼしは優勝争いにおいて致命傷となりかねない。指揮官は試合後、上田の能力を高く評価しつつも、チーム全体の決定力不足に苦言を呈した。
ブックメーカーの予想を裏切る結末
試合前、現地のブックメーカー各社はフェイエノールトの勝利を確実視していた。フォレンダムの勝利に5点台から6点台の高倍率がつく一方、フェイエノールトのオッズは極めて低く設定されていた。しかし、サッカーの醍醐味である「下位による番狂わせ」は、スコアレスという形でのドローで現実のものとなった。
SNS上では、フォレンダムサポーターから「2015年の勝利を思い出すような粘り強さだった」「残留への希望が見えた」といった称賛の声が上がっている。一方、フェイエノールトのファンからは、上田や渡辺ら主力選手の起用タイミングや、過密日程による疲労を懸念する声も聞かれた。
リーグ戦も残り少なくなってきたエールディヴィジ。上田綺世が得点王のタイトルを確実にできるか、そしてフェイエノールトが奇跡の逆転優勝圏内をキープできるか。次節以降、一戦たりとも気の抜けない戦いが続く。
【スコア】 フォレンダム 0-0 フェイエノールト
【順位(第28節終了時点/暫定)】 1位:PSV(勝ち点69) 2位:フェイエノールト(勝ち点53) … 15位:フォレンダム(勝ち点28)
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