トヨタ 新型RAV4、12月日本上陸!PHEV航続距離150km達成、次世代SUVの標準を定義
ニュース要約: トヨタは世界戦略車「新型RAV4」(第六世代)を2025年12月に日本投入。第5世代ハイブリッドシステムと高性能PHEVを搭載し、PHEVはEV航続距離150kmを達成。TSS 3.0やE-Four Advancedを備え、CORE、ADVENTURE、GR SPORTの3グレードでSUV市場のリーダーシップを確固たるものにする。
トヨタ、世界戦略車「新型RAV4」ついに日本上陸へ—PHEV航続距離大幅延伸、電動化と先進技術でSUV市場を席巻か
【東京発 2025年11月29日 共同通信】
トヨタ自動車は、世界的なベストセラーSUVである「RAV4 新型」(第六世代)を、日本国内市場において2025年12月に正式投入する。全面刷新された新型RAV4は、TNGA-Kプラットフォームのさらなる強化に加え、第5世代ハイブリッドシステムおよび高性能PHEV(プラグインハイブリッド車)を主力に据え、環境性能と走行性能を飛躍的に向上させた。
特に、都市型SUVとしての使い勝手を高めながら、本格的な悪路走破性も維持する「全方位型進化」を遂げており、ホンダのCR-Vや日産エクストレイルといった競合車種に対する優位性を確立する構えだ。
1. 日本市場での価格戦略と多様なグレード展開
国内で発表された新型RAV4の価格帯は、コアモデルとなるHEV(ハイブリッド車)で400万円から、最上級グレードのPHEV E-Fourモデルで580万円が設定されている。
今回のフルモデルチェンジでは、ユーザーの多様なニーズに応えるため、「CORE」「ADVENTURE」「GR SPORT」の三つの異なるスタイルを展開する。特に、スポーティな走行性能を追求した「GR SPORT」は、専用のサスペンションチューニングが施され、走りの楽しさを重視する層への訴求力を高めている。
新型車の導入は、グローバル市場戦略の一環であり、米国ではすでに2025年モデルが投入され、台湾や中国市場でも順次発売されるなど、世界的な注目度の高さが伺える。
2. 電動化技術の深化と「E-Four Advanced」
新型RAV4の最大の進化点は、パワートレインの電動化にある。
燃費効率とパワーを両立させる2.5Lエンジンを核とするハイブリッドシステムは、第5世代へと進化。そして、高性能版であるPHEVモデルには、グループ初の第6世代THS油電システムが採用され、環境性能が大幅に向上した。
注目すべきは、PHEVモデルのEV航続距離が、従来モデルの95kmから大幅に延伸し、実用的な150kmを達成した点である。これにより、日常の通勤や近隣の移動はほぼ電力のみで賄うことが可能となり、ユーザーの環境意識の高まりに対応する。
さらに、四輪駆動システム「E-Four Advanced」は、前後のトルク配分を100:0から20:80までインテリジェントに調整可能となり、舗装路での安定したコーナリングから、雪道や泥濘地での優れたトラクションまでを実現。これにより、新型RAV4は、都市圏での快適性と、アウトドアでの信頼性の両方を高次元で融合させている。
3. 安全・快適装備の抜本的刷新:TSS 3.0とデジタルコックピット
安全装備と車載テクノロジーも全面的に刷新された。全モデルに標準装備される安全運転支援システムは、最新の「Toyota Safety Sense 3.0(TSS 3.0)」に進化。プリクラッシュセーフティシステム(PCS)や、レーントレーシングアシスト(LTA)、ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)などがより高精度化され、全方位的な安全確保に貢献する。
車内では、デジタル化の波が押し寄せている。ダッシュボードには、高解像度の内嵌式液晶メーターと、大型のフローティング式センターディスプレイが配置され、視認性と操作性が向上。特に、中国市場向けモデルでは、高性能なクアルコム製Snapdragon 8155チップを搭載し、AI音声アシスタントや、日本のユーザーにも馴染み深いコネクティッドサービスが提供される予定だ。
4. 積載性の向上と競合優位性
ボディサイズは若干拡大され、全長は最大4645mm、全幅1880mmとなり、居住性と積載性が向上した。特に、荷室容量は従来の733リットルから749リットルへと拡大し、アウトドア用品や大型のベビーカーの積載が容易になっている。
このサイズ拡大と、GA-Kプラットフォームの補強による直進安定性の向上は、長距離ドライブの快適性にも寄与する。
新型RAV4は、その多様なパワートレイン、先進的な安全技術、そして「CORE」「ADVENTURE」「GR SPORT」という明確なキャラクター分けにより、コンパクトSUV市場における競争力を大幅に高めた。トヨタは、この戦略車によって、国内および世界市場でのSUVセグメントでのリーダーシップを確固たるものにする方針である。
国内の自動車評論家からは、「電動化とインテリジェント化が融合したRAV4 新型は、単なるモデルチェンジではなく、次世代のSUVの標準を定義する存在になる」との高い評価が寄せられている。市場では、2025年12月の正式発売を前に、すでに予約注文が殺到しており、年末商戦の目玉となることは確実視されている。