「たりないふたり」4年半ぶり復活!若林・山里が深夜特番で解き放った「たりなさ」
ニュース要約: オードリー若林正恭と南海キャンディーズ山里亮太によるユニット「たりないふたり」が、4年半ぶりに特番として復活。深夜放送ながら、コンプレックスを容赦なくぶつけ合う新作漫才は大きな反響を呼んだ。多忙なトップランナーとなった二人が、ラジオ文化とも連携しつつ、その「足りなさ」の深淵を再び解き放った。
「たりないふたり」待望の復活、深夜の咆哮:若林・山里が解禁した「たりなさ」の深淵
オードリーの若林正恭氏と南海キャンディーズの山里亮太氏による漫才ユニット「たりないふたり」が、2025年12月、4年半ぶりにテレビの舞台に帰還し、熱狂的なファン層を歓喜させている。日本テレビ系で2週連続で放送された特別番組『たりないふたり2025』は、深夜の放送枠ながら、その緻密かつ過激な漫才で、現代のお笑い界における二人の存在感を改めて決定づけた。
復活待望論を具現化した「たりないふたり放送日」
「たりないふたり」の復活は、2021年の解散ライブ以降、ファンが最も熱望していた出来事であった。特に、彼らの半生を描いたドラマ『だが、情熱はある』が大きな反響を呼んだことで、二人のコンプレックスや社会との距離感を笑いに変える独特のスタイルが再評価されていた。
今回、ユニットの復活を告げる『たりないふたり2025』のたりないふたり放送日は、12月12日(金)深夜0時30分からと、続く12月19日(金)深夜0時40分からの2週連続という形で設定された。これは、多忙を極めるトップタレントとなった二人が、あえて深夜の特番枠を選び、ライブ感と実験性を重視した姿勢の表れと言えるだろう。
12月2日に収録された新作漫才は、限定140名の観客の前で披露され、解散ライブ以来6年ぶりの有観客漫才となった。報道によれば、収録は予定時間を大幅に超過。溜めに溜め込んだ「たりなさ」を互いにぶつけ合う漫才は、若林氏の結婚や山里氏の仕事ぶりなど、それぞれの近況を容赦なく切り込み、その丁々発止のやり取りは「テレビを忘れるほどのライブ感」と評されている。
テレビ特番と「fm」カルチャーの相乗効果
今回の復活劇を語る上で見逃せないのが、彼らを取り巻くメディア環境、特に「fm」を含むラジオ文化との強い結びつきである。
検索キーワードには「fm」が含まれるが、「たりないふたり」自体は日本テレビ系列のテレビ番組であり、FMラジオのレギュラー番組ではない。しかし、このキーワードが検索される背景には、両氏が持つ強固なラジオパーソナリティとしての存在がある。
若林氏はニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』、山里氏はTBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』と、それぞれが深夜ラジオの看板を背負っている。ファンは、テレビ特番の裏話や、漫才で語りきれなかった「たりない」感情の深掘りを、彼らのラジオ番組を通じて追体験することを常としている。
特に山里氏は、自身のポッドキャスト番組などで復活収録の舞台裏や、過去の漫才コーナー(ハガキ職人芸など)について言及しており、ラジオという「声のメディア」が、テレビ特番の熱量を増幅させる役割を担っている。これは、テレビの映像コンテンツと、ラジオ(AM/FM補完放送含む)の音声コンテンツが、相互に影響を与え合う現代のお笑いメディア戦略の好例と言える。
熱心なファン層は、テレビのオンエア日を確認するだけでなく、その前後に放送される両氏のラジオ番組やポッドキャストまでをセットで追うことで、「たりないふたり」の世界観を完成させているのだ。
過去の「たりなさ」再評価と今後の期待
今回の特番復活に合わせ、日本テレビは過去のレギュラー番組『たりないふたり』(全12回)と『もっとたりないふたり』(全12回)を、TVerおよび日テレTADAにて12月26日まで無料配信している。これにより、新規ファンは彼らの歴史を辿ることができ、長年のファンは「聖地」下北沢での解散ライブへと続く二人の軌跡を再確認することが可能となった。
「たりないふたり」の漫才の魅力は、単なる笑いだけでなく、社会の周縁にいると感じていた若林氏と山里氏の「人間不信」や「コンプレックス」を、笑いを通じて昇華させる点にある。この自己開示と攻撃性、そして瞬発力に富んだ漫才は、多忙を極める現代のトップランナーとなった今もなお、その鋭さを失っていない。
深夜帯の放送ゆえ、視聴機会を逃したファンにとっては、見逃し配信サービスでの視聴が推奨される(配信プラットフォームは放送回によって異なるため、公式サイトでの確認が必要だ)。
今回の復活は、あくまで特番という形であったが、ファンからは早くも継続的な活動を望む声が上がっている。このユニットが持つ「ギリギリのテーマを扱う中毒性」は、今後のお笑い界において、新たなメディアミックスの可能性を開く試金石となるだろう。二人の「たりない」情熱が、次にどのような形で爆発するのか、引き続き注目が集まる。
(筆者:文化部記者 2025年12月13日)
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