スザンヌ、39歳で日本経済大学を卒業!「三足のわらじ」で掴んだ学士号と学び直しの希望
ニュース要約: タレントのスザンヌさん(39)が日本経済大学を卒業し、学士(経営学)を取得。育児・仕事・学業を両立した4年間を振り返り、息子との約束を果たした喜びを語りました。「挑戦に遅すぎることはない」と語る彼女の姿は、リカレント教育の重要性を象徴し、新たなビジネスへの意欲も見せています。
【福岡】学び直しに「遅すぎる」はない――。タレントのスザンヌさん(39)が10日、福岡県太宰府市の日本経済大学福岡キャンパスで行われた学位記授与式に出席した。経営学部芸創プロデュース学科ファッションビジネスコースを4年間で卒業し、学士(経営学)の学位を取得。「ママ、頑張ってね」という愛息の言葉を胸に、仕事と育児、そして学業という「三足のわらじ」を履き続けた4年間。晴れやかな袴姿で臨んだ彼女の姿は、リカレント教育(学び直し)の重要性が叫ばれる現代日本において、一つの希望の光として映った。
■「レポートに追われる日々」乗り越え掴んだ証
春の柔らかな日差しが降り注ぐ中、日本経済大学のキャンパスは祝祭の活気に包まれていた。その中心にいたのが、誰よりも輝く笑顔を見せたスザンヌさんだ。2022年4月に35歳で同大学に入学してから4年。彼女が手にしたのは、努力の結晶である1枚の学位記だった。
「レポートの締め切りに追われて、今日はもう無理かもしれない、と弱気になる日も何度もありました」
式典後の取材に対し、スザンヌさんはこの4年間をそう振り返った。タレントとして多忙なスケジュールをこなし、母として家庭を守る。その傍らで、机に向かう時間は彼女にとって「宝物」のようなひとときだったという。専門的に学んだのは、ファッション業界のマーケティングや起業ノウハウ。単なる教養としての学びではなく、将来の自身のブランド展開やビジネスへの活用を見据えた実践的なカリキュラムに挑んできた。
■息子との約束、そして二人三脚の卒業
スザンヌさんが大学進学を決意した背景には、一つの切実なきっかけがあった。当時小学生だった息子からの「ママは高校に行ってたの?」という素朴な疑問だ。10代から芸能界の第一線で活躍してきた彼女は、仕事との両立が困難になり高校を中退していた過去がある。
「息子が『ママが頑張るなら、僕も頑張る!』と言ってくれた。その言葉が、私の背中を強く押してくれました」
2021年に通信制高校へ再入学し、翌年に卒業。その勢いのまま日本経済大学への門を叩いた。入学当初、「息子が小学校を卒業するタイミングで、私も大学を卒業したい」と語っていた目標を、彼女は見事に有言実行したことになる。
大学生活は決して平坦ではなかった。熊本を拠点に活動する彼女にとって、オンライン授業の活用は不可欠だった。リビングで息子やその友人が遊ぶ賑やかな声が響く中、経営学の難解な用語や、これまで触れたことのなかった「簿記」の課題に苦戦することもあった。それでも、夏休みには息子と机を並べて宿題をこなすなど、家族が支えとなった。「ママ頑張ってね」という応援が、どんな参考書よりも彼女を突き動かす原動力となった。
■「挑戦に遅すぎることはない」リカレント教育の象徴へ
日本経済大学でスザンヌさんが専攻したファッションビジネスコースでの学びは、すでに彼女の活動に深みを与えている。近年、彼女はタレント活動のみならず、企業とのコラボレーションやデザイン業務にも携わってきたが、「大学で学んだ経営学の視点があることで、これまで感覚で捉えていたビジネスが論理的に理解できるようになった」と語る。今後は、リユースファッションを通じた持続可能なビジネスや、自社ブランドの立ち上げも視野に入れているという。
彼女が体現したのは、単なるタレントの学位取得ではない。日本の教育現場が直面している「社会人の学び直し」という大きなテーマだ。終身雇用が揺らぎ、スキルアップが不可欠とされる時代。一度は教育課程から離れた大人たちが、再びキャンパスに戻ることへの心理的・物理的ハードルは依然として高い。
しかし、スザンヌさんは「いくつになっても、学ぶことは楽しい。挑戦することに遅すぎることはない」と断言する。30代後半での大学生活を終えた彼女の言葉には、経験に基づいた重みがある。
■新たなステージへ
学位記授与式には、母である「キャサリン」さんや息子など、最愛の家族も駆けつけた。袴姿の母を見つめる息子の誇らしげな眼差しが、この4年間の挑戦の正しさを証明していた。
「この学びを糧に、また新しいスタートを切りたい」
日本経済大学を卒業したスザンヌさんは、明日から再びタレントとして、そして実業家を目指す一人の「経営学士」として歩み始める。その一歩は、迷いの中にいる多くの社会人学習者たちにとって、明るい道標となるに違いない。学びの春、彼女の新しい挑戦はまだ始まったばかりだ。
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