【阪神競馬】ソンシが1年1ヶ月の休養明けでレコード圧勝!阪急杯で重賞初制覇
ニュース要約: 阪神競馬場で開催された阪急杯(GIII)にて、1番人気のソンシが1分18秒9という驚異的なコースレコードで快勝しました。骨折による1年1ヶ月の長期休養明けという不安を払拭し、川田将雅騎手のエスコートで内枠を活かした完璧な走りを披露。重賞初タイトルを獲得し、次走の高松宮記念に向けて短距離界の新星として名乗りを上げました。
【阪神競馬速報】短距離界に新星誕生、ソンシがレコードで重賞初制覇 1年1ヶ月の空白を破る圧勝劇
【2026年2月22日 兵庫・阪神競馬場】
春の短距離王決定戦、高松宮記念の前哨戦として注目を集めた第70回「阪急杯」(GIII、芝1400メートル)が21日、阪神競馬場で行われた。1番人気に支持された中内田充正厩舎のソンシ(牡5歳、父Night of Thunder)が、勝ち時計1分18秒9という驚異的なコースレコードで快勝。骨折による1年1ヶ月という長い休養明けの懸念を自らの走りで払拭し、重賞初制覇を飾った。
■空白の期間を感じさせない「完成度」
「頭の中で勝負は決まっていました」。レース後、鞍上の川田将雅騎手が発した言葉には、愛馬への絶対的な信頼が込められていた。
ソンシは2025年1月の淀短距離ステークスを制した後、骨折が判明し長期休養を余儀なくされた。復帰戦が重賞という厳しい条件ながら、パドックに姿を現したソンシの馬体は、休養前よりも一回り大きく、力強さを増していた。最終追い切りではB+評価ながら、馬なりで推進力豊かな登坂を見せ、美しい加速ラップを記録。中内田調教師が施した入念な仕上げは、数字以上に実戦への準備が整っていたことを証明していた。
■「1枠1番」を最大限に生かした川田騎手の巧技
レース当日の阪神競馬場は、絶好の「良馬場」コンディション。Aコース使用で内柵沿いの状態が極めて良く、先行馬に圧倒的な利がある高速馬場となっていた。
絶好枠の1枠1番を引き当てたソンシは、ゲートを五分に出ると、内ラチ沿いの経済コースをロスなく追走。アサカラキングが作る平均ペースの中、道中3番手の絶好位で折り合いをつける。4コーナーで先行各馬が苦しくなる中、川田騎手がゴーサインを出すと、ソンシは内から鋭く反応。直線では他馬が止まって見えるほどの伸び脚を見せ、後続に3馬身半の差をつける独走劇を演じた。
掲示された電光掲示板のタイム「1:18.9」は、これまでの記録を塗り替えるコースレコード。先行脚質が有利な馬場状態を完璧に味方につけ、まさに「完勝」と言える内容だった。
■血統背景と次走への期待
ソンシの父Night of Thunderは、欧州の短距離~マイル路線で活躍した名血だ。今回の阪神1400メートルという舞台は、そのスピードと持続力を最大限に引き出す絶好の条件となった。通算成績を10戦6勝とした同馬は、この勝利により3月の高松宮記念(GI)への優先出走権を獲得。重賞未勝利の身から一気に短距離界の主役候補へと躍り出た。
「1年ぶりの実戦でこれだけのパフォーマンスができる馬はそういない。次走に向けて、さらに良くなる余地がある」と川田騎手は手応えを語る。
阪神競馬場のファンから送られた大きな拍手は、苦難を乗り越えて戻ってきた実力馬への敬意そのものだった。骨折という大きな試練を乗り越え、レコードタイムと共に重賞のタイトルを手にしたソンシ。その視線の先には、中京の地で待つ「スプリント王」の座がはっきりと見えている。
(競馬担当記者:佐藤 健一)
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