元Seventeenモデル・江夏詩織の現在:不倫騒動から9年、実業家へ転身した「栞」の葛藤と再出発
ニュース要約: かつて『Seventeen』で絶大な人気を誇った江夏詩織(現・栞)が、約1年の沈黙を破り近況を報告。2017年の不倫騒動による激しいバッシングを経て、現在はブランディング会社「株式会社GIFT」を設立し実業家へと転身。過去の消えないタグと向き合いながら、芸能界の表舞台ではなく裏方として地方創生や場づくりに挑む、彼女の第2の人生の現在地に迫ります。
【独自】元「Seventeen」モデル・江夏詩織の現在 不倫騒動から9年、実業家への転身と沈黙の裏にあった葛藤
2010年代、女子中高生のカリスマとしてファッション誌『Seventeen』の誌面を華やかに彩ったモデル・江夏詩織(旧芸名:北山詩織、現在は「栞」として活動)。かつて三吉彩花らと共に「ミスセブンティーン」のグランプリに輝き、将来を嘱望された彼女の運命は、2017年のスキャンダルを境に暗転した。
その後、約1年にわたり表舞台から姿を消していた彼女が2026年1月30日、突如として自身のInstagramを更新し、noteで近況を報告した。そこには、かつての華やかなモデルの面影とは異なる、「実業家」としての新たな顔があった。
■「芸能界」から「ブランディング事業」へ 空白の1年を語る
「お久しぶりです。みなさんお元気ですか? 私は元気です!」
1月30日に投稿されたInstagramには、カジュアルなTシャツ姿でアイスを食べる彼女の姿があった。2024年12月を最後にSNSの更新が途絶えていた彼女だが、その空白の期間、彼女は自らのキャリアの「整理」を行っていたという。
同時に開設されたnoteの記事「これまでのこと、と今の話。」によれば、彼女は現在、芸能活動のほとんどを休止。2025年3月に、店舗や宿泊施設のブランディングを専門とする「株式会社GIFT」を自ら設立していた。地方のサウナや飲食店、宿泊施設の立ち上げに奔走しており、仕事の軸足は完全に裏方の「場づくり」に移っている。
「表(芸能・モデル)の仕事と、裏(事業)の仕事を自分の中で切り離そうとしていた結果、どちらも発信できなくなっていた」と、SNSの更新を停止していた理由を明かした。
■消えない「過去」との対峙 ネット上の根強い逆風
しかし、再始動の報告に対する世間の反応は、決して温かいものばかりではない。彼女の名前を聞いて、多くの人が連想するのは、やはり2017年の「RIP SLYME」メンバー、SU(本名・大槻一人)との不倫騒動だろう。
この一件は、当時、歌手の大塚愛との婚姻関係にあったSUとの交際が報じられ、人気グループ「RIP SLYME」の活動休止、そして離婚に至る大きな要因となった。当時、SNSへの執拗な嫌がらせ疑惑なども報じられ、江夏詩織の名は「魔性の女」というイメージとともにネット上に刻み込まれた。
今回の近況報告に対しても、ネット上のコメント欄では「あの騒動について語るのかと思いきや、仕事の宣伝か」「数年ぶりに名前を見て戦慄した」といった厳しい声が相次いでいる。過去の過ちは、9年の歳月を経てもなお、「江夏詩織」や「栞」という名に付きまとう「消えないタグ」となっているのが現状だ。
■「栞」としての再出発、実業家としての勝算は
一度失った信頼を回復するのは容易ではない。しかし、彼女はかつての輝かしいキャリアを誇ることも、過去の騒動に弁明することもなく、実業家としての「今」を選んだ。
これまでのキャリアの中で培ったファッションのセンスや、2021年頃に経験したCG技術会社での勤務を経て得たクリエイティブな視点を、現在は地方創生や施設のブランディングへと転換させている。2020年にはセルフプロデュースのスタイルブック『genzaichi』を出版し、どん底からの再起を試みたこともあったが、現在の彼女の見据える先は、もはやスポットライトを浴びる「表舞台」ではないようだ。
かつてのファンからは「元気そうで何より」「変わらず綺麗で嬉しい」という励ましの声も届いているが、ファッション業界における彼女の影響力はかつてのそれとは比べ物にならないほど低下している。
■「等身大の姿」で歩む第二の人生
2026年2月現在、彼女が再び女優やモデルとして本格復帰する兆候は見られない。noteでの発信はあくまで「自分自身の整理」であり、株式会社GIFTを通じた実業としての活動を強調する内容が中心だ。
世間からのバッシング、改名、そしてSNSの沈黙。2020年代後半の今、彼女は「江夏詩織」という記号が背負った重圧から逃れようとしているのか、あるいはそれを受け入れた上で、一人の経営者として生きていこうとしているのか。
「今後は等身大の姿を発信していきたい」と綴った彼女の歩みは、かつて全国のティーンが憧れた「ミスセブンティーン」の物語からは遠く離れた、厳しくも現実的な第二の人生の幕開けを感じさせる。ネットの騒音の影で、彼女が手掛ける「場」が人々に受け入れられるのか、その真価が問われるのはこれからだ。
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