鈴木誠也、WBC世界一奪還へ!前回辞退の悔しさを胸に「侍ジャパン」の右の主砲が完全復活
ニュース要約: カブスの鈴木誠也外野手がWBC開幕を前にアリゾナで順調な仕上がりを披露。2023年大会の無念の出場辞退を糧に、例年以上の調整で万全のコンディションを維持しています。大谷翔平や村上宗隆らと共にクリーンアップを担う「右の主砲」として期待され、ライバル韓国メディアも警戒を強める中、3年越しの世界一奪還に向けた決意を語りました。
【メサ(米アリゾナ州)=共同】
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕を来月に控え、侍ジャパンの主軸として期待がかかるシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が、米アリゾナ州メサでのスプリングトレーニングで順調な仕上がりを見せている。16日(日本時間17日)、現地での取材に応じた鈴木は「前回(2023年大会)の悔しさをバネに体を作り、全力で戦う」と決意を語り、3年越しとなる世界一奪還への強い意欲を示した。
宿願のWBC舞台へ、万全のコンディション
鈴木にとって、2026年大会は特別な意味を持つ。2023年の前回大会では代表に選出されながらも、直前のキャンプ中に左脇腹を痛め、無念の出場辞退を余儀なくされた。当時の悔しさを糧に、メジャー5年目を迎える今季は例年以上に「体作り」を重視。現在のコンディションについては「やりたいことはできているし、いい時間を過ごせている」と手応えを口にしている。
この日行われたフリー打撃では、47スイングで14本の柵越えを記録。自主トレ中には同僚の今永昇太から特大の本塁打を放つなど、昨季メジャーで自己最多の32本塁打を放った長打力は健在だ。懸念された怪我の影響も完全に解消されており、井端弘和監督率いる新生侍ジャパンにとって、これ以上ない朗報といえる。
打線の鍵を握る「右の主砲」
今回の侍ジャパンにおいて、鈴木誠也の役割は極めて重要だ。大谷翔平や村上宗隆といった左の強打者が並ぶ中、国際経験豊富な「右の主砲」である鈴木の存在は、打線のバランスを左右する。
専門家の間では、大谷(2番・指名打者)、**村上(4番・三塁手)**の間に割って入る「3番・右翼」での起用が有力視されている。上位に左打者が続く打線において、右の鈴木を3番に置くことで、相手の継投を困難にする狙いがある。また、勝負強さを活かした5番での起用も想定されており、強力なクリーンアップの一角として、得点圏での決定力が期待される。
指揮官の小久保裕紀氏(※元代表監督、2026年想定方針)の戦略においても、カブスで不動のレギュラー右翼手を務める鈴木の守備力と強肩は欠かせない要素だ。
海外も警戒、宿敵・韓国メディアは「災難」と報道
鈴木のWBC参戦は、ライバル国からも高い関心を集めている。特に韓国メディアは、右の強打者不足に悩む日本代表にとって、鈴木の合流を「最大の脅威」と位置づけている。韓国紙「マイデイリー」は、鈴木を日本の「看板打者」と紹介。かつての離脱劇を「日本にとっての災難」と評したことからも、その実力が国際舞台でどれほど警戒されているかが窺える。
また、カブスのデビッド・ロス監督も「国を代表することは彼にとって非常に重要なこと」と全面的なバックアップを約束。球団側は今回、早期の日本合流を容認しており、鈴木は3月に予定されているオリックス、阪神との強化試合に向け、早めに帰国する見通しだ。
「時差ボケが最大の敵」 経験を糧に調整
課題は移動によるコンディション維持だ。鈴木は昨年、日本での開幕戦において時差ボケにより短期間で体重が2キロ減少した経験を持つ。「時差ボケが最大の敵」と語る通り、今回は早めに渡日することで体に余裕を持たせる方針。MLBでの実績に加え、2019年プレミア12でMVPに輝いた「国際試合の強さ」を再び発揮できるか。
背番号「51」または「27」を背負い、再び日の丸を胸にする鈴木誠也。かつて「侍の4番」として世界を制した男が、メジャーでの進化を携え、最強の「侍ジャパン」を完成させるための最後の一片として合流する。
「侍ジャパンは特別。この経験を無駄にせず、楽しみたい」。
静かな語り口の中に秘めた闘志は、アリゾナの青空の下で確実に熱を帯びている。
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