【独自】「マイネル」のラフィアンが2026年で募集終了を発表、40年の歴史に幕へ
ニュース要約: 一口馬主クラブの先駆け「ラフィアンターフマンクラブ」が、2026年7月を最後に新規募集を終了すると発表しました。法改正や時代の変化を背景とした苦渋の決断ですが、最終年はゴールドシップ産駒など過去最高のラインナップを予定。40年にわたり「マイネル軍団」として競馬界を牽引した老舗クラブの幕引きに、多くのファンから注目が集まっています。
【独自】「マイネル」のラフィアンが2026年での募集終了を発表 40年の歴史に幕、最後は「過去最高のラインナップ」へ
【東京 2026年2月18日】 日本の競馬界に「マイネル軍団」としてその名を轟かせてきた一口馬主クラブの先駆け、ラフィアンターフマンクラブ(以下、ラフィアン)が、2026年7月の募集を最後に新規募集を終了することが分かった。本日18日、クラブの公式ホームページで発表された。1986年の設立から40年、日本競馬に旋風を巻き起こしてきた老舗クラブの決断は、多くの会員や競馬ファンに大きな衝撃を与えている。
■「苦渋の決断」背景に法改正と時代の変化
クラブ代表の岡田紘和氏は公式サイトを通じ、「悩みに悩んだ末に苦渋の決断に至った」と心境を吐露した。募集終了の主な理由として、商品ファンド法および金融商品取引法の変遷を挙げている。一口馬主を取り巻く法規制の変化が、クラブ運営のあり方に大きな影響を及ぼした形だ。
ラフィアンは1986年4月、天才的な相馬眼で知られた故・岡田繁幸氏によって創設された。牡馬に「マイネル」、牝馬に「マイネ」の冠名を付し、手頃な価格で馬主気分を味わえるスキームを確立。1996年にはマイネルマックスで朝日杯3歳ステークス(当時)を制しG1初制覇を飾ると、その後も天皇賞・春を制したマイネルキッツ、オークス馬ユーバーレーベンなど、数多くの名馬を輩出してきた。
■2026年7月、伝説を締めくくる「過去最高の布陣」
注目されるのは、最後となる2026年度の新規募集だ。岡田代表は「過去最高と言っても過言ではないラインナップになる予定」と自信をのぞかせている。現在、ビッグレッドファームではゴールドシップやダノンバラード、ベンバトルといった有力種牡馬の産駒たちが育成されており、これらを中心にクラブの歴史を総括するような豪華な顔ぶれが期待される。
前年(2025年)の実績では、1歳馬38頭が1,100万円から最高1億1,000万円の価格帯で募集された。最終募集に向けては、既存会員へのマイレージ使用を呼びかけるなど、長年クラブを支えてきたファンへの配慮も見せている。
■進化を続けた育成方針と「高いデビュー率」
ラフィアンの強みは、その徹底した一貫管理体制にある。かつては「早い時期からビシビシ鍛え、2歳戦から稼ぐ」という岡田繁幸氏によるスパルタ教育が代名詞だったが、近年は馬の成長に合わせた科学的なアプローチへとシフト。2021年には業界初となる低酸素トレーニングシステムを導入するなど、最先端の獣医学に基づいた育成を行っている。
その成果は数字にも表れている。現3歳から7歳までの5世代において、募集馬のデビュー率は95.8%と、全クラブの中でナンバー1を記録。さらに直近の重賞戦線でも、障害王者のマイネルグロンやステイヤーとしての資質を見せるマイネルエンペラー、マイネルクリソーラなどが第一線で活躍を続けている。
■最新のレース動向と今後の勝算
本日18日、大井競馬ではマイネルディレクトが出走を予定しており、明日19日にはマイネルサンテが控えるなど、地方・中央を問わずその存在感は健在だ。
専門家の分析によれば、ラフィアン所属馬は今なお高い「回収率」を誇るという。特に長距離重賞やハンデ戦での激走が目立ち、直近のダイヤモンドステークスに出走予定のローザサンリヴァル(斤量53kg)などは、ラフィアン特有の粘り強い血統背景から「穴候補」として注目を集めている。鞍上の丹内祐次騎手とのコンビは、もはやクラブの勝利の方程式と言っても過言ではない。
■「マイネル」の魂は次世代へ
募集終了後も、既存の所属馬については運用終了まで責任を持ってマネジメントすることが約束されている。一つの時代が幕を閉じようとしているが、ラフィアンが築き上げた「誰もが馬主のロマンを共有できる」という文化は、日本競馬の歴史に深く刻まれている。2026年7月、その「最終章」にどのような名馬が名を連ねるのか。競馬ファンの熱い視線が注がれている。
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