【激震】ロナウド退場&初黒星!ポルトガルW杯予選突破へ「崖っぷちの最終節」
ニュース要約: W杯予選でポルトガルがアイルランドに敗れ、最終節に予選突破を持ち越した。さらに、エースのC・ロナウドが代表キャリア初の一発退場となり、次戦を欠場。この処分がW杯本大会の出場停止に影響を及ぼす可能性があり、ポルトガル代表は大きな試練に直面している。
衝撃の予選終盤:ロナウド退場、ポルトガルに暗雲。W杯出場権は最終節へ
2025年11月14日(金)
2026年FIFAワールドカップ欧州予選は最終盤を迎え、グループFに激震が走った。優勝候補の一角と目されるポルトガル代表が、11月13日(日本時間14日)に行われたアイルランドとのアウェイ戦で0-2のまさかの敗北を喫し、予選初の黒星を記録した。
この敗戦以上に、チームに深刻な影を落としているのが、絶対的エース、クリスティアーノ・ロナウド選手(40歳)の代表キャリア初となる一発退場だ。この結果、ポルトガルは予選突破を最終節に持ち越す苦境に立たされ、さらにロナウド選手の「最後のW杯」となる可能性のある本大会出場にも、出場停止処分が影響を及ぼす懸念が浮上している。
崖っぷちに追い込まれた強豪
ポルトガルはアイルランド戦の前までグループF首位を快走していたが、この敗戦により勝ち点10で首位を維持しつつも、2位ハンガリーとの差はわずか2ポイントに縮まった。7大会連続の本大会出場を確実にするには、11月16日のホームでの最終節、アルメニア戦での勝利が絶対条件となった。
試合は、敵地ダブリンで守備の綻びを突かれる形で前半に2失点。そして後半59分、ロナウド選手が相手選手へ肘打ちを見舞い、一度はイエローカードが提示されたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によりレッドカードに変更され、退場処分となった。
終盤戦で迎えた初黒星とエースの退場という二重の打撃は、チームの士気に大きな影響を与えている。
ロナウド退場がもたらす「本大会への懸念」
今回の退場は単なる一試合の欠場に留まらない。ロナウド選手は次戦のアルメニア戦に出場停止となるが、より深刻なのは、この処分が2026年W杯本大会へ持ち越される可能性だ。
FIFAの懲戒規定では、肘打ちのような「重大な反則行為」に対し、少なくとも2試合の出場停止が科されるケースがある。もし2試合以上の処分が下された場合、予選で消化しきれなかった出場停止処分は、国際親善試合では消化できず、W杯本大会などの公式戦で消化する必要がある。
これは、ポルトガルがストレートインを決めたとしても、ロナウド選手がW杯本大会のグループステージ数試合を欠場する可能性を意味する。40歳を迎え、集大成となるはずの夢舞台のスタートが、予選での一瞬の感情的な行為によって阻害されるかもしれない。ポルトガルメディアもこれを「完全に正気を失う」行為として厳しく報じており、事態の深刻さを物語っている。
エース不在、試される新世代の融合
最終節、ポルトガルは絶対的なキャプテンを欠いた状態でアルメニア戦に臨まなければならない。戦術的な穴埋めは急務だ。
アイルランド戦での守備の脆弱さを克服しつつ、ロナウド選手不在の攻撃をどう構築するかが焦点となる。ルベン・ネベス選手やトリンコン選手といった新世代のタレントたちが、攻撃の起点としてより重要な役割を担うことになるだろう。
ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は、ホームアドバンテージと過去5-0で大勝した実績を持つアルメニア相手に、守備の安定と多様な攻撃展開で勝利を掴み取り、自力での予選突破を確定させる必要がある。
7大会連続のW杯出場という大目標、そしてロナウド選手にとってのキャリア最終盤。この試練は、長年ロナウド選手に頼ってきたポルトガル代表が、新旧の融合を果たし、真の強豪国として成長できるかを試す、避けて通れない正念場となる。世界中のサッカーファンが、最終節でポルトガルが見せる「真価」に注目している。