【大阪】時を超えた共演!ミャクミャクが万博記念公園へ「帰還」、太陽の塔と並ぶ新レガシーに
ニュース要約: 2025年大阪・関西万博の公式モニュメントが万博記念公園に移設され、除幕式が行われました。1970年万博の象徴「太陽の塔」と同じ空間に、新時代のシンボル「ミャクミャク」が設置されたことで、二つの万博のレガシーが交差。世代を超えて万博の記憶とエネルギーを次世代へ継承する、新たな観光・交流の拠点としての役割が期待されています。
【大阪】時を超えて、二つの「万博」が交差する。ミャクミャクが万博記念公園に「帰還」した。
2026年2月22日、大阪府吹田市の万博記念公園は、前日の喧騒をそのままに、春を待つ柔らかな陽光に包まれていた。前日の2月21日、2025年大阪・関西万博(以下、大阪万博)の閉幕後に会場から移設された公式モニュメント「いらっしゃい」と「わくわく」の除幕式が行われ、万博のシンボルキャラクター「ミャクミャク」が、1970年の熱狂の地へと正式に居を移した。
今回の移設は、大阪万博の「レガシー(遺産)」を次世代へ継承することを目的としたものだ。設置場所は、1970年万博の象徴である「太陽の塔」がそびえ立つ太陽の広場前。21日午前11時に行われた「ミャクミャク再会セレモニー」には多くの家族連れが詰めかけ、Instagramでのライブ配信も実施されるなど、全国のファンがその「再会」の瞬間を見守った。
世代を繋ぐ「ミャクミャク」と「公園」の新たな役割
今回のモニュメント設置に合わせ、公園内では特別企画「Remember EXPO in 万博記念公園」が開催されている(23日まで)。かつての万博遺産を展示する「EXPO'70パビリオン」に加え、上の広場や太陽の広場周辺では、最新の万博と過去の万博を紐解く「新旧万博スタンプラリー」が実施され、古くからの万博ファンと、現代の子供たちが共に「ミャクミャク」というアイコンを通じて交流する姿が見られた。
公園内の体験コンテンツも充実している。約300平方メートルの「雪の広場」や雪の滑り台が特設され、ミャクミャクが描かれたドームテント内のフォトスポットには、記念撮影を待つ長い列ができた。
「あの奇妙な形が、今では親しみ深く感じるから不思議ですね」と語るのは、50代の来園者男性だ。かつて親に連れられて1970年万博を訪れたという彼は、「かつての太陽の塔と、今のミャクミャクが同じ空間に並んでいるのを見ると、大阪のエネルギーが途切れることなく続いているのだと感じます」と感慨深げに語った。
全国へ広がるミャクミャクの足跡
一方で、ミャクミャクの活動は大阪の公園内にとどまらない。現在、メモリアルキャラバン「未来につなぐ万博展」が全国を巡回中だ。東京会場(丸ビル)は今月22日まで開催され、今後は福岡、札幌、仙台と、日本各地のファンに万博の記憶を届ける。
また、大阪市内では16日に「ミャクミャク感謝祭2026」も開催されており、当初は賛否両論を巻き起こした独創的なデザインのキャラクターも、今や国民的な愛されキャラクターとして定着した感がある。
常設のシンボルとして、未来へ
万博会場内には、クッション素材でできた築山型遊具「こみゃく」などの遊び場が設けられ、子供たちが身体を動かして「いのちのリズム」を感じる場が提供されてきた。こうした「遊び」と「アート」の融合という思想は、万博記念公園という広大な公共の場においても、今回移設されたモニュメントを通じて引き継がれていくことになる。
大阪市役所前にあった「ねそべりポーズ」のモニュメントが会場内の「風の広場」へ移設されるなど、各所で配置換えが進む中、万博記念公園への設置は、事実上の「終の棲家」の一つとしての意味合いも強い。
1970年のレガシーが「太陽の塔」であるならば、2025年のレガシーの一つはこの「ミャクミャク」だ。大阪・吹田の地で並び立つ二つのシンボルは、これからも公園を訪れる多くの人々に、夢と熱狂の記憶を語り継いでいくことだろう。
(経済部・社会部 共同執筆)
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