宮本恒靖会長、岡田武史氏辞任に言及 田嶋氏FIFA会長選出馬
ニュース要約: JFAの宮本恒靖会長が岡田武史氏の副会長辞任に初言及し「とても寂しく感じる」と述べた。また田嶋幸三名誉会長のFIFA会長選出馬が表明され、理事会は満場一致で推薦を決議。宮本会長はインファンティノ氏支持との見解を修正した。
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(49)が5日、岡田武史氏の副会長電撃辞任について初めて言及するとともに、田嶋幸三名誉会長のFIFA(国際サッカー連盟)会長選出馬を推薦する方針を明らかにした。日本サッカー界を揺るがす大きな動きが相次ぐなか、宮本会長の対応が注目されている。
岡田氏は先月24日、任期途中で副会長を辞任。「今回のFIFAワールドカップをめぐる一連の対応については、私自身の信条との間に大きな隔たりがあり、それを一人のスポーツマンとして受け入れることができず、このたびの決断に至った」とのコメントをJFAを通じて発表していた。宮本会長はこの日のメディア対応で「長らく日本サッカーを支えていただいた。とても寂しく感じる」と述べた。現在も岡田氏と連絡を取り合っているといい、「今日も電話で『外からツネのことを支えるからな』と言っていただいた。また相談させていただけたら」と、けんか別れではないことを強調した。
一方、田嶋名誉会長(68)は5日、来年3月のFIFA会長選に日本人として初めて出馬する意向を表明した。3選を目指すジャンニ・インファンティノ会長(56)の組織運営について、「しっかりとしたガバナンス、フェアで公正なFIFAに戻るべきだ」と異を唱え、「スポーツだけはしっかりと高潔性を守らなければいけない」との思いを強調した。東京・文京区のJFAハウスで行われた月例理事会では、田嶋氏の推薦が理事14人の満場一致で決議されたという。
宮本会長は「田嶋さんを支持し、推薦すると決議した」と説明した一方、「イコール、インファンティノ氏を支持すると言ったわけではない」とも述べ、これまで示していた現職支持をめぐる発言を修正した。JFAは当初、インファンティノ氏の続投を支持するAFC(アジアサッカー連盟)に歩調を合わせる方針を示していた経緯がある。
FIFA会長選を巡っては、今年夏のワールドカップ北中米大会期間中に、米国のトランプ大統領の介入をうかがわせる複数の事案が発生し、国際世論から激しい批判を浴びてきた。田嶋氏の出馬に対しては、海外通信社から「インファンティノ氏に対する最初の本格的な対抗馬」との評価も伝えられている。
副会長の電撃辞任から名誉会長の会長選出馬まで、日本サッカー界が大きな節目を迎えるなか、二つの難題に同時に向き合う宮本会長のリーダーシップが問われる局面が続きそうだ。
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