2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕へ!史上初の分散開催と持続可能な新潮流
ニュース要約: 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪が2月6日に開幕します。史上初の2都市共同・分散開催となる今大会は、既存施設を最大限活用する持続可能性を重視。新競技「山岳スキー」の導入や女性参加率47%の達成など、多様性と最新技術が融合した新たな五輪の姿を提示します。日本勢のメダル獲得にも期待が高まっています。
【ミラノ発】2026年冬季五輪、2月6日開幕へ――歴史的規模と「分散開催」の新潮流
【ミラノ=共同】2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪(thế vận hội mùa đông 2026)の開幕まで、あと2日と迫った。イタリアでの冬季五輪開催は2006年トリノ大会以来20年ぶり3回目。現地時間2月4日からはカーリング混合ダブルスなどの予選が先行して始まり、世界最高峰の冬の祭典がいよいよ幕を上げる。
本大会は、五輪史上初めて「2都市」の名を冠した大会となる。ミラノとコルティナダンペッツォを中心とする北イタリアの広大なエリア、約2万2000平方キロメートルにわたって会場が点在する「分散・多拠点型」の開催形式が最大の特徴だ。
▽史上最大規模と「持続可能性」の両立 今大会には、世界約93の国・地域から過去最多となる約3,500人のアスリートが集結する見通しだ。実施されるのは16のオリンピック競技と6のパラリンピック競技で、合計195セットのメダルが争われる。
国際オリンピック委員会(IOC)が進める改革「オリンピック・アジェンダ2020」に基づき、既存施設の最大活用を掲げる。ミラノでは、サッカーの聖地として知られるサン・シーロ・スタジアム(ジュゼッペ・メアッツァ)で6日に開会式が行われ、フィギュアスケートやアイスホッケーなどの氷上競技が開催される。一方、1956年冬季五輪の舞台でもあるコルティナダンペッツォは、アルペンスキーやボブスレーなどの雪上競技の拠点となる。
▽新競技「山岳スキー」の導入とジェンダー平等 今大会から、新たな競技として「山岳スキー(スキーモ、Ski Mountaineering)」が正式採用された。登り、滑走、そしてスキーを担いでの徒歩登坂を組み合わせた過酷な競技で、男子、女子、混合リレーの3種目が実施される。
また、ジェンダー平等の推進も顕著だ。女性選手の比率は、冬季五輪史上最高の47%に達する見込みである。スキージャンプ女子のラージヒル採用や、クロスカントリースキーでの男女同一距離化など、12種目で平等のさらなる促進が図られている。
▽気候変動への挑戦と最新テクノロジー 開催にあたり、大きな課題となっているのが気候変動に伴う雪不足だ。ユネスコ世界遺産にも登録されているドロミテ(Dolomites)山塊では、エネルギー効率の高い最新の人工降雪システムが導入された。環境保護と競技環境の両立を目指すイタリア当局の執念が試される場となる。
また、運営面ではAI(人工知能)やドローン技術を駆使したファン体験の向上も図られる。公式アプリでは12言語に対応したコンシェルジュサービスが提供され、世界中の観客にリアルタイムで結果と興奮を届ける。
▽注目される勢力図と日本勢の期待 メダル争いでは、前回北京大会と前々回平昌大会で圧倒的な強さを見せたノルウェーが、今大会でも首位を走ると予想されている。一方、日本代表「チームジャパン」も、伝統的に強いフィギュアスケートやスピードスケート、スキージャンプ、そして昨今の成長が著しいスノーボード(ハーフパイプ、ビッグエア)でのメダル獲得が期待される。
なお、ロシアとベラルーシの選手については、IOCの厳格な審査を通過した個人資格の「中立選手」のみが出場を認められる。
▽世界へ広がる冬季競技の輪 近年の冬季五輪は、ベトナムなど熱帯・亜熱帯地域諸国の関心も高まっている。2025年の冬季アジア大会(ハルビン)を経て、国際的な協力体制のもとでウィンタースポーツの普及が進んでおり、今回もアジア勢の多様な挑戦が注目されるだろう。
聖火は2025年11月にギリシャのオリンピアを出発。イタリア国内300以上の都市、約1万2000キロを巡る旅を終え、いよいよミラノに到達する。2月6日未明(日本時間7日)、サン・シーロの夜空に聖火が灯され、17日間にわたる銀世界のドラマが幕をあける。
参考情報源
関連コンテンツ
マイニュースへ
あなた専用のニュースレポートをチェックしましょう