【ミラノ五輪】女子フィギュア決戦へ!中井亜美がSP首位、坂本花織らと表彰台争い
ニュース要約: 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪は20日、フィギュアスケート女子フリーが行われます。SP首位の中井亜美を筆頭に、坂本花織やアリサ・リュウがメダルを懸けて激突。韓国勢のイ・ヘインやシン・ジアも逆転を狙います。技術点と演技構成点の熾烈な争いが繰り広げられる「冬季五輪の華」の行方に注目が集まっています。
【ミラノ発】2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪は19日(現地時間)、フィギュアスケートの華とされる女子シングル・フリーが行われる。17日のショートプログラム(SP)で首位に立った日本の中井亜美(19)を筆頭に、坂本花織、米国のアリサ・リュウらが表彰台を懸けて激突する。一方、韓国勢ではイ・ヘイン(20)がSP9位から逆転のトップ10入りを狙い、若き新星シン・ジア(17)も巻き返しを誓う。
「氷上の花」が咲き誇るミラノ、決戦の時
ミラノのアイス・スケーティング・アリーナで、ついにメダリストが決定する。2026年冬季オリンピック女子シングル・フリースケーティングは、120年前の1906年に女子シングルが初めて五輪種目となって以来、その歴史を刻み続けてきた。
今大会、日本勢の勢いが止まらない。SPで首位に立ったのは、次世代のエースとして期待される中井亜美だ。中井はSPで冒頭の大技、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に成功。技術点(TES)を大きく伸ばし、自己ベストとなる78.71点をマークした。2位には世界女王の風格を見せる坂本花織(77.23点)、3位には復帰した米国の実力者アリサ・リュウ(76.59点)が続いており、フリースケーティングでの演技構成と完成度が、金メダルの行方を左右する緊迫した状況となっている。
韓国の誇り、イ・ヘインとシン・ジアが挑む「逆転劇」
韓国勢もまた、自国の誇りを懸けて氷上に立つ。SP9位のイ・ヘイン(高麗大)は、今シーズン最高得点となる70.07点を記録。冒頭の3回転ジャンプをクリーンに着氷させると、その後のスピン、ステップでも最高評価のレベル4を獲得した。
イ・ヘインは試合後、「これまで準備してきたすべての要素を出し切りたい」と語り、フリーではイタリアの歌劇『カルメン』の情熱的な旋律に乗せて、逆転でのトップ10入りを狙う。SPの上位陣とは約8点差という僅差であり、フリーの演技次第ではさらなる順位上昇も十分に射程圏内だ。
一方、14位からの追い上げを誓うのはシン・ジア(セファ女子高)だ。SPではコンビネーションジャンプの着氷に乱れが生じ、65.66点と本来の実力を出し切れなかったが、表現力豊かなスケーティングには定評がある。「ショートの悔しさは捨てて、自信を持って前進したい」と前を向く彼女が、ミラノの舞台でどれだけの「ジア・スマイル」を見せられるかに関心が集まっている。
採点の透明性と技術の攻防
今大会では、アイスダンス種目においてフランス代表とアメリカ代表の点数差を巡り、一部で判定に関する議論が起きるなど、採点の透明性に注目が集まっている。女子シングルにおいても、ジャンプの回転不足の判定や、演技構成点(PCS)の評価が勝負を分けるポイントとなる。
特に日本の中井がフリーでもトリプルアクセルを組み込むのか、あるいは坂本が圧倒的なスピードと安定感で王者の貫禄を見せつけるのか。技術点(TES)と演技構成点(PCS)の熾烈な争いが、20日の午前3時(韓国・日本時間)から繰り広げられる。
フィギュアスケート界の未来を占う一戦
韓国男子のエース、チャ・ジュンファンが母親の作詞した曲でフリーを舞い、観客の感動を呼んだように、女子選手の一挙手一投足もまた、多くのファンの心に刻まれるだろう。「冬季五輪の華」とも称されるこの女子シングル・フリースケーティング。24名の精鋭たちが、ミラノの氷上で描く夢の軌跡から目が離せない。
(共同通信/日経新聞 参照・編集部)
【試合日程】
- 2026年冬季オリンピック 女子シングル フリースケーティング
- 日時: 2月20日(金)午前3時00分(日本/韓国時間)
- 場所: イタリア・ミラノ アイス・スケーティング・アリーナ
- 主な出場選手: 中井亜美、坂本花織、アリサ・リュウ、イ・ヘイン、シン・ジア
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