歌舞伎町の「寵児」から年商50億の実業家へ|桑田龍征が提唱する「ホスト2.0」と多角化戦略の全貌
ニュース要約: 実業家・桑田龍征氏が率いる「NEW GENERATION GROUP」が、ホストクラブ経営を軸に飲食や学習塾など11社を傘下に収める年商50億円規模の企業集団へと進化。YouTube番組『令和の虎』でも活躍する同氏の、不祥事を乗り越えた透明性の高い経営手法と、ホストを憧れの職業へと昇華させる「ホスト2.0」の現在地を追います。
歌舞伎町の「寵児」から実業家へ 桑田龍征が描く「ホスト2.0」の現在地と多角化戦略
【東京・新宿】 不夜城・歌舞伎町の喧騒の中にありながら、その中心で異彩を放ち続ける男がいる。実業家の桑田龍征(くわた・りゅうせい)氏(40)だ。かつて「業界初の現役大学生オーナー」としてその名を轟かせた彼は今、ホストクラブ経営の枠を超え、年商50億円を伺う企業集団のリーダーとして、そしてYouTube界を席巻するインフルエンサーとして、日本のビジネスシーンに新たな風を吹き込んでいる。
2026年3月現在、桑田氏が率いる「NEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)」は、ホストクラブ9店舗を軸に、飲食、学習塾、さらには組織コーチング事業まで、11社を傘下に収める多角経営へと進化を遂げた。かつて「夜の街」の象徴だった男は、いかにして「ビジネスの虎」へと変貌を遂げたのか。その軌跡と現在を追った。
■「どん底」から学んだ組織論
桑田氏のキャリアは、2006年に20歳でホスト業界に飛び込んだことから始まる。圧倒的なカリスマ性で月間売上2000万円を記録し、わずか2年半で1億円を稼ぎ出した。22歳で独立を果たしたが、経営者としての船出は決して順風満帆ではなかったという。
「当時は経験不足から組織運営の壁にぶつかり、30人いた従業員が5人にまで激減したこともありました」と関係者は語る。この危機を救ったのは、意外にも一般の大手企業が採用する「仕組み」の導入だった。独りよがりのカリスマ経営を脱却し、未経験者でも稼げるエビデンスに基づいた育成システムと、コンプライアンスを重視したクリーンな運営。これが、グループを年商30億円超へと押し上げる原動力となった。
■「令和の虎」が生んだインフルエンサーの顔
現在の桑田氏を語る上で欠かせないのが、YouTube番組「令和の虎」での活躍だ。鋭い観察眼と、時に厳しくも愛のある投資判断を下す「虎」としての姿は、若手起業家や視聴者の支持を集めた。自身のYouTubeチャンネル登録者数も約30万人に達し、その影響力はもはや一経営者の域を超えている。
特に2023年から始動した「通販の虎」プロジェクトでは、「通販王に俺はなる」という宣言通り、EC事業を通じた新たな流通モデルの構築に挑んでいる。過去には冷感ポンチョの配送遅延問題などの「炎上」も経験したが、不祥事を隠蔽せず、自ら謝罪動画を投稿する姿勢は、図らずも今の時代における「透明性のあるリード」として注目された。
■「ホスト2.0」と家族への想い
私生活では、2023年末に離婚を公表。その原因が自身の浮気であったことを認めるなど、功罪併せ持つキャラクターも彼の人間味として語られることが多い。一方で、離婚後も愛娘との交流を欠かさず、「父親」としての責任を果たす側面も持つ。
2026年3月の最新動向では、知人の結婚に際し「推し続ける覚悟なり」とエールを送るなど、周囲を鼓舞する活動を継続中だ。かつては「歌舞伎町のウォルト・ディズニー」を自称し、エンターテインメントとしてのホストクラブを目指した桑田氏。今の彼が見据えるのは、ホストという職業を「憧れのビジネスリーダー」へと昇華させる「ホスト2.0」の実現だ。
「何をするかではなく、誰とするか」。グループの理念に掲げられたこの言葉は、情報の波が激しい今日において、桑田龍征という個人の信用こそが最大の資本であることを示唆している。
【桑田龍征 氏 プロフィール】
- 生年月日: 1986年1月10日
- 現職: NEW GENERATION GROUP 創業者兼代表、株式会社通販の虎 代表
- 主な事業: ホストクラブ経営、飲食、学習塾、組織コーチング、YouTube運営
- 著書: 『ホスト2.0』
(取材・文:経済部 記者)
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