【2026黒船賞】ダノンフィーゴが中心か?高知競馬でJRA勢と地方の精鋭が激突
ニュース要約: 2026年3月24日、高知競馬場で交流重賞「第28回黒船賞」が開催。かきつばた記念覇者ダノンフィーゴら強力なJRA勢に対し、内枠を活かした地元高知勢や他地区の精鋭が挑む。特殊な砂のコンディションと小回りコースを舞台に、1着賞金3000万円を巡る熱い砂上の電撃戦が幕を開ける。
【高知発】砂上の電撃戦、黒船賞が明日号砲 JRA勢の牙城を崩す地方馬の執念なるか
2026年3月24日、高知競馬場を舞台にダート短距離の交流重賞「第28回黒船賞(JpnIII、1400メートル)」が開催される。春の地方交流重賞戦線の重要な一戦として位置づけられるこのレースには、今年もJRAから実力馬4頭、地方から精鋭8頭の計12頭が集結した。高知の深い砂と小回りコースという特殊な条件下で、果たしてどのようなドラマが待ち受けているのか。
圧倒的なJRA勢、本命は「かきつばた記念」覇者ダノンフィーゴ
過去10年のデータを見れば、JRA所属馬が8勝を挙げており、その優位性は揺るぎない。今回の中心は、前走の「かきつばた記念」を制したダノンフィーゴ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)だ。川田将雅騎手を背に、単勝予想オッズは1.9倍と圧倒的な支持を集めている。後半3ハロンの末脚に定評があり、トリッキーな高知の1400メートルコースでもその爆発力が期待される。
これに対抗するのは、安定した戦績を誇るロードフォンス(牡6、横山和生騎乗)や、先行力に定評のあるマテンロウコマンド(牡4、松山弘平騎乗)といったJRA勢だ。また、かつてこのレースを制した実績を持つベテラン、シャマル(牡8)の動向からも目が離せない。斤量58キロというトップハンデを背負いながらも、その経験値で連覇を狙う。
地元・高知勢の悲願、内枠の利を活かせるか
地方勢にとって、1998年の第1回大会で高知のリバーセキトバが勝利して以来、地元の地を走る高知所属馬の優勝は遠ざかっている。しかし、今年の高知勢には期待がかかる。
注目は1枠1番に入ったオタマジャクシ(牡4、永森大智騎乗)だ。高知競馬特有の「内ラチ沿いの深い砂」を避け、先行して経済コースを立ち回ることができれば、大物食いの可能性を秘めている。また、ニクソンテソーロやジョウショーホープといった地元重賞の常連組も、JRA勢がハイペースで競り合う展開を後方から狙い澄ます。
「高知の砂は内側が深く、器用な立ち回りが求められる。JRAのスピード馬といえど、この特殊な馬場に戸惑えば付け入る隙はある」と地元紙記者は分析する。
波乱の予感? 4番人気以下の穴馬に注目
黒船賞は上位3番人気までの信頼度が極めて高く、勝率は80%に達する。しかし一方で、3連単などでは10万馬券を超える高配当が飛び出すことも珍しくない。穴をあけるのは、決まって兵庫所属などの他地区勢や、4〜5歳の若駒だ。
今回の兵庫勢では、重賞戦線で揉まれてきたペースセッティング(牡6、下原理騎乗)や、名手・小牧太騎手が手綱を取るエコロクラージュが不気味な存在感を放つ。馬場状態が雨の影響を受ければ、さらにパワー型の地方馬に有利な展開となる可能性もある。
地方競馬の活性化を担う一戦
1着賞金3000万円。この地方最大級の賞金を巡る戦いは、単なるレース以上の意味を持つ。JRAのトップジョッキーが集結し、地方の快速馬たちがそれに挑む構図は、地方競馬全体のブランド向上とファン拡大への大きな起爆剤となっている。
明日の発走時刻は16時45分。全国の競馬ファンが注目する中、砂塵を巻き上げて疾走する「黒船」たちの戦いが幕を開ける。ダノンフィーゴが新時代の王座を確固たるものにするのか、あるいは地元高知の星が歴史を塗り替えるのか。決戦の瞬間は、すぐそこに迫っている。
(2026年3月24日・共同通信/日経新聞風 報道)
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