キム・ウビン＆シン・ミナ、10年愛を実らせ結婚へ！難病を乗り越えた理想の絆

キム・ウビンとシン・ミナ、10年愛の果てに掴んだ「理想の絆」：難病を乗り越え、ついに迎えるゴールイン

— 2025年12月20日、ソウルで非公開挙式へ。韓国芸能界の模範的カップルが示す「真の支え合い」

【ソウル/東京 共同】韓国トップ俳優のシン・ミナ氏（36）とキム・ウビン氏（36）が、約10年間にわたる交際期間を経て、ついに結婚することを正式に発表した。2025年12月20日にソウル市内の非公開会場で、家族やごく親しい知人のみを招き、静かに挙式を執り行う予定だ。

二人の結婚は、単なる人気俳優カップルのゴールインという範疇を超え、キム・ウビン氏の難病克服という大きな試練をシン・ミナ氏が献身的に支え続けた軌跡が、韓国内外で「理想的な愛の形」として広く共感を呼んでいる。

10年越しの愛と信頼が結実

二人の出会いは2015年、アパレルブランドの広告撮影がきっかけだった。同年7月に交際を公にして以来、韓国芸能界を代表する「おしどりカップル」として注目を集めてきた。交際期間が10年を超える長寿カップルである二人は、互いのキャリアを尊重しつつ、静かに愛を育んできたことで知られる。

結婚発表は、2025年11月20日、キム・ウビン氏が自身のファンカフェに直筆メッセージを投稿する形で行われた。「未熟な僕に、いつも惜しみなく愛と応援を送ってくださる皆さんに、いち早くお知らせしたくて」と切り出し、「長い時間を共にしてきた、その方と家庭を築き、これからは一緒に歩んでいこうと思う」と、シン・ミナ氏への深い信頼と感謝を滲ませた。

双方の所属事務所もこの事実を認め、「長い交際で積み重ねてきた厚い信頼を基に、互いの人生のパートナーになることを約束した」とコメント。公式発表前から、デート姿やイベントへの同伴出席が度々目撃されており、ファンやネットコミュニティでは長年結婚が待ち望まれていた。

難病という試練が深めた絆

キムウビン シンミナカップルの物語を語る上で避けて通れないのが、2017年にキム・ウビン氏が診断された鼻咽頭がん（上咽頭がん）との闘いである。当時、第一線で活躍していたキム・ウビン氏は、突如として芸能活動を中断せざるを得なくなった。

この困難な闘病生活において、シン・ミナ氏の存在が極めて大きかったことは、関係者の間でも広く知られている。彼女は、治療中も常にキム・ウビン氏のそばに寄り添い、精神的、肉体的なサポートを惜しまなかった。一時は深刻な状況も伝えられたが、シン・ミナ氏の献身的な支えもあり、キム・ウビン氏は見事に病を乗り越え、復帰を果たした。

この経験は、二人の絆を単なる恋愛関係を超えた「同志的な支え合い」へと昇華させた。ファンからは「国民カップル」「模範的な支え合い」として称賛され、病を克服して復帰したキム・ウビン氏の演技には「人間の温度が宿った」との評価も高まっている。

俳優としてのキャリアと社会貢献

二人は、私生活だけでなく、俳優としてのキャリアにおいても互いを尊重し合っている。特に注目されるのは、2020年にキム・ウビン氏がシン・ミナ氏の所属事務所「AMエンターテインメント」へ移籍したことだ。これは、公私にわたってパートナーシップを強化し、互いの活動をより近くでサポートし合う姿勢の表れと見られている。

結婚後も、二人は俳優活動を精力的に継続する予定だ。シン・ミナ氏は2026年下半期公開予定のディズニープラスドラマ『再婚承認を要求します』に出演し、一方のキム・ウビン氏も2026年放送予定のtvNドラマ『ギフト』への出演を控えている。

また、キム・ウビン氏とシン・ミナ氏は、慈善活動にも積極的であり、山火事や豪雨などの自然災害被害者への寄付を度々行い、「寄付カップル」としても知られている。彼らの存在は、韓国芸能界において、私生活とキャリア、そして社会貢献を両立させる「理想的なロールモデル」として確立されている。

10年以上の歳月を経て、人生の大きな節目を迎えるキムウビン シンミナカップル。彼らが困難を乗り越えて築き上げた「穏やかな幸福」は、多くの人々に希望と感動を与え続けている。