【和歌山・橋本市長選】現職・平木氏と新人・小西氏が激突、市政継続か刷新か深夜に判明へ
ニュース要約: 和歌山県橋本市長選挙は3月22日に投開票が行われ、3期12年の実績を掲げる現職の平木哲朗氏と、小学校再編計画の見直しを訴える新人の小西政宏氏による激しい一騎打ちとなりました。人口減少対策、小学校統廃合、市民病院の経営再建を争点に、有権者の審判が下されます。投票率は前回並みの50%台半ばとなる見込みで、深夜に大勢が判明する見通しです。
【和歌山・橋本支局】 任期満了に伴う和歌山県橋本市長選挙は22日、投開票が行われた。4代12年の実績を掲げ、自民、維新、国民民主の3党から推薦を受ける無所属現職の平木哲朗氏(68)と、市政の刷新を訴える無所属新人で元県議の小西政宏氏(39)による激しい一騎打ちとなった。午後9時20分から市内で開始された開票作業は現在も続いており、深夜には大勢が判明する見通しだ。
市政継続か刷新か、有権者の審判下る
今回の橋本市長選挙は、人口減少に伴う小学校の統廃合計画や、赤字経営が続く市民病院の再建策など、市の根幹を揺るがす課題への対応が最大の争点となった。
現職の平木氏は、3期12年の安定した市政運営を強調。「稼ぐ力の強化」をスローガンに、農業や商工業への直接支援を通じた地域経済の活性化を訴えた。また、若者の定住促進や起業支援を軸に、雇用の創出から移住を呼び込む循環型のまちづくりを継続する姿勢を示している。自民、維新、国民民主といった国政政党の推薦による強固な組織票を背景に、着実な支持の広がりを見せた。
対する新人の小西氏は、39歳という若さと行動力を前面に押し出した。2032年度までに小学校を14校から9校へと減らす「小学校再編計画」に対し、廃校ではなく「多世代交流の拠点」としての活用を提案。「教育環境の維持が地域コミュニティを守る」と訴え、現職の進める効率化路線に疑問を持つ子育て世代や無党派層への浸透を図った。また、19歳で起業した経歴を武器に、滞る市民病院の経営改革や医師不足解消への「即戦力」としての変革を強調した。
投票率は50%台半ばか、関心の高さ示す
橋本市選挙管理委員会の発表によると、当日有権者数は減少傾向にあるものの、期日前投票を含めた市民の関心は高い。過去の橋本市長選挙の投票率を見ると、2014年の58.93%から、前回2022年は54.41%へと微減している。
本日午前10時時点の投票率は、一部の投票所で7〜8%台に乗せるなど順調な出足を見せた。午後7時現在の推定では、前回並みの54%前後、あるいは現職と新人の激戦による盛り上がりから、それを上回る可能性も指摘されている。
地域の命運を分ける「子育て」と「医療」
選挙期間中、市民の間で特に議論を呼んだのが「子育て支援策」と「医療インフラ」だ。大阪圏のベッドタウンとしての側面を持つ橋本市にとって、少子高齢化は喫緊の課題。平木氏は「経済活性化による間接的な支援」を重視する一方、小西氏は「小学校の存続」という具体的なカードを切った。
また、市民病院の赤字問題についても、経営のプロを自任する小西氏が「持続可能な運営」への具体策を迫り、平木氏がこれまでの行政経験に基づく「現実的な経営改善」を説くなど、対照的な論戦が繰り広げられた。
審判の行方、深夜に確定へ
3月22日午後10時からは30分おきに開票速報が発表される予定だ。安定か、変革か。人口約6万人を抱える県北部の要衝、橋本市の舵取りをどちらが担うのか。現在、市内各所の陣営関係者は、固唾を呑んで最新の開票結果を待っている。
確定結果は、日付が変わる頃には橋本市公式サイトなどを通じて公表される見込みだ。
(記者:橋本 太郎)
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