2026年度岐阜県公立高校入試、数学難化で平均点下落の予想 確定倍率0.94倍、13日に合格発表
ニュース要約: 2026年度岐阜県公立高校入試が3月4日に実施されました。数学の難化により、5教科の予想平均点は前年比18点減の296点と低迷する見通しです。全日制の最終確定倍率は0.94倍で、岐阜農林などの実業系や岐阜北などの進学校で高倍率となりました。合格発表は3月13日に行われます。来年度からの新制度導入を控え、思考力を問う傾向が強まっています。
【独自】2026年度岐阜県公立高校入試、数学の難化で平均点下落か 確定志願倍率は0.94倍、13日に合格発表
【岐阜】2026年度(令和8年度)の岐阜県公立高校入試は、3月4日に関係各所で第1次選抜の学力検査が実施された。受験生たちは緊張した面持ちで試験に臨んだが、試験終了後の自己採点や大手学習塾の分析によると、今年度の入試は数学を中心に全体的な難易度が上昇しており、合格ボーダーラインへの影響が懸念されている。
■数学の難化が全体に波及、予想平均点は296点に
試験当日、受験生の間で最も衝撃が走ったのは数学だった。県内の大手学習塾「SHIMON GROUP(志門グループ)」の速報分析によると、2026年度入試の5教科合計の予想平均点は296点と、前年度の314点(全日制受検生平均)から18点ほど低下する見通しだ。
特に数学は46点と、5教科の中で最も低い平均点が予想されている。大問6題構成という形式に大きな変更はなかったものの、思考力を問う応用問題が受験生の時間を奪った。理科(57点)や社会(58点)でも、単なる知識の暗記では太刀打ちできない「解答に悩む設問」が散見され、近年の「思考力・表現力重視」の傾向がより鮮明となった形だ。一方で、国語は75点、英語は60点と比較的安定しており、数学・理科での失点をいかに他教科でカバーできたかが合否の分かれ目となりそうだ。
■最終確定倍率公表、岐阜農林など実業系で高倍率
岐阜県教育委員会が2月17日に発表した「第1次選抜・連携型選抜」の出願変更後の最終確定倍率によると、全日制課程の総募集定員12,925人に対し、最終的な出願者数は12,147人で、全体の倍率は0.94倍となった。
普通科全体の倍率は0.95倍と落ち着きを見せているが、個別の学校・学科で見ると依然として激戦区が存在する。高倍率となった主な学校は以下の通りだ。
- 岐阜農林(流通科学科):1.48倍
- 大垣桜(食物科):1.38倍
- 岐阜農林(動物科学科):1.35倍
- 岐阜北(普通科):1.21倍
- 大垣北(普通科):1.19倍
岐阜高校などの最難関校では、内申点と当日点の比率が「3:7」と当日重視の傾向にあるが、自己採点で480点から488点前後が合格圏内の目安とみられている。県教委の計算方式では、内申点を300点満点、学力検査を700点満点に換算した1000点満点で判定されるため、平均点が下落する今年は、例年以上に慎重なシミュレーションが必要となる。
■今後の日程と交通機関の状況
本日3月4日の試験当日は、県内の主要交通機関(JR東海、名鉄、岐阜バスなど)に大きな乱れはなく、予定通り試験が開始された。明日5日には一部の高校で独自検査や面接が実施される予定だ。
今後のスケジュールは以下の通りとなっている。
- 3月10日・11日:追検査
- 3月13日:合格発表(各高校およびWebサイトにて)
■2027年度からは入試制度が激変
現在の中学2年生が受験する2027年度(令和9年度)入試からは、岐阜県の公立高校入試制度が抜本的に改革される。従来の「前期・中期選抜」が廃止され、2月の「前期選抜」に一本化されることが決定している。
新制度では、一度の出願で「独自枠1校」と「共通枠最大3校」の計4校まで志願が可能になるほか、Web出願の導入も予定されている。制度の過渡期にある中、中学生にはこれまで以上に「内申点の確保」と「記述式問題への対応力」が求められることになるだろう。
試験を終えたばかりの受検生たちは、3月13日の吉報を待つこととなる。平均点の下落が予想される中、最後まで自身の努力を信じて待ちたい。
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