【巨人】育成の星・平山功太が支配下登録へ猛アピール!「1番・中堅」で連発の快進撃
ニュース要約: 読売ジャイアンツの育成選手、平山功太外野手がオープン戦で猛打を振るい、支配下登録への最終カウントダウンに入っています。2試合連続本塁打や猛打賞を記録し、阿部監督も開幕一軍帯同を示唆。故障を乗り越えた苦労人が、背番号二桁を目指して巨人の新リードオフマン候補へと急浮上している現状を詳報します。
【深層リポート】巨人の新星・平山功太、育成から「1番・中堅」を射抜く猛打 支配下登録への最終カウントダウン
2026年3月18日 読売ジャイアンツ(巨人)担当記者
プロ野球の開幕を2週間後に控えた3月中旬、読売ジャイアンツのキャンプ地から届く熱狂の中心に、一人の育成選手の名がある。平山功太(22)。2023年育成ドラフト7位という、いわば「どん尻」に近い順位で入団した若武者が、今、阿部慎之助監督の心を激しく揺さぶっている。
衝撃の「チーム1号」から始まった快進撃
平山功太の名が全国の野球ファンに知れ渡ったのは、3月15日のオープン戦(対日本ハム)だった。今季、チーム全体で本塁打がなかなか出ず、12球団で最も遅い1号が待たれる中、阿部監督は「1番・中堅」に抜擢したばかりの育成3年目、平山を起用した。
その期待に、平山は最高の結果で応えた。昨季のパ・リーグ最多勝右腕、有原航平から左中間へ先制の適時三塁打を放つと、続く打席では圧巻のソロ本塁打。さらに安打を重ねて3安打猛打賞を記録した。「去年からしたら、オープン戦に呼んでもらえるとも思っていなかった。まさかチーム1号が打てるとは」と、試合後、平山は初々しい表情で語ったが、そのスイングには迷いがなかった。
勢いは止まらない。17日のヤクルト戦でも、平山は2試合連続となる本塁打を放ち、逆転勝利の立役者となった。SNS上では「#平山功太」がトレンド入りし、「即刻、支配下登録を!」「巨人のリードオフマンは彼しかいない」といったファンの熱狂的な投稿が相次いでいる。
波乱の経歴が育んだ「不屈の精神」
平山功太のここまでの道のりは、決して平坦ではなかった。広島県出身。瀬戸内高校時代は甲子園出場が叶わず、進学した環太平洋大学もわずか1年で中退している。一時は野球から離れることも考えたが、2023年に独立リーグのベイサイドリーグ・千葉スカイセイラーズに入団したことが転機となった。
千葉では1年目からレギュラーとして全40試合に出場。打率.319、最多本塁打、最多盗塁を記録してMVPに輝き、巨人のスカウト陣の目に留まった。身長185センチ、体重82キロという恵まれた体格。右投げ右打ちの大型外野手として、かつて広島で活躍した鈴木誠也(カブス)を目標に掲げ、ハングリー精神を武器にプロの門を叩いた。
2024年は三軍で打率.311、5本塁打と着実に結果を残したが、2025年は右肩の故障に苦しんだ。しかし、リハビリ期間も腐ることなく、ウィンターリーグでは足上げやヘッドの使い方を改良。2026年からは「内野手」への登録変更という新たな挑戦にも踏み出した。
阿部監督の決断 支配下への扉は開くか
阿部監督は、連日の平山の活躍を「素晴らしい。残してチャンスを与えようかな」と絶賛している。3月16日に22歳の誕生日を迎えたばかりの若き才能に対し、指揮官は開幕一軍帯同を強く示唆した。現在、背番号「033」を背負う平山にとって、最大の目標は支配下登録を勝ち取り、二桁の背番号を手にすることだ。
1軍定着のためには、守備の確実性や、強打者不在時の打線での継続的な貢献が求められる。しかし、現在の平山が放つ輝きは、それらの課題を補って余りある勢いに満ちている。阿部巨人が掲げる「競争」というテーマを象徴する存在として、平山功太は今、東京ドームのダイヤモンドを駆け抜ける準備を整えている。
育成出身の星として、また一人の「苦労人」として。平山功太が支配下登録という夢の切符をその手にする日は、そう遠くないはずだ。
(文・スポーツ部 経済・社会担当)
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