【ACL2】ガンバ大阪、18歳名和田の同点弾でドロー。ラーチャブリーとの決着は敵地タイへ
ニュース要約: AFCチャンピオンズリーグ2準々決勝第1戦、ガンバ大阪はホームでラーチャブリーFCと1-1で引き分けました。18歳の新星・名和田我空が殊勲の同点ゴールを挙げ、敗戦の危機を救ったものの、25本のシュートを放ちながら決定力不足が露呈。準決勝進出の行方は、敵地タイでの第2戦に持ち越されることとなりました。
【ACL2】ガンバ大阪、本拠地で痛恨のドロー。18歳名和田の同点弾でラーチャブリーFCと1-1、決着は敵地へ
【2026年3月12日 大阪】
AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)は11日、各地で準々決勝の戦いが行われているが、それに先立ち3月4日に市立吹田サッカースタジアムで開催された第1戦、ガンバ大阪対ラーチャブリーFC(タイ)の一戦を振り返る。ホームの圧倒的な声援を背に受けたガンバだったが、粘り強い守備を見せるラーチャブリーを崩しきれず、1-1の引き分けでタイムアップ。準決勝進出の行方は、タイでの第2戦に持ち越されることとなった。
序盤の暗転とラーチャブリーの鋭いカウンター
試合は立ち上がりから波乱の展開となった。グループステージを6戦全勝という圧倒的な成績で首位通過し、ラウンド16でも韓国の強豪・浦項スティーラースを合計スコア3-2で退けてきたガンバ大阪。下馬評では優位と目されていたが、前半18分、一瞬の隙を突かれる。
ラーチャブリーは少ないチャンスを確実に仕留めた。左サイドからのクロスに反応したダニエル・ティンが鮮やかな先制ゴールを奪い、アウェイチームが先行する。イェンス・ヴィッシング監督が試合後、「前半のプレスが遅れ、相手にスペースを与えてしまった」と悔やんだ通り、ガンバの守備陣はタイの刺客が放つ鋭いカウンターに手を焼いた。
シュート25本の猛攻、救世主は18歳の新星
1点を追う展開となったガンバは、後半から初瀬亮に代えて岸本武流を投入。右サイドの活性化を図り、怒涛の反撃を開始する。スタッツが示す通り、シュート数25本(相手は5本)、コーナーキック14本(相手は0本)と、数字の上ではガンバが試合を完全に支配した。
しかし、ラーチャブリーのゴール前を固める肉の壁が、得点を許さない。鈴木徳真のダイレクトシュートがブロックされ、宇佐美貴史や食野亮太郎が果敢にゴールを狙うも、ネットを揺らすまでには至らない。
転機が訪れたのは後半27分、南野遥海に代わってピッチに送り出された18歳のアタッカー、名和田我空だった。迎えた84分、波状攻撃からボックス内で粘った名和田が殊勲の同点ゴールを流し込み、スタジアムは歓喜の渦に包まれた。名和田はアディショナルタイムにも直接FKでクロスバーを直撃するなど、非凡な才能を遺憾なく発揮。敗戦の危機からチームを救い出した。
ヴィッシング監督「次戦に望みをつないだ」
試合後の会見で、ヴィッシング監督は「ファーストレグで望んでいた結果(勝利)にならなかったのは悔しいが、相手の堅固な守備に対し同点に追いつき、セカンドレグに望みをつなげたことには満足している」と、最低限の結果を得たことに一定の評価を与えた。
一方で、25本ものシュートを放ちながら1得点に終わった決定力不足は大きな課題だ。ラーチャブリーはホームに戻る第2戦で、さらに勢いに乗ることが予想される。ガンバの右SB半田陸も「頭を切り替えないといけない。アウェイは難しい戦いになる」と、表情を引き締めた。
第2戦の展望:酷暑のタイで問われる「個の質」と「総合力」
日本時間11日夜にキックオフを迎える第2戦(ラーチャブリー・スタジアム)に向け、ガンバ大阪は総力戦の構えだ。今季、4-2-3-1を基本布陣としながらも、状況に応じて3-4-2-1を使い分ける柔軟性を見せているガンバ。中谷進之介を中心とした守備陣がいかにカウンターを封じるか、そして、契約延長を果たしたエースのジェバリや好調を維持する名和田ら攻撃陣がいかに早く均衡を破るかが鍵となる。
ACL2という舞台で、再びアジアの頂点を目指す「青と黒」の戦士たち。グループステージで見せたあの圧倒的な強さを、再び敵地で証明できるか。日本のファン・サポーターの視線は、今、南国タイの地へと注がれている。
(経済部・スポーツ担当記者)
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