【T20W杯】イングランドがスリランカを圧倒し首位浮上!フィル・ソルトが62得点で牽引
ニュース要約: 2026年T20ワールドカップのスーパー8が開幕し、前回王者イングランドがホスト国のスリランカを51ラン差で下しました。フィル・ソルトの活躍と鉄壁のボウリング陣により、イングランドはグループ2の首位に躍り出ています。一方、大敗したスリランカはネットランレートで大きく出遅れ、準決勝進出に向けて後がない状況に追い込まれました。
【パレケレ=共同】盤石の獅子、古都に吼える――。クリケットの「2026 ICC男子T20ワールドカップ(W杯)」は22日、スリランカのパレケレで、準々決勝ラウンドにあたる「スーパー8」のグループ2初戦が行われた。前回王者としての意地を見せたいイングランド代表(England cricket team)が、ホスト国スリランカ代表(Sri Lanka national cricket team)を51ラン差で圧倒。最新の順位表(standings)でグループ首位に躍り出た。
序盤の猛攻、フィル・ソルトが牽引
聖地パレケレ・インターナショナル・スタジアムを埋め尽くした地元ファンの大声援も、イングランドの勢いを止めることはできなかった。先攻のイングランドは、オープナーのフィル・ソルト(Phil Salt)が躍動。スリランカのスピナー陣が繰り出す変幻自在の配球を冷静に見極め、62得点を叩き出した。
中盤、スリランカのドゥニス・ウェララゲ(Dunith Wellalage)が3ウィケットを奪う力投を見せ、イングランドのスコアを146リード(9ウィケット喪失)に抑え込んだものの、この「146」という数字が後のスリランカ打線に重くのしかかることとなる。
魔のパワープレー、スリランカ打線が自壊
後攻のスリランカは、悪夢のような立ち上がりを見せた。イングランドのハリー・ブルック(Harry Brook)主将による「ウィル・ジャックス(Will Jacks)の初動起用」という大胆な采配が的中。スリランカは最初の6オーバー(パワープレー)で、わずか34得点と引き換えに5ウィケットを失うという歴史的な崩壊を喫した。
エースのジョフラ・アーチャー(Jofra Archer)が150キロ近い剛速球で打者の手元を狂わせれば、ウィル・ジャックスは3ウィケット(22失点)を挙げる出色のパフォーマンスを披露。スリランカはダスン・シャナカ(Dasun Shanaka)が30得点を挙げて一矢報いたものの、16.4オーバーで95ランという低スコアで全員アウト(all out)となった。
スーパー8順位表(Standings)の現状:イングランドが圧倒的優位
この直接対決の結果、グループ2の勢力図は鮮明になった。イングランドは勝ち点2を獲得しただけでなく、勝敗が並んだ際の決定打となる「ネットランレート(NRR)」で+2.550という驚異的な数値を記録。一方で、大敗したスリランカは-2.550となり、最下位に沈んでいる。
■2026 T20W杯 スーパー8 グループ2順位表(2月22日終了時点)
| 順位 | チーム | 試合数 | 勝 | 負 | ポイント | ネットランレート(NRR) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イングランド | 1 | 1 | 0 | 2 | +2.550 |
| 2 | ニュージーランド | 1 | 0 | 0 | 1 | 0.000 |
| 3 | パキスタン | 1 | 0 | 0 | 1 | 0.000 |
※ニュージーランド対パキスタン戦が雨天ノーリザルトとなったため、両者に1ポイントずつが付与されている。
「スリランカ・キラー」としての地位を確立
イングランドのこの圧倒ぶりは、今に始まったことではない。2025年末から2026年初頭にかけて行われたイングランドのスリランカ遠征(England tour of Sri Lanka)においても、イングランドはT20I、ODI(50オーバー形式)ともに3勝0敗の「スイープ(全勝)」を達成している。
今回のW杯での勝利を含め、対スリランカ戦での連勝街道を突き進むイングランド。専門家は「イングランドの高速ボウリングと、スリランカの低速ピッチを攻略するパワーバッティングの融合が、現在の立ち位置(standings)を盤石なものにしている」と分析する。
今後の展望:準決勝への切符は
イングランドにとって、次戦のニュージーランド戦が準決勝進出を決定づける天王山となる。高いNRRを背景に、次戦に勝利すればベスト4進出がほぼ確実となるだろう。
一方、崖っぷちに立たされたスリランカは、マティーシャ・パティラナ(Matheesha Pathirana)ら主力を欠く中、パキスタン、ニュージーランドとの残り2試合で「大勝」することが絶対条件となった。自国開催のプレッシャーの中、ライオンの誇りを取り戻せるか。パレケレの熱狂は、そのままコロンボでの決戦へと引き継がれる。
(クリケット専門記者:佐藤 健一)
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