鎌田大地が起点となり完封勝利!クリスタル・パレス、ウルブスを下し最下位脱出を阻む
ニュース要約: プレミアリーグ第12節、クリスタル・パレスがウルブスに2-0で完封勝利。MF鎌田大地は攻守で活躍し、追加点の起点となる重要な貢献を果たした。この結果、パレスは10位を維持。一方、今季未勝利のウルブスは最下位脱出がさらに困難となった。
プレミアリーグ深層:ウルブスを完封したクリスタル・パレス、鎌田大地が攻守に貢献し最下位脱出を阻む
守備の安定とカウンターの鋭さ、グラスナー体制下のクリスタル・パレスが示した効率的な勝利
【ロンドン共同】2025年11月22日、イングランド・プレミアリーグ第12節が行われ、モリニュー・スタジアムでは残留争いに苦しむウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)と、中位グループからの浮上を目指すクリスタル・パレスが激突した。試合は、オリヴァー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレスが、効率的なカウンターと鉄壁の守備組織を武器に2-0で勝利を収めた。この結果、クリスタル・パレスは2試合ぶりの白星で勝ち点を17に伸ばし、順位10位をキープ。一方、新監督を迎えたばかりのウルブスは、今季未だ勝利を挙げられず、最下位(20位)からの脱出がさらに困難となった。
鎌田が起点となった勝負を決める追加点
この日のクリスタル・パレスの勝利を支えたのは、攻撃陣の決定力と守備の安定性、そしてMF鎌田大地の献身的なプレーであった。
前半はスコアレスで折り返したが、後半に入るとクリスタル・パレスが主導権を握る。均衡が破れたのは後半18分。左CKからのショートコーナーでリスタートした流れから、MFアダム・ウォートンのシュートのこぼれ球をDFダニエル・ムニョスが押し込み、待望の先制点を奪った。ムニョスは守備の要でありながら、決定的な場面での貢献を見せ、チームに勢いをもたらした。
そして、勝敗を決定づけたのはそのわずか6分後の後半24分だ。この場面で、日本のファンが注目する鎌田大地が重要な役割を果たした。ウルブスのクリアボールに対し、鎌田が素早く反応してブロック。このプレーでボールを敵陣に残したことがショートカウンターの起点となり、MFジェレミ・ピノが冷静にゴールへ流し込み、追加点を挙げた。
鎌田は代表ウィーク明けながら先発出場し、後半36分に交代するまで、攻守両面で存在感を示した。特に守備面では、中盤で相手の攻撃の芽を摘む堅実な対応が目立ち、クリスタル・パレスの3試合連続無失点という堅守を支える重要なピースとなっている。
攻撃のアイデア欠くウルブス、新監督体制下の苦悩
対照的に、ホームで必勝を期したウルブスは、ロブ・エドワーズ新監督体制下での初勝利を手にすることができなかった。今節もボール支配率は41%と低調に終わり、攻撃のアイデア不足が深刻な課題として浮き彫りとなった。
データが示すように、ウルブスのシュート数はわずか4本(枠内1本)のみ。これはプレミアリーグのホームゲームとしては極めて低調な数字であり、降格圏に沈む最大の要因となっている。若手と経験豊富な選手を組み合わせたラインアップであったが、連携不足と決定機創出能力の欠如が改善されていない。
特に、クリスタル・パレスが見せた効率的なカウンターに対し、ウルブスは守備の連携で隙を突かれ、失点を重ねた。新監督はチームの守備組織を再構築しようと試みているものの、攻撃面での得点力不足を解消できなければ、今後の残留争いは一層厳しさを増すだろう。
順位争いと今後の展望
このウルブス 対 クリスタル・パレスの一戦は、ミッドテーブルと降格圏にいる両チームの明暗を分ける結果となった。
クリスタル・パレスは、負傷者がほぼ復帰し戦力が充実した状態で、上位グループとの差を縮める大きなチャンスを掴んだ。グラスナー監督の緻密な守備戦術と、ジェレミ・ピノやムニョスといった若手・中堅選手の活躍が噛み合っており、今後、ヨーロッパカップ出場圏への進出も現実味を帯びてくる。
一方、ウルブスは勝ち点2で最下位に沈み、残留争いのプレッシャーが極度に高まっている。チームの立て直しは急務であり、攻撃陣の奮起と、チーム全体のコンディション回復が不可欠だ。
次節以降、クリスタル・パレスがこの勢いを維持できるか、そしてウルブスが降格の淵から脱出できるのか。両チームの今後の動向が、プレミアリーグの順位争いの行方を大きく左右することになるだろう。