【J1戦記】櫻川ソロモンが移籍後初ゴール!セレッソ大阪がアビスパ福岡を圧倒し今季初勝利
ニュース要約: 明治安田J1百年構想リーグ第2節、セレッソ大阪は新加入の櫻川ソロモンとチアゴ・アンドラーデの得点でアビスパ福岡に2-0で快勝。福岡はシュート数0本と攻撃陣が沈黙し、ホームで完敗を喫しました。指揮官不在のセレッソは、守護神・中村航輔の完封もあり、新戦力の融合を証明する貴重な勝ち点3を手にしました。
【J1戦記】新星・櫻川ソロモンが咆哮。セレッソ大阪、敵地でアビスパ福岡を圧倒し今季初勝利
2026年2月16日 ―― 福岡
明治安田J1百年構想リーグWESTグループは15日、第2節の1試合がベスト電器スタジアムで行われ、セレッソ大阪がアビスパ福岡を2-0で下した。開幕戦をドローで終えていた両チームにとって、今季の行方を占う重要な一戦。「福岡 対 c大阪」のカードは、決定力で勝ったセレッソが勝ち点3を積み上げる結果となった。
■電光石火の先制劇、新加入・櫻川が魅せた
小雨が混じる独特の緊張感の中、15時03分にキックオフの笛が鳴った。試合は序盤からアウェーのセレッソ大阪が主導権を握る。体調不良で欠場したアーサー・パパス監督に代わり、ラファエル・ナポリヘッドコーチが指揮を執ったセレッソだが、その攻撃的な姿勢に揺らぎはなかった。
均衡が破れたのは前半19分だ。右サイドを抜け出した阪田澪哉が精度の高いクロスを供給すると、中央で待っていたのは新加入のストライカー、櫻川ソロモン。打点の高いヘディングシュートがゴールネットを揺らし、セレッソが先制に成功した。移籍後初ゴールを決めた背番号9は、詰めかけたサポーターの前で喜びを爆発させた。
勢いに乗るセレッソは前半終了間際の44分、柴山昌也のスルーパスから再び阪田が折り返し、最後はチアゴ・アンドラーデが右足で蹴り込んで追加点。立ち上がりに苦しむアビスパ福岡を突き放し、ハーフタイムを迎えた。
■沈黙のアビスパ、シュート「ゼロ」の衝撃
ホームのベスト電器スタジアムに6,617人の観衆を集めたアビスパ福岡だったが、この日は攻守両面で歯車が噛み合わなかった。
特筆すべきは攻撃陣の沈黙だ。スタッツによれば、福岡の放ったシュート数は前後半通じて驚愕の「0本」。コーナーキックやフリーキックの機会もほとんど作れず、セレッソの統率された守備ブロックを前に、攻撃の糸口を完全に見失っていた。
守備陣では、主将の奈良竜樹を中心に粘り強い対応を試みたものの、前半の2失点が重くのしかかった。後半、塚原真也監督は期待の若手、道脇豊に代えて佐藤颯之介を投入。さらに中盤の構成を変えて反撃を試みたが、セレッソの牙城を崩すには至らなかった。
対照的にセレッソの守備陣は、今季初スタメンを飾った元日本代表GKの中村航輔が最後尾からコーチングを徹底。危なげないハンドリングで完封(クリーンシート)を達成し、守護神としての健在ぶりをアピールした。
■対戦成績が示す「相性」の壁
過去のデータ(2006年以降)を振り返ると、両者の対戦成績はセレッソが11勝、福岡が7勝(8分け)と、もともとセレッソ大阪が優位に立っていた。特にアビスパ福岡は、先制を許した試合での勝率が著しく低い傾向にあり、今回の敗戦もそのジンクスを打破できなかった形だ。
リーグ序盤戦において、この「勝ち点3」の重みは計り知れない。セレッソ大阪は新戦力の融合が進んでいることを証明し、上位争いへ名乗りを上げた。一方、アビスパ福岡にとっては、次節に向けて攻撃の形をどう再構築するかが急務となる。
■今季の展望――WESTグループの覇権争いへ
試合後、セレッソ大阪のラファエル・ナポリHCは「監督不在という難しい状況だったが、選手たちが規律を持って戦ってくれた。櫻川のゴールはチームに勇気を与えた」と手応えを語った。
一方、敗れた福岡の塚原監督は、シュートゼロという数字を真摯に受け止めつつ、ホームでの次戦に向けて「サポーターの期待に応えるためにも、まずはゴールに向かう姿勢を取り戻さなければならない」と前を向いた。
初勝利を挙げた「セレッソ」と、立て直しを迫られる「アビスパ」。2026シーズンのJ1百年構想リーグは、早くも熾烈なサバイバルの様相を呈している。
(記者:スポーツ部 サッカー担当)
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