【ブンデス第26節】バイエルンがウニオンと1-1のドロー、ムシアラ不在響き勝ち点3逃す
ニュース要約: ブンデスリーガ第26節、首位バイエルンはホームでウニオン・ベルリンと対戦し1-1で引き分けました。ムシアラやノイアーら主力を欠く中、ウニオンの堅守を崩しきれず痛恨のドロー。エースのケインも沈黙し、三冠を目指す王者にとって課題が浮き彫りとなる一戦となりました。一方、粘り強い守備を見せたウニオンは貴重な勝ち点1を獲得しています。
【ブンデスリーガ第26節】王者バイエルン、粘るウニオンと1-1のドロー 主力欠場響き「アリアンツ・アレーナ」で勝ち点1を分け合う
【ミュンヘン=共同】ブンデスリーガ第26節、バイエルン・ミュンヘン対ウニオン・ベルリンの一戦が22日、バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナで行われた。首位を独走し三冠(トレブル)への期待が高まるバイエルンだったが、要所を締めるウニオンの組織的な守備を前に苦戦。1-1の引き分けに終わり、優勝戦線における貴重な勝ち点3を逃す結果となった。
■ムシアラ不在が響くバイエルンの攻撃陣
試合前、バイエルンのビンセント・コンパニ監督は「ウニオンの強みは熟知している。ホームでは前回のベルリンでの対戦とは異なるスタイルを見せたい」と意気込みを語っていた。しかし、直面した現実は厳しかった。
現在、バイエルンは戦術の核となるジャマル・ムシアラとアルフォンソ・デイヴィスの両名が長期離脱中。特に攻撃の創造性を担うムシアラの不在は大きく、代役を務めるマイケル・オリーセが右サイドのコンラッド・ライマーと連携して打開を図るも、ウニオンの堅牢なブロックを崩し切るには至らない。
また、守護神マヌエル・ノイアーも欠場。急遽ゴールマウスを託されたヨナス・ウルビッグが最後尾からビルドアップを支えたが、守備陣全体の規律に乱れが見られたのは否めない。
■「バイエルン・キラー」ドゥーヒの執念
対するウニオン・ベルリンは、シュテフェン・バウムガルト監督のもとで徹底したカウンター戦術を採用。過去14戦で一度もバイエルンに勝利したことがないという歴史的な劣勢を覆すべく、DFダニーリョ・ドゥーヒを中心とした肉弾戦を挑んだ。
ウニオンは直近の対戦(2025年11月)でもドゥーヒが2得点を挙げ、バイエルンを2-2のドローに追い込んでいた。この日も、バイエルンが誇るヨシュア・キミッヒの配球を中盤のラニ・ケディラらが分断。高い位置からのプレスを避け、自陣低くにブロックを形成するウニオンの戦術が、バイエルンの焦りを誘った。
■一進一退の攻防、ハリー・ケインの孤軍奮闘
試合は、バイエルンがボール支配率で圧倒する展開となった。キミッヒが右センターバックの位置まで降りて3バック化し、サイドバックのハーフスペース進出を促す可変システムを駆使。しかし、ウニオンの守護神レノウが再三の好セーブを見せ、スタジアムに詰めかけたファンの間に焦燥感が漂い始める。
後半、一瞬の隙を突いてウニオンが鋭いカウンターを繰り出したものの、バイエルンもダヨ・ウパメカノとヨナタン・ターの両センターバックが辛うじて食い止める。最終的に試合は1-1の痛み分けとなり、バイエルンはシュート数や支配率で上回りながらも、決め手を欠いた。エースのハリー・ケインは試合後、厳しい表情でピッチを後にした。
■優勝争いへの影響と今後の展望
バイエルン(勝ち点63)は依然として2位のドルトムントに差をつけて首位をキープしているものの、第10節の2-2、そして今回の1-1と、対ウニオン・ベルリン戦での「勝ち切れなさ」が露呈した形だ。レヴァークーゼン戦での完敗など、今季のバイエルンは強豪や粘り強い中堅クラブを相手に勝ち点を取りこぼす傾向があり、三冠達成に向けて不安材料を残した。
一方、価値ある勝ち点1をもぎ取ったウニオン・ベルリンは、アウェーでの連敗を阻止。降格圏を脱し、中位追撃への足掛かりを築いた。
コンパニ監督にとっては、負傷者の復帰を待つ間にいかに現有戦力で「勝ち切る文化」を再構築できるかが、シーズン最終盤の鍵となるだろう。バイエルン対ウニオン・ベルリンという、近年のブンデスリーガでも有数の「熱を帯びたカード」は、王者の課題を改めて浮き彫りにした。
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