山本由伸、完全復活への再起動!ドジャースの柱としてWBC連覇とサイ・ヤング賞へ挑む
ニュース要約: 怪我を乗り越えたドジャースの山本由伸投手が2026年シーズンに向け完全復活を遂げました。春季キャンプで圧倒的な投球を披露し、現在は侍ジャパンのエースとしてWBC初戦の先発が有力視されています。チーム先発陣の要として、悲願のサイ・ヤング賞獲得と世界一を目指す山本の決意と現状を詳報します。
【ドジャース番】完全復活の山本由伸、WBC連覇とサイ・ヤング賞への「再起動」 ドジャース先発陣の柱として
【ロサンゼルス、大阪=共同】米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、野球人生の大きな転換点となる2026年シーズンを迎えようとしている。昨シーズンの大部分を右上腕三頭筋の張りと食道裂傷の手術で棒に振った右腕は、今春のキャンプで「完全復活」を印象付ける投球を披露。現在は侍ジャパンの一員として、京セラドーム大阪でのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)合流直前の調整を順調に締めくくった。
苦難の2025年を経て「万全」の証明
2024年のメジャー1年目で14試合に登板し、防御率2.92という数字を残した山本だったが、2025年は突如として暗転した。7月に右上腕三頭筋の違和感を訴え、その後、食道裂傷の修復手術という異例の事態にまで発展。シーズンを全休し、リハビリに費やす日々が続いた。
しかし、2026年春季キャンプの山本に、かつての不安な影はない。2月25日のガーディアンズ戦で約1年半ぶりの実戦復帰を果たすと、1回無安打2奪三振と圧倒。続く27日のジャイアンツ戦では3回5安打2失点を要したものの、最速96.8マイル(約156km/h)を記録し、無四球で4三振を奪う修正力の高さを見せた。
ドジャースのゴームズGMは、WBC出場によりチームを一時離脱する山本に対し「春季キャンプが長くなることで、逆に開幕に向けた調整に猶予が生まれる」と、そのコンディションを高く評価している。
ドジャース先発陣、唯一無二の「安定感」
現在のドジャース先発ローテーションは、例年にない激戦と不透明さが入り混じっている。新戦力の佐々木朗希やベテランのタイラー・グラスノーが名を連ねる中、ブレイク・スネルが開幕に間に合わず、大谷翔平も投手としての完全調整には慎重を期している状況にある。さらに、昨季の功労者であるストーンも右肩の違和感で離脱した。
米メディアの分析では、開幕からフル回転が確実視されているのは「山本とグラスノーの二人だけ」という評価が定着している。15日間で12試合をこなす過密日程の序盤、首脳陣が最も信頼を寄せる「計算できる柱」が山本由伸であることに疑いの余地はない。
現地の一部データサイトによる2026年のWAR予想(3.6)に対し、ファンからは「評価が低すぎる」との声も上がる。しかし、山本自身が見据えるのは、その先にある最高栄誉だ。「サイ・ヤング賞は素晴らしい賞。そう評価していただけるような投球をしたい」と語る言葉には、エースとしての自覚が滲む。
侍ジャパンの「エース」としてWBC初戦へ
3月3日、京セラドーム大阪での会見に臨んだ山本は「時差ボケも治り、落ち着いて練習できている。順調です」ときっぱり語った。前回大会(2023年)の優勝を知る数少ないメンバーとして、精神的な支柱としての役割も大きい。
侍ジャパンの栗山英樹監督(または2026年当時の監督)は、3月6日のWBC初戦、チャイニーズ・タイペイ戦の先発を山本に託すことが有力視されている。国際大会という短期決戦、そしてメジャーの過酷なシーズンという「二正面作戦」に対し、山本は「前回大会の経験を今回に生かしたい」と闘志を燃やす。
度重なる怪我を乗り越え、再びマウンドの支配者へと返り咲いた山本由伸。日本が誇る日本のエースは、WBCでの世界一、そしてドジャースでのワールドシリーズ制覇とサイ・ヤング賞獲得という、かつてない「トリプルクラウン」への階段を上り始めた。
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