【WBC】ドミニカ共和国が12-1で圧勝!タティスJr.とゲレーロJr.躍動、死の組プールDの順位争いも激化
ニュース要約: 第6回WBCの1次ラウンド・プールDで、ドミニカ共和国がオランダを12-1で圧倒し開幕2連勝を飾りました。タティスJr.とゲレーロJr.らMLBスター軍団が爆発的な攻撃力を披露。ベネズエラと共に2勝0敗で首位に並び、準々決勝進出へ大きく前進しました。12日には首位通過を懸けたベネズエラとの直接対決が控えており、侍ジャパンの対戦相手候補としても注目が集まります。
【マイアミ時事】第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日(日本時間10日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで1次ラウンド・プールDの試合が行われ、優勝候補筆頭のドミニカ共和国がオランダを12―1で圧倒した。ドミニカ共和国はこれで開幕2連勝。同組ではベネズエラも2連勝を飾っており、中南米の「死の組」と称されるWBC プール D 順位争いは、この両雄が抜け出す形となった。
■ドミニカ共和国、圧倒的な破壊力で首位タイ浮上
マイアミの熱狂は最高潮に達している。WBC プール Dの主役に躍り出たのは、やはりスター軍団・ドミニカ共和国だった。9日に行われた対オランダ戦、ドミニカ打線は序盤から火を噴いた。5回までに大量リードを奪うと、計8安打を効率よく得点に結びつけ、12―1のコールド勝ち(WBC 1次ラウンド規定:7回10点差以上)を収めた。
この快進撃の核となっているのが、メジャーリーグ(MLB)を代表するスーパースター、タティスJr.(パドレス)とゲレーロJr.(ブルージェイズ)のコンビだ。
今大会、ドミニカ共和国代表のユニフォームに袖を通したフェルナンド・タティスJr.は、攻守にわたって異次元のパフォーマンスを披露している。かつての本塁打王であり、2025年シーズンにはMLBで3度目の「25本塁打・30盗塁」を達成した身体能力は健在。右翼の守備でも、ナ・リーグ屈指と称される強肩で走者を刺し、スタジアムを沸かせている。現地メディアの取材に対し、タティスJr.は「俺たちは勝ちに来た。対戦相手が誰であろうと打ち負かすだけだ」と、準々決勝で対戦の可能性がある侍ジャパン(日本代表)への対抗心を露わにしている。
一方、「世界の怪物」と称されるブラディミール・ゲレーロJr.も、打線の中心として圧倒的な存在感を放つ。1次ラウンド初戦のニカラグア戦から快音を響かせ、チームに勢いをもたらした。ゲレーロJr.とタティスJr.が並ぶ打線は、相手投手陣にとってまさに「悪夢」そのもの。ベンチ裏では僚友のフアン・ソトらと共にリラックスした表情を見せる場面もあり、チームの雰囲気の良さがそのままスコアに反映されている形だ。
■激化するWBC プール D 順位争いと突破条件
3月9日時点でのWBC プール D 順位は以下の通りとなっている。
| 順位 | チーム名 | 勝 | 敗 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ドミニカ共和国 | 2 | 0 | +20 |
| 2 | ベネズエラ | 2 | 0 | +12 |
| 3 | イスラエル | 1 | 1 | -3 |
| 4 | オランダ | 1 | 2 | -14 |
| 5 | ニカラグア | 0 | 3 | -15 |
順位表からも明らかな通り、ドミニカ共和国とベネズエラが2勝0敗で並び、決勝トーナメント(準々決勝)進出への切符をほぼ手中に収めている。特にドミニカ共和国は2試合で24得点・4失点と、得失点差「+20」を記録。この圧倒的な数字が、今後のタイブレーク発生時にも大きなアドバンテージとなる。
一方、欧州の雄・オランダはドミニカ共和国とベネズエラの両強豪に大敗を喫し、1勝2敗と窮地に立たされた。11日に行われるイスラエル戦に勝利したとしても、得失点差の関係で上位2枠に食い込むのは極めて困難な状況だ。ニカラグアは3連敗で、既に1次ラウンド敗退が確定している。
■12日、運命の「首位決定戦」へ
ファンが最も注目するのは、日本時間12日午前9時に予定されているベネズエラ対ドミニカ共和国の直接対決だ。
ベネズエラもまた、WBSCランキング5位の実力に違わぬ野球を見せている。オランダを6―2、イスラエルを11―3と危なげなく退けており、投打のバランスではドミニカ共和国に引けを取らない。この最終戦は、プールDの首位通過を懸けた大一番となる。首位で通過すれば、準々決勝での対戦相手や移動スケジュールにおいて有利な条件を得られる可能性が高い。
タティスJr.の躍動感あふれるプレーと、ゲレーロJr.の一振りが、ベネズエラの堅守をどう切り裂くのか。マイアミの夜を彩る中南米対決は、今大会のハイライトの一つとなることは間違いない。
「死の組」を勝ち抜くのはどの国か。ドミニカ共和国がこのまま圧倒的な強さで突き進むのか。日本の野球ファンにとっても、準々決勝で激突する可能性が高いプールDの動向から目が離せない。(新聞記者・デジタル編集部)
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