2025-26 CL新時代:アーセナル&インテル独走!伝統強豪が苦闘する決勝Tシード争いの行方
ニュース要約: 2025-26 CLは新フォーマットでリーグフェーズが激化。上位8チーム直行シード権を巡り、アーセナルとインテルが勝ち点12で首位を独走している。一方、レアル、バルセロナなどの伝統的強豪は混戦の渦中にあり、残り数節で決勝T進出に向けた熾烈な争いが続く。
2025-26 UEFAチャンピオンズリーグ:新フォーマット下で激化する決勝T争い—アーセナル、インテルが牽引、伝統的強豪は混戦の渦中
【ロンドン、ミラノ、パリ 共同】 2025年11月25日現在、欧州サッカー界の最高峰を決めるチャンピオンズリーグ(CL)は、リーグフェーズの佳境を迎えている。昨シーズンから導入された新方式(スイス方式)の下、全36チームによる8試合制のリーグ戦は、各クラブに高い戦略性と柔軟な采配を要求。特に決勝トーナメント(ノックアウトステージ)へのシード権獲得を目指す上位争いは例年以上に激化しており、一部の伝統的強豪クラブも混戦の渦中に置かれている。
第1章:新フォーマットの重圧と上位8チーム直行の価値
2024-25シーズンより採用されたリーグフェーズでは、従来のグループステージとは異なり、各チームが異なる8チームと対戦し、その総合順位で突破が決まる。上位8チームはラウンド16へ直接進出できるシード権を獲得できる一方、9位から24位のチームはプレーオフ(ノックアウトステージ・プレーオフ)を経由する必要がある。この「上位8枠」を巡る争いが、今季のチャンピオンズリーグの最大の焦点となっている。
現在、リーグフェーズ第4節または第5節を終えた時点で、アーセナルとインテル・ミラノが圧倒的な強さを見せている。アーセナルは4戦全勝の勝ち点12で首位を独走。インテルもまた4連勝で勝ち点12を積み上げ、両チームとも早々に決勝トーナメント進出の足がかりを築いた。彼らの安定したパフォーマンスは、新フォーマットにおける「取りこぼしの少なさ」の重要性を改めて示している。
これに続くのが、マンチェスター・シティ(勝ち点10、3勝1分)やパリ・サンジェルマン(PSG、勝ち点9、3勝1敗)といった優勝候補たちだ。
第2章:伝統強豪の苦闘と緊迫の勝ち点争い
一方で、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、リヴァプール、ユベントス、バルセロナといった欧州の盟主たちは、上位8枠を目指して熾烈な混戦を繰り広げている。
特にバルセロナは2勝1分1敗の勝ち点7と、例年ならグループステージ突破が確定している時期にもかかわらず、まだ予断を許さない状況だ。リヴァプールは直近の試合でフランクフルトに5-1で快勝するなど、調子を上げているものの、残り数節での勝ち点積み上げが必須となる。
新形式では、対戦相手の強さが均等化されるため、思わぬ敗戦が順位に直結する。各クラブは、残されたホーム・アウェイの試合で、直接的なライバルとの対戦を制することが、シード権獲得の鍵を握る。僅差の勝ち点差でひしめき合う中堅チームとの戦いも、最終節まで緊張感のある展開が予想される。
第3章:ストライカーの光と怪我の影
個の力もまた、この過酷なリーグフェーズを勝ち抜く上で不可欠だ。
今季のチャンピオンズリーグで特に注目を集めているのは、アヤックスのエースストライカー、エロス・パヴリディスだ。アヤックス自体は3シーズンぶりのCL復帰ながら苦戦を強いられているが、パヴリディスは公式戦で既に15得点を記録しており、チームの低迷とは対照的に驚異的な決定力を見せている。彼の孤軍奮闘が、アヤックスの予選突破への望みを繋いでいると言えるだろう。
一方、優勝候補の一角であるPSGは、キープレイヤーの怪我に苦しんでいる。守護神クルトワや、攻撃の要であるビニシウスが長期離脱を強いられており、戦力ダウンは否めない。代わりに起用されているケパのパフォーマンスが今後のチーム成績を左右する。マンチェスター・シティのエルリング・ハーランドのような強力なストライカーも引き続き脅威だが、チーム全体として怪我の影響を最小限に抑え、いかに安定したパフォーマンスを維持できるかが、ノックアウトステージ進出の生命線となる。
第4章:監督の柔軟な采配が突破の鍵を握る
新フォーマットにおいて、一戦一戦が予選突破をかけた「大一番」となるため、監督の戦術と采配の重要性が増している。
近年のチャンピオンズリーグでは、相手の戦術や選手構成に応じた「柔軟性」が、指揮官に最も求められる資質だ。レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、ベリンガムの配置など、試合ごとに革新的な采配を披露し、選手の特徴を最大限に引き出す手腕が評価されている。また、バルセロナのシャビ監督は「5トップ」戦術を採用するなど、ポジショナルな関係性を重視した攻撃的戦術で、混戦を乗り切ろうとしている。
リスク管理もまた重要だ。上位シードを狙うクラブは、守備の安定を重視しつつ、いかに効率よく勝ち点を積み上げるかというバランス感覚が求められる。
リーグフェーズは残りわずか。アーセナルやインテルの独走を許すのか、それとも伝統的強豪が意地を見せ、シード権を奪い返すのか。2025-26シーズンのチャンピオンズリーグは、年末にかけてさらなるドラマを生み出すことが確実視されている。