張本智和、悲願のWTTファイナルズ初制覇!日本勢初の年間王者に輝く
ニュース要約: 卓球の張本智和(22)がWTTファイナルズ男子シングルス決勝でモーレゴードに4-2で勝利し、日本勢として男女初の年間王者となった。準決勝で中国の林詩棟との激戦を制した勢いで、過去4度の挑戦で悲願のタイトルを獲得。世界トップレベルでの実力を証明した。
張本智和、悲願の年間王者 WTTファイナルズ初制覇、モーレゴードを撃破
【香港=共同】 卓球の国際大会、WTT(ワールドテーブルテニス)ファイナルズは14日、香港で男子シングルス決勝が行われ、世界ランク5位の張本智和(22=トヨタ自動車)が、同4位でパリ五輪銀メダリストのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)を4−2で破り、日本勢として男女を通じて初となる悲願の年間王者に輝いた。
過去4度目の挑戦で3度目の決勝進出を果たしていた張本は、この日、攻守にわたる安定したプレーで主導権を握り、「4度目の正直」で栄冠を手にした。
決勝、激戦制し「4度目の正直」果たす
張本はこのWTTファイナルズにおいて、これまで幾度となく頂点に挑みながらも銀メダルに甘んじてきた。特に、2021年以降、中国勢の厚い壁に阻まれることが多く、今大会にかける思いは強かった。
決勝の相手、モーレゴードとは過去1勝2敗と負け越していたが、張本は冷静な試合運びを見せた。第1ゲームを11-8で先取するも、第2ゲームを5-11で落とし、一進一退の攻防に。重要な局面となった第5ゲームでは、デュースにもつれ込む激しいラリーの末、14-12で奪い、勝利への流れを引き寄せた。最終的に第6ゲームを11-2と圧倒し、セットカウント4-2で、国際大会の年間最終戦という大舞台で、自身初のタイトルを獲得した。
張本は試合後、「嬉しい気持ちと、まだ信じられない気持ちが入り混じっている。この一年、苦しい時期もあったが、最後に最高の形で終えられて本当に良かった」と喜びを語った。
準決勝、林詩棟との死闘が導いた成長
今回の優勝は、決勝戦の勝利以上に、準決勝で中国の若きエース、林詩棟(世界ランク2位)との激戦を制した意義が大きい。
張本は準決勝で、林に対しフルゲーム(4-3)にもつれ込む消耗戦を強いられた。特に最終第7ゲームは11-8という僅差で勝利を収めており、この接戦を乗り越えたことが、決勝での精神的な安定につながったと見られる。
近年、日本卓球界が目指す「打倒中国」の目標達成に向け、張本選手は常に先頭を走ってきた。彼のプレースタイル、特に高速バックハンドを軸とした攻撃は、世界トップレベルで通用することを改めて証明した形だ。
王楚欽の棄権と「卓球 張本 決勝」の背景
今大会は、男子シングルスの頂点を争うトーナメントにおいて、異例の展開を見せた。世界ランク1位の王楚欽(中国)が準決勝を前に棄権したため、張本の決勝の相手であるモーレゴードは不戦勝で勝ち上がっていた。
この王楚欽の棄権は、中国国内でも大きな波紋を広げている。中国メディアの一部では、「卓球王国地位の危機」として報じられ、中国勢が男子シングルスの決勝に残れなかった事態を重く見ている。2021年以降、WTTファイナルズ男子シングルス決勝で中国選手が不在となったのは初めてのことである。
王楚欽の棄権により、張本は決勝で中国勢との対戦を回避できたという見方も一部にはある。しかし、張本は準決勝で中国の林詩棟という難敵を、自身の力で打ち破っており、その実力は疑いようがない。
「張本智和 中国」ルーツを持つエースの重責
張本が国際舞台で活躍するたび、そのルーツが話題となる。両親が中国四川省出身であり、自身も幼少期から中国式の厳しい指導を受けてきた背景は、彼が「打倒中国」を掲げる日本代表のエースとして戦う上で、常に特別な意味を持つ。
今回の優勝は、中国卓球界の絶対的な支配構造に風穴を開け、張本が日本のエースとして、世界で完全に認められた瞬間と言えるだろう。
WTTは、国際卓球連盟(ITTF)が主催する世界ツアーの最高峰シリーズであり、このWTTファイナルズは年間チャンピオンを決める重要な大会だ。このタイトルを獲得したことは、張本のキャリアにおいて、パリ五輪後の新時代を切り開く大きな一歩となる。
張本は、この勝利を足がかりに、来シーズン以降も中国勢を脅かす存在として、日本男子卓球界を牽引していくことが期待される。彼の雄姿は、卓球 張本の検索ワードとともに、今後も国内外のファンに熱狂を届けるに違いない。
(了)
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