【欧州再挑戦】原大智が独ザンクトパウリへ完全移籍!W杯滑り込みへ、20億円の市場価値を証明できるか
ニュース要約: J1京都サンガからドイツ1部ザンクトパウリへ移籍したFW原大智。191cmの長身と足元の技術を武器に、降格危機のチームを救うターゲットマンとして期待されています。2026年W杯を目前に控え、欧州の舞台で結果を残し森保ジャパンへの逆転選出を狙う、26歳ストライカーの新たな挑戦を詳報します。
【欧州特派】26歳のターゲットマン、独ブンデスリーガへ再挑戦——原大智が語る「覚悟」と「日本代表」への道
【2026年2月11日 ベルリン=共同】
冬の移籍市場が閉まる直前の1月31日、日本サッカー界に一つの大きなニュースが飛び込んできた。J1の京都サンガF.C.で不動のエースとして君臨していたFW原大智(26)が、ドイツ・ブンデスリーガのFCザンクトパウリへ完全移籍することが決定した。
2026年北中米ワールドカップ(W杯)を4ヶ月後に控えたこの時期、住み慣れた古都を離れ、再び欧州の熾烈な競争に身を投じる決断を下した背景には、大型ストライカーとしての揺るぎない矜持と、日の丸を背負うことへの強い執念があった。
■降格圏の救世主として用意された「20億円」の期待
現在、ブンデスリーガ1部で17位と低迷し、降格の危機に瀕しているFCザンクトパウリ。チームの最大の課題は得点力不足にある。同クラブのスポーツダイレクターは、原の獲得に際し「伝統的なターゲットマンとしての高さだけでなく、連係プレーでの高い技術力が我々に柔軟性をもたらす」と最大級の評価を寄せた。
原の市場価値は、近年のJリーグでの目覚ましい活躍により、今や20億円超えとも報じられている。191センチ、84キロという日本人離れした体躯を持ちながら、足元の柔らかさを兼ね備えたそのプレースタイルは、欧州のスカウト陣からも「希少なプロファイル」として常に注視されてきた。
京都サンガF.C.での最終シーズンとなった2025年、原はJ1リーグで34試合に出場し5得点を記録。数字以上に特筆すべきは、Jリーグの空中戦勝利数で通算173勝をマークし、リーグトップに立ったことだ。さらに、サイドへ流れてのクロスや中盤でのポストプレーなど、攻撃の起点としての貢献度は計り知れず、サンガの資産価値向上に大きく寄与した。
■「異能」のプレースタイル:高さと技術の融合
原大智という選手の面白さは、その成長の軌跡にある。FC東京U-18時代、急激な身長の伸びに技術が追いついたことで、本来得意としていた「サイドからのダイアゴナルラン」に「圧倒的な高さ」が融合した。
かつては「体格を活かしきれていない」との評もあったが、ベルギー(シント=トロイデン)やスペインでの海外経験を経て、泥臭いハードワークを厭わない強靭なストライカーへと進化した。現在は自陣まで戻って守備をこなし、そこから90分間走り続ける無尽蔵のスタミナも備えている。この献身性こそが、ブンデスリーガという激しいリーグで今、求められている要素だ。
■森保ジャパンへの「逆転滑り込み」を狙う
ファンやメディアが最も注目しているのは、森保一監督率いる日本代表(SAMURAI BLUE)への復帰だ。2025年には海外組の負傷に伴い追加招集を受けた実績もあり、代表スタッフのリストには常にその名が刻まれている。
現在の日本代表において、前線の選手層は厚いが、原のような「圧倒的な高さ」と「戦術的柔軟性」を併せ持つタイプは貴重だ。森保監督は就任以来、選手層の底上げを強調しており、3月に予定されている代表ウィークでの招集、そして6月のW杯本選に向けたサプライズ選出の可能性は十分に。
現在、原はすでにドイツ入りし、新天地でのデビューに向けて調整を続けている。1月28日のチーム離脱時には「ヨーロッパで活躍するという夢を選び、サンガでの経験を活かして良い報告をしたい」と決意を語った。
ブンデスリーガでのゴールという「最高の結果」を手にし、北中米の地へ。原大智の第二章がいま、ドイツの地で幕を開ける。
原 大智(はら・たいち) 1999年5月5日生まれ、東京都出身。FC東京U-18を経て2018年にトップチーム昇格。その後、クロアチアのイストラ、スペインのアラベス、ベルギーのシント=トロイデンを渡り歩き、2023年夏に京都サンガF.C.へ加入。Jリーグ通算181試合51得点。191cmの長身を武器とする日本屈指のターゲットマン。
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