スポルティングが歴史的逆転劇!守田英正の献身で43年ぶりCL8強進出
ニュース要約: UEFAチャンピオンズリーグでスポルティングCPがボデ/グリムトを相手に0-3からの大逆転劇を演じ、43年ぶりのベスト8進出を果たしました。日本代表MF守田英正は先発復帰し、攻守の要として中盤を制圧。延長戦までもつれた激闘を5-0で制し、クラブ史に残る快挙を達成しました。日本サッカー界にとっても大きな意味を持つ準々決勝進出に期待が高まります。
【リスボン支局】スポルティングが歴史的逆転劇、43年ぶりのCL8強進出 守田英正、攻守に献身し「北欧の旋風」を阻む
【リスボン=2026年3月18日】欧州サッカーの頂点を決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は17日、各地で決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)第2戦が行われ、日本代表MF守田英正が所属するポルトガル1部のスポルティングCPが、ホームでノルウェーのボデ/グリムトと対戦した。第1戦を0-3という絶望的な点差で落としていたスポルティングだったが、延長戦までもつれ込んだ激闘を5-0(2戦合計5-3)で制し、前身のチャンピオンズカップ時代の1982-83シーズン以来、43年ぶりとなるベスト8進出という歴史的快挙を成し遂げた。
窮地からの脱出、リスボンの夜に起きた「奇跡」
敵地ノルウェーで行われた第1戦、スポルティングはボデ/グリムトの組織的なプレッシングと鋭いカウンターに沈んだ。北極圏に近い本拠地を持つボデ/グリムトは、今大会のグループステージ(リーグフェーズ)でマンチェスター・シティやアトレティコ・マドリードを撃破し、プレーオフではインテル・ミラノを下すなど、今大会最大のサプライズとなっていた。
第1戦で後半途中から出場した守田は、チームの立て直しを図ったものの3失点の完敗。崖っぷちで迎えた本拠地エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデでの第2戦、ルジェス監督は守田を先発に復帰させ、中盤の安定を図った。
試合は序盤からホームの声援を受けるスポルティングが圧倒的な攻勢を仕掛ける。前半終了間際に待望の先制点を奪うと、後半にはボデ/グリムトの堅守を次々と突破。後半終了時点で3-0とし、2戦合計スコアで並ぶ意地を見せた。
守田英正の献身、中盤の制圧が逆転の呼び水に
先発出場した守田英正は、アンカーに近い位置で攻守のバランスを司った。ボデ/グリムトの強力なカウンターの芽を摘みつつ、正確な縦パスで攻撃のリズムを作る「心臓」としての役割を完遂。後半23分に交代で退くまで、高いパス成功率と迅速な危機察知能力でチームの土台を支えた。
第1戦では途中出場という限られた時間の中で、フランシスコ・トリンコンへの決定的なスルーパスを供給するなど、敗戦の中でもキラリと光るプレーを見せていた守田。第2戦では「守備からリズムを作る」という指揮官の意図を汲み取り、アグレッシブなプレーで中盤を制圧した。この日本代表戦士の安定感があったからこそ、前線の選手たちがリスクを冒して攻撃に専念できたといえる。
延長戦での決着、歴史に刻まれた勝利
試合は延長戦に突入したが、勢いに乗るスポルティングは止まらなかった。延長前後半にさらに2点を追加し、最終スコア5-0。2戦合計5-3という大逆転劇を完結させた。試合後、ルジェス監督は「我々のアイデンティティを取り戻した。第1戦の敗北から立ち上がった選手たちは誇りだ。これは真の逆転劇だ」と興奮気味に語った。
ボデ/グリムトはCL初出場ながらベスト8という夢まであと一歩に迫ったが、最後はポルトガルの名門の底力に屈した。ノルウェーメディアは「夢の冒険は終わったが、欧州を震撼させた」と、自国のクラブの健闘を称えた。
日本人選手として欧州の頂を目指す
これでスポルティングは、クラブ史上初の現行CLフォーマットでのベスト8進出を決めた。日本人選手が所属するチームがCLの準々決勝へ駒を進めるのは、日本サッカー界にとっても大きな意味を持つ。
今後の焦点は、近日行われる準々決勝の組み合わせ抽選会に移る。強豪ひしめくベスト8の中で、守田英正がどのようなパフォーマンスを見せるのか。リスボンの緑と白の情熱は、今、確実に欧州の頂点を見据えている。
(執筆:共同、一部情報提供・ロイター)
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