【鈴木誠也の怪我状況】WBC準々決勝で右膝負傷し緊急帰国、カブス合流後の精密検査へ
ニュース要約: 侍ジャパンの主軸・鈴木誠也外野手がWBC準々決勝のベネズエラ戦で右膝を負傷し、精密検査のため米アリゾナ州へ緊急帰国しました。二盗成功時に負傷し途中交代した鈴木は「皆に迷惑をかけた」と悔しさを滲ませています。カブスのカウンセル監督は現地17日に詳細な検査を行うと発表。開幕戦への影響や長期離脱の懸念が広がる中、日米のファンが診断結果を注視しています。
【特派員レポート】鈴木誠也、右膝負傷で緊急帰国 WBC準々決勝で暗転、カブス合流後の精密検査へ
【フェニックス(米アリゾナ州)16日=共同】ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の激闘の最中、侍ジャパンの主軸を襲ったアクシデントに、日米のファンが固唾をのんで見守っている。14日(日本時間15日)に行われたベネズエラとの準々決勝で、右膝を負傷し途中交代したシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手(31)が、詳細な診断を受けるため、キャンプ地のアリゾナ州へ向けて緊急帰国した。鈴木誠也 怪我 状況について、現時点では「右膝の違和感」と発表されているが、その重症度については予断を許さない状況が続いている。
暗転した鮮やかな二盗、悲痛な表情でベンチへ
惨劇は初回の攻撃で起きた。四球で出塁した鈴木は、次打者の初球で果敢に二盗を試みた。代名詞ともいえる力強いヘッドスライディングでベースに到達したものの、その直後、右膝を押さえながら苦悶の表情を浮かべた。場内が騒然とする中、鈴木は足を引きずるようにしてベンチへ退き、2回の守備から交代。球団からの第一報は「右膝の違和感」という簡潔なものだった。
試合後、取材に応じた鈴木は、目を赤く腫らしながら「最後の最後で、みんなに迷惑をかけてしまって本当に申し訳ない」と声を絞り出した。前回2023年大会でも直前の負傷で出場を辞退しており、今大会にかける思いは人一倍強かっただけに、その悔しさは計り知れない。「まだドクターに診てもらっただけで、エックス線検査もしていない。はっきりした答えは出ていない」と、鈴木誠也 怪我の状態について、本人も確実な情報を得られていない不安を吐露した。
カブス・カウンセル監督「月曜日には判明する」
鈴木の所属先であるシカゴ・カブスも、主軸の負傷に敏感な反応を見せている。クレイグ・カウンセル監督は15日(日本時間16日)、地元メディアの取材に対し、「セイヤは現在、こちら(アリゾナ)に向かう機内におり、今日の夕方には到着する予定だ」と説明。翌16日(日本時間17日・月曜日)にも球団の医師やトレーナーによる詳細な検査を行う方針を明らかにした。
監督は「現時点ではエックス線検査も行っておらず、状態を見極めるのが最善。明日(17日頃)になれば詳細が分かるだろう」と述べるにとどめ、復帰時期に関する明言を避けた。米メディアの一部では、軽度の炎症であれば「数週間の離脱」で済むという楽観的な見方がある一方で、靭帯損傷など最悪の事態であれば「長期離脱」は避けられないとの懸念も広がっている。
開幕への影響とチーム布陣への懸念
カブスは3月26日(日本時間27日)、ナショナルズとの本拠地開幕戦を控えている。昨シーズン、32本塁打、103打点という圧巻の成績を残し、今季も「3番・ライト」としての活躍が確実視されていた鈴木の不在は、チームにとって致命的な痛手となりかねない。
もし長期離脱となった場合、外野陣の再編は必至だ。守備に定評のあるペティアや、ベテランのハップの起用頻度を増やすなど、カウンセル監督は難しい舵取りを迫られることになる。また、侍ジャパンにとっても、大会中ここまで打率.333、2本塁打と絶好調だった主砲の離脱は、準決勝以降の戦いに大きな影を落とすことになった。
鈴木誠也 怪我 状況の続報は、米現地時間17日の精密検査の結果を待つことになる。前回大会の雪辱を果たすべく挑んだ夢の舞台で、再び突きつけられた過酷な現実。日本の主砲が再びグラウンドで躍動する姿を、誰もが祈る思いで待っている。
(文・共同スポーツ部)
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