【香港カップ2025】ロマンチックウォリアー、史上初のG1・4連覇達成!日本馬ベラジオオペラは敗れる
ニュース要約: 2025年香港カップ(G1)で、地元香港のロマンチックウォリアーが圧倒的な強さを見せ、史上初のG1・4連覇という偉業を達成した。ジェームズ・マクドナルド騎手とのコンビで他馬を寄せ付けない走り。日本から参戦した大阪杯連覇馬ベラジオオペラは、絶対王者の壁を崩すことができず、掲示板圏外に敗れた。
【詳報】香港カップ2025 ロマンチックウォリアー、前人未到のG1・4連覇達成 日本勢ベラジオオペラは及ばず
【シャティン発=共同通信】 2025年12月14日、香港競馬の祭典である香港国際競走のメインイベント、第37回香港カップ(G1・芝2000m)がシャティン競馬場にて行われ、地元香港のロマンチックウォリアー(Romantic Warrior、セブン・ティン調教師)が圧倒的な支持に応え優勝。史上初の4連覇という偉業を成し遂げた。
日本からは大阪杯連覇馬のベラジオオペラ(牡5、上村洋行厩舎)が参戦し、ロマンチックウォリアーの牙城を崩すべく挑んだが、結果は惜しくも掲示板圏外に敗れ、日本勢の香港カップ連覇記録更新はならなかった。
圧倒的な強さを見せつけたロマンチックウォリアー
今年の香港カップは、直前での日本馬ロードデルレイの出走取消もあり、史上稀に見る少頭数7頭立てでの激突となった。焦点はただ一点、ロマンチックウォリアーが前人未到のG1・4連覇を達成できるかに絞られていた。
レースは、ロマンチックウォリアーが海外ブックメーカーで単勝1.2倍という圧倒的なオッズを背負い、ジェームズ・マクドナルド騎手の手綱で発走。スタート直後から内枠を利して好位を確保すると、終始落ち着いた追走を見せた。
直線に入ると、マクドナルド騎手が軽くゴーサインを出すやいなや、ロマンチックウォリアーは異次元の加速を披露。他馬が伸びあぐねるシャティンの長い直線をものともせず、後続に影をも踏ませない強さでゴール板を駆け抜けた。2022年から始まったこの馬の連勝記録はついに「4」に到達。香港競馬の歴史に新たな金字塔を打ち立てた。
マクドナルド騎手はレース後のインタビューで「この馬の能力を疑ったことはない。香港のファンの前で、再び彼の強さを証明できて光栄だ」と興奮気味に語った。
日本勢の挑戦:ベラジオオペラ、立ちはだかった壁
日本勢の期待を一身に背負ったベラジオオペラ(横山和生騎手)は、道中中団を追走し、直線で外目に持ち出す勝負に出た。大阪杯で見せた粘り強い末脚に期待が集まったが、ロマンチックウォリアーの瞬発力と持続力の前に、その差を詰めることはできなかった。
ベラジオオペラは、今年4月に香港チャンピオンズデーのクイーンエリザベス2世カップでタスティエーラが勝利を収めた実績を持つ日本勢の代表格であり、香港カップにおける日本馬の過去の好成績(G1昇格後6勝、最多勝国)を踏まえ、連覇阻止が期待されていた。しかし、現地メディアが指摘していた「中東遠征後の骨折明け」というロマンチックウォリアーの懸念材料は杞憂に終わり、日本勢は世界最高峰の中距離馬の壁に阻まれる形となった。
また、当初出走を予定していたロードデルレイが右前肢骨折により直前で回避したことも、日本勢全体の戦力ダウンに響いた。
香港国際競走全体を彩る熱戦の数々
この日、シャティン競馬場では香港カップのほか、短距離王決定戦の香港スプリント(G1)、マイル王決定戦の香港マイル(G1)、長距離戦の香港ヴァーズ(G1)の計4つの国際G1競走が開催され、世界中から集まったトップホースたちが激戦を繰り広げた。
香港国際競走は、年末の国際競馬カレンダーにおいて最も重要なイベントの一つであり、総賞金約4000万香港ドル(約8億円)という高額賞金も相まって、その注目度は計り知れない。
日本勢は、香港マイルにソウルラッシュ、香港スプリントにウインカーネリアンなど、各カテゴリーで有力馬を送り込んだが、地元香港勢や欧州勢との熾烈な戦いとなった。
特に香港カップは、1999年にG1に昇格して以来、日本馬が最も得意とするレースの一つとして知られており、フジヤマケンザン、エイシンヒカリ、モーリス、ラヴズオンリーユーなど、数々の名馬が栄冠を掴んできた歴史がある。
今回のロマンチックウォリアーの歴史的勝利は、香港競馬のレベルの高さを改めて世界に知らしめる結果となったが、来年以降、日本勢がこの絶対王者にどう挑むのか、早くも次回の香港国際競走への期待が高まっている。この熱戦の模様は、グリーンチャンネルを通じて日本国内にも生中継され、多くの競馬ファンが固唾をのんで見守った。
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