笠りつ子、38歳の劇的復活V!若手の追撃を退けVポイント×SMBCレディス制覇
ニュース要約: 2026年JLPGAツアー第3戦「Vポイント×SMBCレディス」は、38歳のベテラン笠りつ子が通算3アンダーで劇的な復活優勝を飾った。佐久間朱莉や神谷そらら実力派若手の猛追を1打差で振り切り、ベテランの意地を証明。メルセデス・ランキング首位の佐久間は2位タイ、韓国のパク・ヒョンギョンも存在感を示した。世代交代の波の中でベテランの技が光った一戦となった。
【経済新聞・スポーツ面】笠りつ子、38歳の不屈の快挙 若手の追撃を退けVポイント×SMBCレディス制覇
【2026年3月23日】 2026年度の女子プロゴルフ(JLPGA)ツアー第3戦「Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント」は22日、千葉県野田市の紫カントリークラブ すみれコースで最終ラウンドが行われ、ベテランの笠りつ子(38)が通算3アンダーで劇的な復活優勝を遂げた。2位タイには神谷そら、佐久間朱莉、菅楓華ら次世代を担う若手実力者が並び、ベテランの技と若手の勢いが激突する新シーズンの象徴的な一戦となった。
■「強く、優しい私に」 涙の復活V
最終日、冷たい風が吹く難コンディションの中、首位と2打差から出た笠りつ子は、百戦錬磨の安定したプレーを展開した。多くの選手が硬く速いグリーンに苦しむ中、後半にスコアをまとめ、最終的に「70」をマーク。通算213のスコアで、若手たちの猛追を1打差で振り切った。
優勝インタビューで笠は「これからも強く、そして優しい私でありたい」と涙を浮かべながら語り、38歳にして手にした「1,800万円」の優勝賞金以上の価値を噛み締めていた。近年、20代前半の選手が台頭し、パワーゲーム化が進むJLPGAツアーにおいて、笠が見せた正確な飛距離コントロールと卓越したメンタルは、ベテラン勢の意地を感じさせるものだった。
■若手勢の明暗:佐久間朱莉と神谷そらの葛藤
今大会のリーダーボードを終始賑わせたのは、現在のメルセデス・ランキングで首位を独走する佐久間朱莉だった。初日に唯一のボギーなし(68)を記録し、今季2勝目に向けて盤石の態勢かに見えた。しかし、最終日は勝負どころのパットが決まらず、通算1アンダーの2位タイに終わった。それでも573.33ポイントまで伸ばしたメルセデス・ランキングでは依然としてトップを堅持しており、「女王」としての存在感を示している。
一方、同じく2位タイに食い込んだ神谷そらは、試合後に悔しさをにじませた。18番パー5、勝敗を分ける場面でのバンカーショットが響き痛恨のボギー。「スイングの修正が必要。次戦までに立て直したい」と語り、さらなる進化を誓った。また、主催者推薦で出場した青木香奈子も、14位タイと健闘。姉の瀬令奈と共にツアーを盛り上げる存在として注目を集めている。
■韓国の精鋭、パク・ヒョンギョンの脅威
今大会、日本のゴルフファンに強烈な印象を与えたのが、韓国勢のエース、パク・ヒョンギョンだ。大会序盤から単独首位に立ち、アイアン精度の高さと圧倒的な飛距離でフィールドを圧倒した。最終的には上位を譲ったものの、その安定感は驚異的であり、次戦以降の国内勢にとって最大の脅威となることは間違いない。
■次戦「アクサレディス」への展望
今大会の結果を受け、女子ゴルフ界の視線は早くも27日に開幕する「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2026」へと注がれている。
Vポイント×SMBCレディスで見せた笠りつ子の勝負強さが続くのか。あるいは、堅実なプレーで5位タイに入った元女王・鈴木愛や、今季絶好調の佐久間朱莉が巻き返すのか。さらに、スイング修正を宣言した神谷そら、そして常に上位をうかがうパク・ヒョンギョンの動向からも目が離せない。
JLPGAツアーは序盤戦にして、世代交代の波とベテランの壁が交錯する熱い展開を見せている。最新のゴルフ結果速報を逐一チェックするファンにとって、目が離せない週末が続いていく。
(提供:共同通信/経済スポーツ部)
参考情報源
関連コンテンツ
マイニュースへ
あなた専用のニュースレポートをチェックしましょう