2026年2月27日、私たちは技術の進展とエンターテインメントの熱狂、そして避けられない時代の変化が交差する一日を迎えています。
まず、すべてのデジタルユーザーが直ちに確認すべき緊急ニュースが入っています。Google Chromeにおいて、すでに悪用が確認されている深刻な「ゼロデイ脆弱性」が発見されました[1]。この欠陥は、特定のウェブサイトを閲覧するだけでPCを制御される恐れがある極めて危険なもので、Microsoft EdgeやBraveといったChromium系のブラウザも同様の影響を受けます。早急に設定画面から最新版への手動更新と再起動を行うことが強く推奨されています。
産業界に目を向けると、日本のものづくりを象徴するニデック(旧日本電産)が大きな転換期に立たされています。カリスマ創業者・永守重信氏によるトップダウン経営からの脱却を図るなか、不適切会計問題やE-Axle事業の苦戦など課題が噴出しています[2]。岸田新体制によるガバナンス改革が、揺れる巨艦を再生へと導けるのか、投資家たちの厳しい視線が注がれています。
一方、スポーツと娯楽の世界では春の足音が聞こえてきました。3月5日に開幕するWBCでは、大谷翔平選手が「打者専念」での参戦を表明し、井端監督率いる侍ジャパンの連覇へ向けて期待が最高潮に達しています[4]。特に3月7日の韓国戦は、東京ドームが熱狂の渦に包まれることは間違いありません。また、北海道では「エスコンフィールドHOKKAIDO」が新シーズンを迎えます。ミシュラン掲載店の出店や新駅直結施設の開発など、球場の枠を超えた未来型都市計画としての真価が問われる1年となります[3]。
ゲーム業界もまた、歴史的な節目を祝っています。誕生30周年を迎えた「ポケモン」は、待望の第10世代完全新作を2026年11月に発売すると発表しました[9]。さらにNPB全12球団とのコラボレーション「ポケモンベースボールフェスタ」の開催や、Switch版『ファイアレッド・リーフグリーン』の即日配信など、ファンにはたまらない展開が続きます。また、本日27日にはカプコンの最新作『バイオハザード レクイエム』が発売。貫地谷しほりさんを新主人公に起用し、原点であるラクーンシティを舞台にした究極の恐怖が幕を開けます[11]。人気アプリ『ドラゴンクエストウォーク』でも、強力な性能を持つ新メガモン「キングミミック」が登場し、攻略に励むユーザーが急増しています[7]。
文化・芸能面では、ベテランたちの情熱と決断が印象的です。歌手の郷ひろみさんは、70歳を前にして「血管年齢20代」という驚異の肉体を維持し、全国ツアーの開催を発表[6]。衰えぬストイックさでファンを魅了し続けています。ドラマ界では、松重豊さん主演の『孤独のグルメ』が3年半ぶりに復活。4月3日から「Season11」として、変わらない至福の食べ歩きが再びお茶の間に届けられます[8]。
一方で、惜しまれつつ一線を退く表現者もいます。元AKB48の前田敦子さんは、芸能活動20周年の節目に「最後の写真集」を発売し、表現者としての集大成を見せました[5]。そして、切実なニュースとして、声優の前田ゆきえさんが悪性肉腫との闘病の末、2月末をもっての廃業を発表しました[10]。30年にわたる活動に向けられた感謝と、その勇気ある決断への敬意が業界内外から寄せられています。
進化し続けるテクノロジーと、受け継がれるエンターテインメントの魂。それらが複雑に織りなされる2026年の春が、いよいよ本格的に始まろうとしています。
『バイオハザード9』明日発売!貫地谷しほり起用とラクーンシティへの原点回帰で描く究極の恐怖
ニュース要約: カプコンの最新作『バイオハザード レクイエム』が2026年2月27日に発売。新主人公グレース役に女優の貫地谷しほりさんを起用し、シリーズの原点ラクーンシティを舞台にレオンとのダブル主人公システムを採用。進化したREエンジンによる圧倒的な映像美で、恐怖とアクションが融合したシリーズ30周年の集大成を体験できます。
【深層レポート】『バイオハザード9』が提示する恐怖の新生――貫地谷しほり起用と「原点回帰」への挑戦
カプコンが誇るサバイバルホラーの金字塔、その最新作『バイオハザード レクイエム』(通称:バイオ9、バイオハザード9)の発売がいよいよ明日に迫った。2026年2月26日に都内で開催された完成披露発表会では、物語の中核を担う新主人公の日本語吹き替えキャストとして、女優の貫地谷しほりさんの起用が発表された。シリーズ30周年の節目を飾る本作は、いかにして「恐怖」を再定義しようとしているのか。
■ 異例のキャスティング:貫地谷しほりが吹き込む「一般人の恐怖」
今回の発表会で最大のサプライズとなったのは、FBI分析官グレース・アッシュクロフト役に貫地谷しほりさんが選ばれたことだ。ゲーム声優初挑戦となる貫地谷さんが演じるグレースは、これまでのシリーズ主人公のような「超人的なエージェント」ではない。プロデューサーの熊澤氏は「シリーズを知らない層の視点に立ち、過酷な状況に怯え、成長していく等身大の人間を描きたかった。貫地谷さんの繊細な演技こそが、そのリアリティを生む」と起用の意図を語る。
ステージに登壇した貫地谷さんは、「世界中にファンがいるバイオハザードという大きな作品への参加に、最初は『ファンの方に怒られないかな』と不安もありました」と率直な心境を吐露。収録では「息遣いだけのシーンが非常に多く、過酷だった」と振り返りつつも、物語の終盤に向けてグレースが精神的に成長していく過程を丁寧に演じきった。
会場では、シリーズの顔であるレオン・S・ケネディ役の森川智之さんと、シリーズの大ファンであるお笑い芸人の狩野英孝さんも合流。レオンとグレースが初めて対峙するシーンの生アフレコが披露されると、森川さんは「初挑戦とは思えないほどスムーズ。最高のコンビになった」と太鼓判を押し、狩野さんも「グレースの怯える声から、現場の恐怖感がそのまま伝わってくる」と絶賛した。
■ 舞台は再び「ラクーンシティ」へ:交錯する二人の物語
『バイオハザード レクイエム』の構成は極めて野心的だ。プレイヤーは、新キャラクターのグレースと、歴代屈指の人気を誇るレオンという、対照的な二人の主人公を操作することになる。
舞台は、1998年のバイオテロによって消滅したはずの「ラクーンシティ」。現在は廃墟として隔離されているこの忌まわしき地に、レオンはエージェントとして、グレースは自身の母親の死の真相を追う分析官として足を踏み入れる。
特筆すべきは、二人のプレイフィールの違いだ。
- グレース・パート:『バイオハザード RE:2』を彷彿とさせる、一人称視点での探索と謎解きが中心。戦闘能力の低い彼女のパートでは、一歩進むのも躊躇われるほどの純粋なホラーが体験できる。
- レオン・パート:『バイオハザード RE:4』の流れを汲む三人称視点のアクション。チェーンソーによる反撃や体術を駆使し、押し寄せるクリーチャーを退ける爽快感のある戦闘が楽しめる。
この「静」と「動」、「未知」と「経験」のコントラストが、一つの物語の中で複雑に絡み合い、シリーズの原点である「ラクーン事件」の封印された真実へと導いていく。
■ 進化した「REエンジン」が描く、極限の闇
技術面においても『バイオ9』は次世代の基準を打ち立てている。カプコン自社開発の「REエンジン」はパストレーシングやDLSS 4に対応し、光と影の表現が劇的に進化した。
特にPS5 ProやハイエンドPC版で見られる、湿った空気感やキャラクターの肌に浮かぶ汗、瞳の潤いといった細部の描写は、現実との境界線を曖昧にする。開発の意図は単なる美しさではなく、「見えない闇への恐怖」にある。最新のHDR技術を用いた暗部階調により、真っ暗な廊下の奥に“何かがいる”という本能的な不安を、かつてない解像度で視覚化している。
■ 30周年の結実、明日世界同時発売
『バイオハザード レクイエム』は、明日2026年2月27日、PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam、そしてパッケージ版も展開されるNintendo Switch 2など、主要な全プラットフォームで一斉に発売される。
過去作への深いリスペクトを込めつつ、貫地谷しほりさんという新たな風を取り入れた本作。レオンという伝説の英雄と、グレースという一人の女性が、廃墟となったラクーンシティで奏でる「鎮魂歌(レクイエム)」は、サバイバルホラーの歴史に新たな一ページを刻むことになるだろう。
(経済部・デジタル文化担当)