『バイオハザード9』明日発売!貫地谷しほり起用とラクーンシティへの原点回帰で描く究極の恐怖
ニュース要約: カプコンの最新作『バイオハザード レクイエム』が2026年2月27日に発売。新主人公グレース役に女優の貫地谷しほりさんを起用し、シリーズの原点ラクーンシティを舞台にレオンとのダブル主人公システムを採用。進化したREエンジンによる圧倒的な映像美で、恐怖とアクションが融合したシリーズ30周年の集大成を体験できます。
【深層レポート】『バイオハザード9』が提示する恐怖の新生――貫地谷しほり起用と「原点回帰」への挑戦
カプコンが誇るサバイバルホラーの金字塔、その最新作『バイオハザード レクイエム』(通称:バイオ9、バイオハザード9)の発売がいよいよ明日に迫った。2026年2月26日に都内で開催された完成披露発表会では、物語の中核を担う新主人公の日本語吹き替えキャストとして、女優の貫地谷しほりさんの起用が発表された。シリーズ30周年の節目を飾る本作は、いかにして「恐怖」を再定義しようとしているのか。
■ 異例のキャスティング:貫地谷しほりが吹き込む「一般人の恐怖」
今回の発表会で最大のサプライズとなったのは、FBI分析官グレース・アッシュクロフト役に貫地谷しほりさんが選ばれたことだ。ゲーム声優初挑戦となる貫地谷さんが演じるグレースは、これまでのシリーズ主人公のような「超人的なエージェント」ではない。プロデューサーの熊澤氏は「シリーズを知らない層の視点に立ち、過酷な状況に怯え、成長していく等身大の人間を描きたかった。貫地谷さんの繊細な演技こそが、そのリアリティを生む」と起用の意図を語る。
ステージに登壇した貫地谷さんは、「世界中にファンがいるバイオハザードという大きな作品への参加に、最初は『ファンの方に怒られないかな』と不安もありました」と率直な心境を吐露。収録では「息遣いだけのシーンが非常に多く、過酷だった」と振り返りつつも、物語の終盤に向けてグレースが精神的に成長していく過程を丁寧に演じきった。
会場では、シリーズの顔であるレオン・S・ケネディ役の森川智之さんと、シリーズの大ファンであるお笑い芸人の狩野英孝さんも合流。レオンとグレースが初めて対峙するシーンの生アフレコが披露されると、森川さんは「初挑戦とは思えないほどスムーズ。最高のコンビになった」と太鼓判を押し、狩野さんも「グレースの怯える声から、現場の恐怖感がそのまま伝わってくる」と絶賛した。
■ 舞台は再び「ラクーンシティ」へ:交錯する二人の物語
『バイオハザード レクイエム』の構成は極めて野心的だ。プレイヤーは、新キャラクターのグレースと、歴代屈指の人気を誇るレオンという、対照的な二人の主人公を操作することになる。
舞台は、1998年のバイオテロによって消滅したはずの「ラクーンシティ」。現在は廃墟として隔離されているこの忌まわしき地に、レオンはエージェントとして、グレースは自身の母親の死の真相を追う分析官として足を踏み入れる。
特筆すべきは、二人のプレイフィールの違いだ。
- グレース・パート:『バイオハザード RE:2』を彷彿とさせる、一人称視点での探索と謎解きが中心。戦闘能力の低い彼女のパートでは、一歩進むのも躊躇われるほどの純粋なホラーが体験できる。
- レオン・パート:『バイオハザード RE:4』の流れを汲む三人称視点のアクション。チェーンソーによる反撃や体術を駆使し、押し寄せるクリーチャーを退ける爽快感のある戦闘が楽しめる。
この「静」と「動」、「未知」と「経験」のコントラストが、一つの物語の中で複雑に絡み合い、シリーズの原点である「ラクーン事件」の封印された真実へと導いていく。
■ 進化した「REエンジン」が描く、極限の闇
技術面においても『バイオ9』は次世代の基準を打ち立てている。カプコン自社開発の「REエンジン」はパストレーシングやDLSS 4に対応し、光と影の表現が劇的に進化した。
特にPS5 ProやハイエンドPC版で見られる、湿った空気感やキャラクターの肌に浮かぶ汗、瞳の潤いといった細部の描写は、現実との境界線を曖昧にする。開発の意図は単なる美しさではなく、「見えない闇への恐怖」にある。最新のHDR技術を用いた暗部階調により、真っ暗な廊下の奥に“何かがいる”という本能的な不安を、かつてない解像度で視覚化している。
■ 30周年の結実、明日世界同時発売
『バイオハザード レクイエム』は、明日2026年2月27日、PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam、そしてパッケージ版も展開されるNintendo Switch 2など、主要な全プラットフォームで一斉に発売される。
過去作への深いリスペクトを込めつつ、貫地谷しほりさんという新たな風を取り入れた本作。レオンという伝説の英雄と、グレースという一人の女性が、廃墟となったラクーンシティで奏でる「鎮魂歌(レクイエム)」は、サバイバルホラーの歴史に新たな一ページを刻むことになるだろう。
(経済部・デジタル文化担当)
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