日産セレナ大幅刷新:ProPILOT進化とGoogle搭載で「プレミアムミニバン」へ
ニュース要約: 日産自動車は主力ミニバン「セレナ(C28型)」の大幅マイナーチェンジを発表しました。2026年2月発売。上級グレードのデザインを一新し、「デジタルVモーション」で高級感を強調。先進運転支援技術ProPILOTの強化やGoogle搭載の最新インフォテインメントシステムを導入し、デジタル技術と安全装備を大幅に強化。e-POWERも1.4Lエンジンに拡大され、プレミアム志向のミニバンとして再定義されます。
日産、「セレナ」を大幅刷新:上級志向へ進化 ProPILOT強化とGoogle搭載でミニバン市場を再定義
【東京】 日産自動車は18日、主力ミニバン「日産・セレナ」(C28型)の大幅なマイナーチェンジモデルを発表した。2026年2月中旬(一部モデルは2月12日)より全国で順次発売を開始する。新価格帯は278万5200円から499万8400円。今回の改良では、最上級グレード「LUXION(ルキシオン)」や「ハイウェイスターV」を中心に外観デザインを一新し、先進運転支援技術「ProPILOT」のさらなる進化や、Google搭載の最新インフォテインメントシステムを導入するなど、デジタル技術と安全装備を大幅に強化した。
長年にわたりファミリー層の支持を集めてきたセレナは、今回のセレナ マイナーチェンジを通じて、単なる利便性の高いミニバンから、高級感と知性を兼ね備えた「プレミアムスポーツ」路線へと明確に舵を切った。
デザイン戦略:デジタルVモーションの完成形
今回の刷新で最も注目されるのは、上級グレードの外観デザインの変革だ。
「LUXION」と「ハイウェイスターV」では、日産の象徴であるVモーショングリルが大きく進化。従来のV字型メッキバーを廃止し、メタル調フィニッシュ(鈍い銀色)のドットパターンを採用した新しいフロントグリルが、「デジタルVモーション」として完成形を迎えた。バンパーカバーやアルミホイールのデザインも刷新され、より洗練された未来的な印象を強調する。
ボディカラーには、全グレード共通で「ムーンボウブルー」「アクアミント」「ディープオーシャンブルー」の3色の新色が追加された。関係者によれば、今回のデザイン戦略は、ミニバンとしての機能性を維持しつつ、所有する喜びを高めるプレミアム志向の顧客層の取り込みを強く意識したものだという。
e-POWERの改良と先進技術の融合
走行性能と快適性においても、技術的なテコ入れが図られた。
e-POWERモデルでは、発電用エンジンを従来の1.2Lから1.4Lへ拡大。これにより発電効率が向上し、特に加速時や高速走行時における静粛性が高まった。電動駆動4WDシステム「e-4ORCE」搭載車も引き続き設定され、雪道や悪路での安定性を確保しつつ、WLTCモード燃費は約20km/L前後を維持。環境性能と走行性能の両立が図られている。
車内環境では、インフォテインメントシステムが全面的に刷新された。最新の「Google搭載」システムを導入することで、ナビゲーションや音声操作の利便性を飛躍的に向上させた。また、ディーラーオプションとして15.6インチの後席用ディスプレイを設定可能とし、長距離移動における家族の快適性を追求している。さらに、e-POWER車には「e-Pedal Step前回モード記憶」機能が追加されるなど、細部にわたる使い勝手の改善が見られる。
安全・運転支援機能の強化
日産が強みとする運転支援技術「ProPILOT」も、今回のマイナーチェンジで進化を遂げた。
詳細な新機能は今後発表される見込みだが、ProPILOT 2.0対応によるハンズオフ運転支援の拡張が示唆されており、ミニバンとしての安全・快適装備が大幅にアップデートされた。家族を乗せる車種として、後席リマインダー(荷物・子どもの置き去り予防)の追加や、インテリジェントルームミラー内蔵ドライブレコーダーの高画質化など、実用的な安全機能の強化が図られている。
市場競争力と価格戦略
今回のセレナの価格帯は278万5200円~499万8400円となり、現行モデル比で10万円から20万円程度の上昇が見込まれる。しかし、最上位の「e-POWER LUXION」の価格設定は、競合するトヨタのヴォクシーやホンダのステップワゴンと比較しても、ベースグレードの価格競争力を維持しつつ、最新のテクノロジーを搭載することで優位性を確保する戦略だ。
発表直後からディーラーでは予約受付が開始されており、販売店関係者からは「新型への期待は高く、発売を待っていた顧客からの受注が集中している」との声が聞かれる。日産は、今回のセレナ マイナーチェンジを通じて、ミニバン市場における「家族の移動体験の革新」を掲げ、定番車種の地位を確固たるものにするとともに、カスタムモデル「AUTECH LINE」の同時展開により、多様化する顧客ニーズに対応していく構えだ。
ただし、装備強化に伴う価格上昇や、受注集中による納期変動の可能性も指摘されており、購入を検討する消費者にとっては、早めの予約と販売店との密な連携が推奨される。
参考情報源
関連コンテンツ
マイニュースへ
あなた専用のニュースレポートをチェックしましょう