2026年春朝ドラ『風、薫る』上坂樹里と多部未華子が紡ぐ明治の看護と女性の絆
ニュース要約: 2026年3月放送開始のNHK連続テレビ小説『風、薫る』は、明治時代の看護婦養成所を舞台に、新人・上坂樹里と16年ぶり出演の多部未華子が共演する注目作。実在の人物をモデルに、疫病に立ち向かう女性たちの成長と絆を描きます。Mrs. GREEN APPLEの主題歌や豪華キャスト陣も話題で、現代にも通じる逆境への挑戦が描かれる期待のバディドラマです。
【独自】2026年春、朝ドラ『風、薫る』が拓く新境地――上坂樹里と多部未華子が紡ぐ「明治の看護」と「女性の絆」
【東京 21日 共同】 いよいよ3月30日の放送開始が目前に迫った、NHK連続テレビ小説第114作『風、薫る』。明治18年、日本初の看護婦養成所誕生を舞台にした本作は、これまでの朝ドラの枠を超えた「バディもの」としての熱量と、豪華なキャスト陣の競演で早くも社会的な注目を集めている。
特に、2410人のオーディションを勝ち抜き、ダブル主演の一角を担う若手実力派・上坂樹里と、16年ぶりの朝ドラ帰還となる多部未華子の存在は、物語の深みを決定づける重要な鍵となっている。
■ 怪物級の新星・上坂樹里が挑む「もう一人のヒロイン」
本作は、見上愛演じる一ノ瀬りんと、上坂樹里演じる大家直美という、境遇も性格も対照的な二人の女性が、手探りの中で「看護」の本質を模索する物語だ。
上坂が演じる直美は、教会育ちでアメリカ留学を夢見る、進取の気性に富んだ女性。元家老の娘であるりんと衝突を繰り返しながらも、コレラや赤痢といった疫病の猛威に立ち向かう中で、最強のパートナーへと成長していく。
関係者によれば、上坂の起用の決め手は、その圧倒的な透明感と、内に秘めた意志の強さだったという。クランクイン後、上坂は「毎日が刺激的です。心を込めて、明治を生き抜いた女性の覚悟を演じたい」と意気込みを語っており、視聴者の間では「次世代のスター誕生」への期待が日増しに高まっている。
■ 16年ぶりの多部未華子――“鹿鳴館の華”が導く光
そして、本作に重厚なリアリティを与えるのが、2009年の『つばさ』以来の朝ドラ出演となる多部未華子だ。彼女が演じるのは、歴史上の実在人物でもある大山捨松。
“鹿鳴館の華”と称えられた貴婦人である捨松は、単なる華やかな象徴ではない。日本初の女子留学生として渡米した経験を持ち、看護教育の重要性を誰よりも理解する先駆者として、りんと直美の人生に決定的な影響を与える。
多部は今回の出演にあたり、「ヒロインのお二人に影響を与える重要な役どころに緊張していますが、強い意志を持って人に寄り添う姿を丁寧に表現したい」とコメント。撮影現場では、上坂ら若手俳優たちをその確かな演技力で牽引しているという。ベテランの域に達した多部が、激動の明治をどう体現するのか、その一挙手一投足に注目が集まる。
■ 期待高まる「キャスト相関図」と豪華な顔ぶれ
現在、公式サイトで公開されている風 薫る キャスト 相関図では、那須(栃木)の素朴な風景と、文明開化に沸く東京、そして緊迫感あふれる帝都医大病院という三つの世界が複雑に絡み合っている。
なかでも、病院関係者として脇を固める平埜生成、猫背椿、じろう(シソンヌ)といった個性派や、実力派の仲間由紀恵、筒井道隆らの名前が並び、ドラマの層の厚さを物語っている。さらに、Mrs. GREEN APPLEによる主題歌「風と町」が、この壮大な人間ドラマを彩る。
■ 疫病との闘い、そして現代へのメッセージ
脚本を手掛ける吉澤智子氏は、実在の看護婦をモチーフにしつつも、「不運や逆境に抗い、自らの足で立つ女性たち」を現代的な視点で描き出す。140年前の疫病との闘いは、パンデミックを経験した現代の視聴者にとっても、決して他人事ではない。
上坂樹里の瑞々しい躍動感と、多部未華子の理知的な佇まい。この二人が交錯するとき、2026年の春、私たちの心に新しい時代の『風』が吹き抜けるに違いない。
(経済部・文化担当 記)
【放送情報】 NHK連続テレビ小説『風、薫る』 2026年3月30日(月)スタート(全130回) [NHK総合] 午前8:00~ / [NHK BS] 午前7:30~
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