ウェンバンヤマがヨキッチ超え!スパーズ、TO差でナゲッツを劇的撃破【NBA】
ニュース要約: NBA注目のナゲッツ対スパーズ戦は、スパーズが139-136で劇的勝利を収めた。ヨキッチはトリプルダブルも、ウェンバンヤマが守備で貢献し、次世代エース対決を制す。勝敗を分けたのはナゲッツの致命的な32回のターンオーバーと、スパーズの終盤のフリースロー精度だった。
【NBA】スパーズ、劇的勝利でナゲッツを撃破 ウェンバンヤマ、ヨキッチとの次世代エース対決を制す
終盤の集中力とターンオーバーの差が勝敗を分ける
【サンアントニオ共同】 北米プロバスケットボールリーグ(NBA)は29日(日本時間同日)、ウェスタン・カンファレンス屈指の注目カード、デンバー・ナゲッツ対サンアントニオ・スパーズ戦が行われ、スパーズが139対136の僅差でナゲッツを破り、劇的な勝利を収めた。この一戦は、現役最高峰のセンターと目されるナゲッツのニコラ・ヨキッチ選手と、リーグの守備の柱として急速に成長を遂げるスパーズのビクター・ウェンバンヤマ選手による「次世代エース対決」として大きな注目を集めていた。
この勝利により、スパーズは今季のナゲッツとの対戦成績を優位に進め、ウェスト地区の上位争いに食い込む勢いを見せている。
激しい点の奪い合い、第4Qでナゲッツ失速
試合は序盤から激しい点の奪い合いとなった。ナゲッツは第2クォーター、第3クォーターでそれぞれ41点という猛攻を見せ、前半から中盤にかけてオフェンス力を遺憾なく発揮した。しかし、サンアントニオ・スパーズも粘り強く対応し、トランジションからの速攻や外角シュートで対抗。特にスパーズは第2クォーターで44点を叩き出し、両チームとも高得点合戦の様相を呈した。
勝敗を分けたのは、最終クォーターの集中力とミスの少なさだ。ナゲッツは第4クォーターに入るとスパーズのディフェンスに封じられ、得点はわずか21点に留まった。一方、スパーズは終盤のプレッシャーがかかる場面で、フリースロー成功率94%という驚異的な精度を記録。ナゲッツの反撃を冷静に凌ぎ切った。
特筆すべきはターンオーバー(TO)の差だ。ナゲッツは32回という致命的なミスを犯し、スパーズに多くの追加点とオフェンス機会を与えてしまった。対するスパーズはTOを16回に抑え、安定したゲーム運びを見せたことが、3点差での勝利に直結した。
ヨキッチはトリプルダブルも、ウェンバンヤマが守備で貢献
今回のナゲッツ 対 スパーズ戦は、単なる順位争いの一戦に留まらず、リーグの未来を占うエース対決の場となった。
ナゲッツのヨキッチ選手は、この日もチームオフェンスの起点として機能し、34得点、14リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成。シュート成功率も58.3%と高水準を維持し、MVP候補としての実力を見せつけた。
対するスパーズのウェンバンヤマ選手は、得点面で31得点、12リバウンドを記録しただけでなく、守備面での貢献が際立った。彼は4ブロックを叩き出し、ナゲッツのインサイドへの侵入を徹底的に阻止。ヨキッチ選手がオフェンスの「オールラウンダー」としてチームを牽引するのに対し、ウェンバンヤマ選手は守備の「要」として、スパーズの勝利に不可欠な存在であることを改めて証明した。
両選手のスタッツ比較では、ヨキッチ選手がアシスト面で上回ったものの、ウェンバンヤマ選手も得点とリバウンドで互角の数字を残し、次世代を担う存在としての評価を確固たるものにした。
ウェストの順位争い激化、再戦に高まる期待
この結果、ウェスタン・カンファレンスはさらに混戦模様を呈している。ナゲッツは昨季のプレーオフでの惜敗を踏まえ、安定したディフェンス力の強化が喫緊の課題となっている。一方、スパーズは若手とベテランが融合し、復調基調にある。今回の強豪ナゲッツからの勝利は、チーム再建の明確な成果として、今後の順位浮上に弾みをつけるものとなるだろう。
両チームは、2026年3月12日にも再び相まみえる予定だ。この日のナゲッツ 対 スパーズ戦で見られたように、ターンオーバーの管理能力や、終盤のフリースローの精度といった細部の戦術が、優勝を目指すチームにとって決定的な要素となる。ヨキッチとウェンバンヤマ、二人のスーパースターが繰り広げる激闘は、今後のNBAシーズンにおける最大の注目ポイントであり続ける。
(2025年11月29日付 共同通信)