大森元貴、ソロ再始動とミセス「フェーズ3」への挑戦――多面的クリエイターの新境地
ニュース要約: Mrs. GREEN APPLEのフロントマン大森元貴が、2025年からのソロ活動再始動と2026年1月開幕のバンド「フェーズ3」について語りました。ソロ楽曲『絵画』のリリースや俳優業、ファッションへの造詣、SNSでの演出、さらにAdo等への楽曲提供まで、音楽の枠を超え進化し続ける彼の創作意欲と、国立競技場4日間公演を控えた今後の展望に迫ります。
大森元貴、多面的クリエイターとしての挑戦――ソロ活動再始動とミセスの新章を語る
Mrs. GREEN APPLEのボーカル・作詞作曲担当として日本音楽シーンを牽引する大森元貴が、2025年から本格的にソロ活動を再始動させた。バンドの「フェーズ2」完結を経て、2026年1月からは新たな「フェーズ3」へと突入。国立競技場4日間公演という大型プロジェクトを控える中、創作の場を広げる意義について語った。
約4年ぶりのソロ楽曲リリースが示す「表現の多様性」
2025年5月28日、大森は3rdデジタルシングル『絵画』をリリースした。前作『Midnight』以来、約4年ぶりとなるソロ楽曲の発表に、ファンからは驚きと歓喜の声が上がった。大森本人は「生みだす場を増やすのは心身の健康のため」とコメントし、ソロ活動を「おでかけ」のような位置づけと表現している。
Mrs. GREEN APPLEの活動休止期間を経て、2022年3月から始まった「フェーズ2」では、『ダンスホール』『Soranji』『ケセラセラ』『ライラック』など数多くのヒット曲を生み出してきた。その全37曲において、大森は作詞・作曲・編曲のすべてを担当し、バンドサウンドの核心を担ってきた。2025年4月から6月にかけては6カ月連続リリースという意欲的なプロジェクトを敢行し、「クスシキ」「天国」などの楽曲でファンを魅了した。
こうした精力的な活動の中でソロプロジェクトを並行させることについて、音楽業界関係者は「大森の創作意欲の高さを示すものだ」と評価する。バンドという枠組みの中だけでは表現しきれない感性を、ソロという別の「生み出す場」で昇華させる試みは、アーティストとしての成長を促す重要な要素となっている。
写真展、俳優業――音楽を超えた表現領域への挑戦
大森のソロ活動は音楽にとどまらない。2025年には初の写真展を開催し、Newsweek Japanの表紙にも抜擢された。さらに、NHK連続テレビ小説『あんぱん』関連のスピンオフオーディオドラマ「さいごのうた」に出演するなど、俳優業にも挑戦している。
第76回NHK紅白歌合戦では『あんぱん』のスペシャルステージと『GOOD DAY』(白組トリ)を披露し、年末の音楽シーンを彩った。制作の舞台裏では、メンバーの藤澤涼架とのジョギングエピソードなども共有され、バンドの良好な関係性が垣間見えた。
2026年2月28日には、ミセス初の単行本4冊組が発売予定で、その中には大森のソロ本も含まれる。生い立ちから「フェーズ2」までの軌跡を綴った内容は、ファンにとって貴重なアーカイブとなるだろう。
ファッションと表現力――視覚的ストーリーテリングの進化
大森のもう一つの特徴は、独自のファッションセンスだ。VERSACE、GUCCI、BOTTEGA VENETAといったハイブランドを巧みにミックスしながら、ロックのエッジと大人の余裕を融合させたスタイルを確立している。2026年にはTANAKAのSCULPTURE JACKET(198,000円)のような高級アウターをプライベートで愛用し、音楽シーンでの存在感を高めている。
2026年1月4日には、緑の着物姿をXに投稿し、「女将な俺」というコメントとともに大きな話題を呼んだ。貫禄あるたたずまいとはにかんだ表情のギャップに、ファンからは「最高のギャップ萌え」「美人すぎる」といった反応が殺到した。伝統文化を現代音楽シーンに注入するこの姿勢は、大森の表現力の新境地を示すものといえる。
BEAMSとのコラボレーションで制作されたオリジナル半纏は、大森が楽曲制作時に羽織っていたものから着想を得たアイテムで、「MGA MAGICAL 10 YEARS EXHIBITION」で販売された。ファッションをファンと共有する表現媒体として昇華させる試みは、2026年のシーンにおいて新たな潮流を生み出している。
SNSで見せるミステリアスな一面
大森はSNSの使い方においても独特の存在感を放つ。2025年7月頃、XとInstagramのアイコンとヘッダーを突然真っ黒に変更し、ファンの間に大きな動揺が広がった。「何があった?」「活動休止?」といった声が次々に寄せられ、お通夜のような空気感が漂った。
2026年1月24日頃には、Xのアイコンを魔王のような白黒シルエットに、位置情報を砂時計(残りわずか)の絵文字に更新。「怖い」「終わりがくる?」「カウントダウン?」と心配の反応が殺到する一方で、「新アイコンかっこいい」「サプライズ?」との肯定的な声も上がった。
こうした意味深な更新は、言葉少なで視覚中心のスタイルが特徴だ。直接的なメッセージを発信するのではなく、絵文字や画像で示唆を与えることで、ファンの解釈を誘発する。グループメンバーの若井滉斗、藤澤涼架には変化がないことから、大森独自の演出であることがわかる。
ファンの間では「ロッキンの渋谷陽一氏への哀悼?」「10周年後の新展開?」など多様な憶測が飛び交い、SNS界隈を賑わせている。こうした不安と期待のループは、現代的なアーティスト像として大森の影響力を高めている。
他アーティストへの楽曲提供――プロデューサーとしての才能
大森の才能は自身の楽曲制作にとどまらない。2017年以降、夢みるアドレセンス、私立恵比寿中学、Kis-My-Ft2、TOMORROW X TOGETHER、Ado、ももいろクローバーZ、NiziUなど、多数の人気アーティストに楽曲を提供してきた。
特に注目を集めたのは、2022年にAdoに提供した「私は最強」だ。東映系アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の挿入歌として大ヒットし、大森の楽曲制作能力の高さを広く知らしめた。また、2021年にTOMORROW X TOGETHERに提供した「Force」は、TVアニメ『ワールドトリガー』2ndシーズンの主題歌として起用され、国際的な評価も得ている。
2025年にはNiziUに「AlwayS」、てれび戦士に「こたえあわせ」を提供するなど、幅広い層に向けた楽曲制作を続けている。大森の「脳内イメージをダイレクトに感じられる」打ち込みベースのトラックやポップスアレンジは、各アーティストのイメージに合わせたカスタマイズが評価されている。
卓越した歌唱技術を支えるボイストレーニング
大森の歌声の特徴は、息主体の軽やかなチェストボイス(低中音域)から高音域への滑らかな移行、鼻腔共鳴による透明感、細かなビブラートにある。こうした技術は、ミックスボイス、地声・裏声の拡張、息のコントロール、喉の筋肉バランスを基盤とした包括的なボイストレーニングによって支えられている。
地声上限G4、裏声下限G3を目指す拡張トレーニングは、声帯の高い適応力と体幹の安定を生み出す。バ行・パ行・カ行・ガ行・タ行・ダ行の発音で声門上圧を体得し、高音を地声化する技術は、長年の訓練の賜物だ。
喉のケアについても、筋肉群の機能性向上と体幹安定が重要視される。努力性なく声区操作できるのは、日常的なフィジカルトレーニングと一体化した成果である。息倍音成分の多い声質を維持するため、過度な力みを避け、息の流れを優先するアプローチが取られている。
フェーズ3への期待――国立競技場4日間公演と新たな挑戦
2025年12月31日、「フェーズ2」の完結を迎えたMrs. GREEN APPLEは、元旦にノーメイクの生配信で3人揃って決意表明を行った。2026年4月には国立競技場での4日間公演(FC限定含む)が予定されており、ヤンマースタジアムでの大型公演も発表されている。
「フェーズ3」では、さらなる楽曲更新と新たなアクションが期待される。大森は10周年を象徴する存在として、バンドの中心的役割を担い続ける。ソロとバンドの両輪で創造性を爆発させるその姿勢は、2026年以降の日本音楽シーンに新たな風を吹き込むだろう。
大森元貴という存在は、単なるボーカリストやソングライターの枠を超えて、多面的なクリエイターとして進化を続けている。写真、俳優業、ファッション、SNS――あらゆる表現手段を駆使しながら、音楽の本質を追求する姿は、現代のアーティストとして理想的なモデルといえるかもしれない。
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