【リヴァプール激震】モハメド・サラーが今季退団を正式発表、9年の黄金時代に幕。後継者に久保建英ら浮上
ニュース要約: リヴァプールFCは、象徴的存在であるモハメド・サラーが2025-26シーズン終了後に退団することを発表しました。通算255ゴールを記録した「エジプトの王」はフリーでアンフィールドを去り、新天地はサウジアラビアが有力視されています。クラブは世代交代を急いでおり、後継者候補として久保建英やツィガンコフらの動向を注視。レジェンドの去就と名門の再建に世界が注目しています。
【リヴァプール発】「エジプトの王」がアンフィールドを去る――。
イングランド・プレミアリーグのリヴァプールFCは3月24日、所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(33)が、2025-26シーズン終了をもって退団することを正式に発表した。サラー本人も自身のソーシャルメディアを通じてビデオメッセージを投稿し、「残念ながら、この日が来てしまいました。今シーズン終了後、私はリヴァプールを離れます」と、9年間にわたる栄光のキャリアに終止符を打つことを明かした。
世界中のファンに衝撃を与えたサラー退団のニュース。リヴァプールの象徴として君臨し続けたレジェンドの去就と、ポスト・サラーを巡るクラブの動向を追った。
契約解除の舞台裏:不調と「新風」を求めるクラブの決断
サラーとリヴァプールの契約は、2025年4月に更新されたばかりで、本来であれば2027年夏まで残っていた。しかし、クラブと選手サイドの協議により、契約を1年前倒しで解消し、今季終了後にフリーエージェント(FA)として退団することで双方が合意に至った。
背景にあるのは、今シーズンの成績不振と世代交代の波だ。昨シーズン(2024-25)、サラーは公式戦で29得点18アシストを記録し、チームをプレミアリーグ制覇へと導く原動力となった。しかし、今季はここまでリーグ戦22試合に出場し5ゴール6アシストと、これまでの「驚異的な数字」からすれば物足りない結果に留まっている。また、一部では監督との確執も取り沙汰されており、34歳を目前に控えたエースの放出は、クラブにとって構造改革への苦渋の決断といえる。
リヴァプール側は、本来得られたはずの多額の移籍金を放棄することになるが、功労者であるサラーの意向を尊重し、ファンに対して早期に透明性を確保することを優先した形だ。
通算255得点、アンフィールドに刻んだ「生ける伝説」
2017年にイタリアのローマから加入して以来、サラーが築き上げた金字塔は枚挙にいとまがない。公式戦通算435試合に出場し、歴代3位となる255ゴールを記録。4度のプレミアリーグ得点王に輝き、悲願のリーグ優勝やチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、リヴァプールの「黄金時代」の顔として常に最前線に立ち続けた。
サラーは別れのメッセージの中で、「このクラブ、この街、そしてファンのみんなへの感謝を言葉にするのは難しい。ここで過ごした時間は私の人生の宝物だ」と静かに語った。地元メディアは一様に「エジプト王の帰還ならぬ離別」を惜しみ、SNS上では「アンフィールドから太陽が消えるようだ」と嘆くファンの声が溢れている。
新天地はどこか? 加熱するサウジアラビアの争奪戦
サラー退団が確定したことで、世界中のビッグクラブがその動向を注視している。現時点で新天地の最有力候補と目されているのが、サウジアラビアのプロリーグ(SPL)だ。
2023年夏には、アル・イティハドが1億5000万ポンド(約310億円)という破格のオファーを提示した経緯がある。当時はリヴァプールが拒否したが、今回は移籍金がかからないFAでの獲得となるため、アル・ナスルを含む複数のサウジクラブが、年俸240万ポンド(約5億円)超という巨額契約を準備しているとされる。
一方で、アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)や、欧州の他クラブへの移籍の可能性も消えていない。サラーの代理人であるラミー・アッバス氏は「次なる移籍先は未定」としており、シーズン終了まで憶測が飛び交うことになりそうだ。
「ポスト・サラー」候補に久保建英の名も
エースの退団は、リヴァプールの戦力に「壊滅的な打撃」を与えるとの試算もある。今季のサラーは得点数こそ減少しているが、チームの攻撃関与率は依然として30〜40%を占めており、その穴を埋めるのは容易ではない。
現在、リヴァプールのフロントが後継者としてリストアップしているとされるのが、バイエルン・ミュンヘンのレロイ・サネ、ジローナのビクトル・ツィガンコフ、そして日本代表の久保建英(レアル・ソシエダ)だ。
特にツィガンコフは、右ウイングからの鋭いカットインやドリブルスタイルがサラーに酷似しているとして、スカウト陣が熱心に視察を続けているという。また、一時期有力候補とされた久保建英についても、クラブは継続して動向を監視している模様だ。
「モハメド・サラー」という偉大な名前がスタメンから消える来シーズン、リヴァプールはどのような姿で再出発を切るのか。アンフィールドでの「ラストダンス」は、残りわずか数試合。世界中のサッカーファンが、背番号11の最後の一蹴りに注目している。
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