三菱デリカD:5が18年目の大刷新!2026年1月発売、予約殺到のSUVミニバン進化の全貌
ニュース要約: 三菱自動車は「デリカD:5」のビッグマイナーチェンジモデルを2026年1月に発売します。独自の四輪制御技術AWCの進化や内外装の刷新により、予約受注は既に5200台を突破。キャンプや車中泊需要を背景に、悪路走破性を備えた唯一無二のSUVミニバンとして圧倒的な支持を得ています。2027年のフルモデルチェンジや電動化の動向にも注目が集まる、三菱の看板車種の最新情報をお届けします。
三菱デリカD:5、18年目の大変革──2026年1月発売へ、SUVミニバンの新境地
2025年12月19日
三菱自動車工業の看板車種「デリカD:5」が、発売から18年目にして大きな転換点を迎える。同社は2025年冬に改良型のプロトタイプを公開し、量販モデルを2026年1月9日に発売すると発表した。ジャパンモビリティショー2025で披露された新型は、エクステリアとインテリアの刷新に加え、独自の四輪制御技術「AWC(All Wheel Control)」の進化を核とした「ビッグマイナーチェンジ」と位置づけられている。
予約受注5200台突破、根強い人気を証明
改良型デリカD:5の予約受注は12月17日時点で既に5200台を突破し、納車待ちは数カ月に及ぶ見込みだ。2025年1月から11月までの登録台数は約2000台と前年比で倍増しており、国内ミニバン市場における存在感は一層際立つ。三菱関係者によれば「キャンプや車中泊需要の高まりに加え、悪路走破性を備えたミニバンという独自性が評価されている」という。
現行モデルの納期は、標準車とアーバンギアで12カ月、シャモニーやブラックエディションで34.5カ月程度。改良型の導入により、今後は納期がさらに延びる可能性が高い。中古車市場でもリセールバリューは堅調で、2022年頃からの売れ行き増加が相場を下支えしている。改良型の価格は従来比約30万円の値上げが見込まれるため、旧型の中古需要も一段と高まりそうだ。
SUVテイストと実用性、競合との差別化
デリカD:5の最大の特徴は、ミニバンとSUVの境界を曖昧にする設計思想にある。トヨタのヴォクシーやホンダのステップワゴンといった競合が室内空間の広さや低床設計、燃費性能で勝負する中、デリカは車高が高く大径タイヤを採用したオフロード志向の構造で独自路線を貫く。AWCによる四輪駆動力配分とトラクション制御は、濡れた路面や雪道、不整地での安定性で他のミニバンを圧倒するとの評価が多い。
一方で燃費面では2.2Lディーゼルエンジン搭載でWLTC12.6km/L前後と、ハイブリッド車を展開する競合には及ばない。それでも「悪路を走れるミニバン」という明確な商品コンセプトが、アウトドア志向の家族層やキャンプ愛好家から支持を集めている。
カスタムパーツ市場も活況
デリカD:5のキャンプ・車中泊向けカスタム需要も拡大を続けている。2025年には、ルーフラック専用の高輝度LEDキット(12万9800円)や、耐荷重100kgのアルミスライドフロア(17万6000円)、厚さ80mmのベッドキット(11万8000円)など、実用性の高いパーツが相次いで投入された。専門店のFLEXやオートフラッグスでは、これらのパーツを組み合わせたコンプリートカスタム車両も人気を集める。
シートアレンジの自由度とルーフキャリアの活用により、テントポールやクーラーボックスといった長尺物の積載も容易だ。「アーバンアウトドアスタイル」と呼ばれるマットブラック加飾やエアロパーツを施した仕様は、街乗りとアウトドアの両立を実現し、デリカならではの多様性を象徴している。
2027年のフルモデルチェンジ、電動化の行方
今回の改良は「ビッグマイナーチェンジ」に位置づけられ、次期フルモデルチェンジは2027年頃が有力視されている。業界筋では次期型が「デリカD:6」と呼ばれる可能性や、電動化技術の搭載が取り沙汰されるが、三菱公式からの確定発表はない。開発責任者は「環境規制に対応したパワートレインの選択肢を検討中」と語るにとどめており、日産自動車との提携によるe-POWER技術の採用も噂されるものの、現時点では憶測の域を出ない。
三菱自動車は2023年に策定した中期経営計画「Challenge 2025」で、2025年度に販売台数110万台、営業利益2200億円の達成を目標に掲げた。しかし、2025年度の見通しは営業利益1000億円と当初計画を大きく下回る見込みで、関税政策の影響や市場環境の変化が響いている。アセアン・オセアニア地域を「成長ドライバー地域」と位置づけ、電動車9車種を含む16車種の投入を進めるが、デリカのような高価格帯SUVミニバンの国内販売好調が、同社の収益基盤を下支えする構図は今後も続くとみられる。
18年目の挑戦、ブランド価値の維持へ
デリカD:5は2007年の発売以来、一貫して「オールラウンドミニバン」の旗印を掲げてきた。18年の歳月を経てもなお商品力を維持できる背景には、他社が追随しにくい独自性と、時代のニーズに応えるカスタマイズ性がある。2026年1月に量販が始まる改良型が、この伝統をどう継承し、新たな価値を提示するのか。そして2027年に予想されるフルモデルチェンジで、電動化時代にどう対応するのか。三菱自動車の「チャレンジ」は、デリカD:5とともに続いていく。
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