【ラ・リーガ】久保・浅野欠場の日本人対決はソシエダに軍配!マジョルカは0-1惜敗で降格圏脱出ならず
ニュース要約: ラ・リーガ第26節、マジョルカ対レアル・ソシエダの一戦は、久保建英と浅野拓磨の両日本人選手が負傷欠場する中、ソシエダが1-0で勝利しました。前半36分のカルロス・ソレールの決勝点を守り抜いたソシエダが7位をキープした一方、決定力不足に泣いたマジョルカは連敗で18位に沈み、残留争いに向けて攻撃陣の奮起が急務となっています。
【マジョルカ発=共同】
ラ・リーガ第26節、18位に沈むRCDマジョルカと、欧州カップ戦出場権を争う7位レアル・ソシエダの一戦が2月28日(日本時間3月1日)、マジョルカの本拠地スタディ・デ・マジョルカで行われた。注目の日本人対決として期待されたマヨルカ 対 ソシエダの一戦だったが、久保建英、浅野拓磨の両日本人アタッカーがいずれも負傷欠場。試合は前半に挙げたカルロス・ソレールのゴールを守り切ったレアル・ソシエダが1-0で勝利し、勝ち点を38に伸ばした。
■「至宝」不在の古巣対決、軍配はソシエダに
試合前からスタジアム周辺は異様な熱気に包まれていた。かつてマジョルカで飛躍のきっかけを掴み、現在はソシエダの攻撃のタクトを振るう久保建英の帰還は、地元ファンにとっても最大の関心事だった。しかし、直前の負傷により久保の欠場が決定。ホームのマジョルカも、快足を武器に得点源の一翼を担う浅野拓磨を怪我で欠き、両チームともに「日本の矛」を失った状態でのキックオフとなった。
試合は序盤から、ボールを保持して主導権を握ろうとするソシエダに対し、降格圏脱出を目指し新監督ミェリ体制のもとで守備を固めるマジョルカという構図が鮮明となった。マジョルカは主将のアントニオ・ライージョを中心に、ホアン・モヒカ、パブロ・マフェオら実績のあるディフェンス陣が強固なブロックを形成し、ソシエダの侵入を阻む。
均衡が破れたのは前半36分だった。ソシエダのアタッカー、ゴンサロ・ゲデスが中央をドリブルで強行突破。マジョルカの守備陣に当たってこぼれたボールを、走り込んだカルロス・ソレールが豪快に右足で振り抜く。地を這うような鋭いシュートがネットを揺らし、アウェーのソシエダが先制に成功した。
■マジョルカ交代策実らず、攻撃の連動性に課題
1点を追う展開となったマジョルカは、後半に入り反撃の糸口を探る。セルジ・ダルデルを起点にサイドへ展開し、ダニ・ロドリゲスのクロスから好機を演出しようとするが、フィニッシュの局面での精度を欠いた。交代枠を使い、79分にはマテウ・モレイやマヌ・モルラネスを投入して前掛かりな姿勢を見せるものの、ソシエダの組織的な守備を崩し切るまでには至らない。
タラツ監督率いるソシエダは、不測の事態にも動じなかった。1点リード後は無理にリスクを冒さず、ジョン・アランブルやディエゴ・チャレタカーが粘り強い対応を見せる。終盤、ジョン・ゴロチャテギが警告を受けるなどマジョルカの圧力にさらされる場面もあったが、守護神アレックス・レミロを中心とした集中力は途切れなかった。
結局、試合はそのままタイムアップ。17,120人の大観衆が見守った「マヨルカ 対 ソシエダ」の対戦は、効率よく得点を挙げたソシエダに軍配が上がった。
■残留争いと欧州圏争い、明暗分かれた両軍
この勝利でソシエダは3試合ぶりの白星を手にし、暫定7位をキープ。久保建英という絶対的な主軸を欠きながらも勝ち点3を持ち帰ったことは、チームの底力を証明する形となった。
一方のマジョルカは、直近のアトレティコ・マドリード戦に続く連敗となり、18位と降格圏から抜け出すことができなかった。ミェリ新監督のもとで組織再編を進めている最中とはいえ、26試合で得点29という決定力不足は深刻だ。浅野拓磨の早期復帰が待たれるとともに、次節以降の厳しい戦いに向けて攻撃陣の奮起が急務となっている。
ラ・リーガのシーズンも残り12試合。残留を争う「島国」のプライドか、欧州の舞台を目指す「バスク」の誇りか。日本人対決の実現は次戦以降に持ち越しとなったが、両チームの意地がぶつかり合った一戦は、今後の残留・上位争いを占う上で重要な意味を持つ90分となった。
【試合リザルト】 ラ・リーガ第26節 マジョルカ 0-1 レアル・ソシエダ (得点者:36分 カルロス・ソレール)